スタンペックスジャパン2021 概要

展覧会の概要
会期:2021年4月10日(土)~13日(火)
会場:郵政博物館(東京都墨田区・東京スカイツリータウン内)
規模:100フレーム
主催:(特非)郵趣振興協会 /(公財)通信文化協会(郵政博物館)
協賛:スタンペディアプロジェクト
後援:カルトールセキュリティプリンティング社、切手市場、(一社)全日本郵趣連合、株式会社鳴美、(公財)日本郵趣協会(50音順)

主催者・審査委員長からのご挨拶


郵政博物館長 井上 卓朗
(公益財団法人 通信文化協会)

 今年は新型コロナウイルス感染症の流行の状況に鑑み、残念ながら「STAMPEX JAPAN2020」の展示会は中止となりました。今回、新たな展示会のかたちを模索しつつ、「STAMPEX JAPAN2021」を開催できることを主催者の一人として嬉しく思っております。
 郵政博物館は郵政の歴史研究とそれに伴う展示を中心に活動を行ってきましたが、郵趣分野についてはあまり積極的には行っていませんでした。こうして新たな国際展準拠の全国切手展を郵政博物館にて開催できること、皆様の作品を一堂に展示できることを何よりも喜ばしく思います。
 至らない部分もあるかと思いますが、この「STAMPEX JAPAN」が皆様に愛されるよう努力していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。


スタンペックスジャパン2021審査委員長 佐藤 浩一

 PHILANIPPON 2021 の開催決定を契機に、「スタンペックスジャパン」は国内収集家の出品作品を国際的に通用するよう啓蒙することを目的に企画されました。審査はFIP登録審査員によるものとし、FIP基準で審査される全国切手展として位置づけられており、クリティークを通して詳細なアドバイスを出品者に還元することとしています。今年の開催は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け残念ながら中止されましたが、来年には十分に感染予防の対策を取りながら開催できるものと期待しています。
 新型コロナの世界的な蔓延の影響を受け、今年中に開催を予定していた国際切手展はすべてが中止・延期されてしまいました。皮肉にも昨年6月に武漢で開催された世界切手展以降の開催が無く、この次に開催される世界切手展がPHILANIPPON 2021 になりそうな雲行きです。
 新型コロナの影響で海外ではバーチャルでの切手展の開催も計画されていますが、切手展の醍醐味はやはり実際に現物を展示し、審査員が展示作品を詳細に審査し、展示フレームを前に同好の方々と交流することにあります。PHILANIPPON 2021に出品を予定されている皆様には「スタンペックスジャパン2021」を有効に利用していただき、FIP登録審査員による世界展スタンダードでのクリティークを受け、必要であればPHILANIPPON 2021出品作品の最終調整を行う一助となるよう願っております。「スタンペックスジャパン」審査チームの目標は、出品作品が国際展でも同レベルの評価を得られるよう指導させていただくことですので、是非積極的に「スタンペックスジャパン2021」にご出品ください。

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スタンペックスジャパン2021実行委員長 安藤 源成

 昭和20年代には切手蒐集は「趣味の王様」として、頭の良い高学歴で経済的に裕福な知識人が成す趣味と言われていましたが、30年代に「数年後に切手は値上がりし儲かる」と言う風評が広まり多くの方が郵便局に記念切手の購入に走り、40年代にピークを迎え、各地で切手展が開催され全盛を迎えました。
 その後バブルが終わるのを境に切手蒐集は衰退の一途を辿り平成を迎えました。郵趣界はゼネラル蒐集から専門蒐集に移行し、切手の展覧会が一般の切手集めの庶民から見放されましたが残った専門コレクターは世界各地で開催される国際切手展で活躍するようになりました。
 日本の国内切手競争展には「金」から「佳作」まで上下が決められていますが「銅」より「銀」以上が多い。かつてはその逆でした。他界の展覧会、例えば「日展」「院展」「日本伝統工芸展」等は入選することが難しく「賞」は特別賞のみです。コレクターから切手展に出品が少く、出品者が固定化しているのも見逃せません。国際展規則に完全に準拠できない展覧会については、もっと世間を見習うべきではないでしょうか?スポーツ界の様に種目別にしても良いのでは?とも思います。
 「スタンペックスジャパン」は小規模の高尚な展覧会として展示を許される事が難しく、許されれば名誉であり、その作品の蒐集品内容、展示方法等を国際展に出品経験のある先輩方からアドバイスして戴き、国際展に出品する資格を与えられる展覧会です。この日本の「国際展の登龍門」を経て、出品者には、世界の郵趣界に羽ばたいて戴きたいと思います。若い方々の御活躍を懇願いたします。