スタンペックスジャパン2022 概要

展覧会の概要
会期:2022年3月26日(土) – 28日(月)
会場:郵政博物館(東京都墨田区・東京スカイツリータウン内)
規模:90フレーム
主催:(特非)郵趣振興協会 /(公財)通信文化協会(郵政博物館)
協賛:スタンペディアプロジェクト
後援:カルトールセキュリティプリンティング社、切手市場、(一社)全日本郵趣連合、(公財)日本郵趣協会(50音順)

主催者・審査委員長からのご挨拶


郵政博物館長 藤本 栄助
(公益財団法人 通信文化協会)

 「STAMPEX JAPAN 2022」が開催となります。本年、新型コロナウイルス感染流行の中、新たな展示会のかたちを模索しつつ、「STAMPEX JAPAN2021」を開催いたしました。
 開催当日までは、郵政博物館の企画展示室では狭すぎて物足りないのではないかと思っていましたが、ふたを開けてみれば、ちょうどいいフレーム数で見やすいという意見を数多くいただき、安心した次第でございます。
 現在、切手展や展示会が開催されるようになりましたが、従前のような形のイベントと共に華々しく開催するということは難しく、どこの団体も手探り状態での運営を余儀なくされています。今後はコロナ禍を見据えた切手展の開催を求められるのかもしれません。
「STAMPEX JAPAN」が末永く皆様に愛される切手展になるよう努力していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


スタンペックスジャパン2022審査委員長 佐藤 浩一

 “PHILANIPPON 2021” の開催決定を契機に、「スタンペックスジャパン」は国内収集家の出品作品を国際的に通用するよう啓蒙することを目的に企画されました。
審査は主として FIP 登録審査員によるものとし、FIP 基準で審査される全国切手展として位置づけられており、クリティークを通して詳細なアドバイスを出品者に還元することとしています。
今年の開催は新型コロナウィルス感染拡大の影響のなかで十分な感染予防対策の基で開催され、“PHILANIPPON 2021”への出品作品の準備に役立つことができたものと考えております。来年まで新型コロナウィルス感染の影響が残るかは不明ですが、いずれにしても十分に感染予防の対策を取りながら「スタンペックスジャパン2022」を開催できるものと期待しています。
来年にはこれまでに延期されていた国際展が数多く開催される予定となっております。“PHILANIPPON 2021”の結果に満足できた方は更に上位のメダルを目指し、改善の余地ありとされた方は作品を改良され積極的に国際切手展に出品されるよう、「スタンペックスジャパン 2022」への出品を有効に利用していただき、出品作品の最終調整を行う一助となるよう願っております。
「スタンペックスジャパン」審査チームの目標は、出品作品が国際展でも同レベルの評価を得られるよう指導させていただくことですので、是非積極的に「スタンペックスジャパン 2022」にご出品ください。

SaiToru
スタンペックスジャパン2022実行委員長 斎 享

 コロナ過においてPHILANIPPON2021は関係者方々の並々らぬ努力のおかげで、アジア国際展として開催され、成功裏に閉会いたしました。
ここ数年、郵趣の世界も変化しております。郵趣品を入手するのは、以前は国内オークション誌が主体でしたが、パソコンの普及によりヤフーオークションやオンラインオークションが定着しました。海外の業者からも、Philasearchやebayなどを通じて、切手が入手しやすくなりました。
とはいえ、当然のことながら入手品だよりでは十分ではありません。国際切手展への出品には、展示技術が必要です。しかし、どのようにすべきか悩み、出品を尻込みする方も多いのではないでしょうか。
スタンペックスジャパン2022は、今年も郵政博物館で開催されます。国際展審査員による対話、講評があり、納得するまで指導を受けることができます。国際展でレベルアップするための早道となり得る切手展ですので、参加する意義は大きいと思います。
私もMACAO 2018、CHINA2019を通じて国際展に初めて参加してみましたが、世界の収集家が一堂に集まり、これまでに経験したことのない世界が広がり、特別な時間を過ごすことができました。美味しい食事やショウを楽しむ表彰式では、仲間ができ、世界が平和になるように感じられ、素晴らしい切手展でした。
若い収集家や初めて出品する方には、国際展でより良い賞を取るための登竜門としてスタンペックスジャパンをお考えいただきたいと思います。是非この機会を利用し、国際展へ参加、参観することにより、コレクションの質を上げていただきたいと思います。