3月3-4日に会期が迫った、郵政博物館特別コレクション展「安藤源成展–傘寿記念 フィラテリー歴70年の軌跡」において展示される作品の一部をプレビューとしてお目にかけます。
今回ご紹介するのは、これまで余り公開されたことのない「U小判切手」のコレクションです。
以下は、ご本人による作品解説です。
ゼネラル・コレクターとして手彫から現行まで手掛けましたが、平成5年5月、家屋を全焼した際に全てを失い、未使用切手収集を諦めて使用済切手とエンタイヤ、葉書に限定しました。
小判切手関係は殆ど処分したのですが、残っていたU小判切手3種の消印と使用例に重きを置いて展示します。
画像は短期で終了した「書留書状料金9銭時代」に相当する、明治33年に肥前浦代局から差立てられたカバーで、U小判2銭は切手上に糊がひかれた珍しいバラエティとなっています。