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今週 開催予定のオンライン郵趣イベント

外国切手研究会 第54回Zoom例会レポート

202151日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第54Zoom例会』レポートです。参加者9人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)前回の続きでハワイ王国1866年発行バンクノートイッシュー5セント(SC#32)切手のカバーを紹介。

1通目、1881416日、Wailuku,Mani発、スコットランド宛のハワイUPU加盟以前での無効扱い使用例、詳細はスタンペディア、The Philatelist Magazine23号の257ページより謎解郵趣で御本人が詳しく解説されておられますが、この当時ハワイからアメリカ経由の外国宛郵便物は同国迄の料金はハワイ切手、同国よりの料金はアメリカ切手を貼付する必要があった、全額がハワイ切手の貼付だった為、中継のサンフランシスコで不足料扱いの処理をされたカバー、この様な処理をされたカバーは現存1通の希少品。

2通目、188369日、Kohala発、ニューヨーク宛、一旦受取られた後、アメリカ3セント切手が貼られたコネチカット州ニューヘブンへの転送便カバー。

3通目、1884511日、Honolulu発、ドイツ宛だが国内で転送されている、本来は島内間郵便用のHonolulu局の日付印が外信便に使われており、赤インクで押されているのは2ヶ月の使用期間だった、カバーでは23通しか確認されていない。

4通目、187089日、Honolulu発、コネチカット州ノーウィッチ宛、4倍重量便カバー、切手は裏面貼で1セント過貼だが、表に押されているHonolulu局の赤い消印はこれも約2ヶ月の使用期間でカバーでは10通しか確認されておらず、5枚貼ストリップと合わせて希少な物。

5通目、188431日、Honolulu発、パリ・フランス宛、ローマ・イタリアへ転送された2倍重量便4枚貼カバー。

2人目)スイス・不足料切手のカバーを紹介、ヨーロッパからの郵便物が多いので、他の地域からのマテリアルを増やすようにしているとの事、セカンドシリーズを収集しているが、製造面では26種の版が有る。

1通目、グアマテラよりジュネーブ宛、封筒右上の書き込みVia Livingston はどこを経由したのか、宛先Geneve下の最下部は何と書かれているのか質疑応答でも分かりませんでした。

2通目、オーストラリア・ヴィクトリアよりブリンディジ経由、100サンチームの高額な不足料切手は小包などの大型郵便物で使われる事が多く、封書で使われているのは少ないとの事です。

3通目、スイス国内便絵葉書での使用例、なぜか5サンチームの不足料金が取られている、質疑応答でも切手の有効期限切れや留置料金、封書扱いなどの推測が出ましたが、こちらも詳細は分かりませんでした。

3人目)オランダ領東インド・日本占領地時代のバッテン加刷、英語ではCross Overprint と呼ばれる切手の紹介、この加刷が使われたのはスマトラ島のリオ州、西海岸、ベンクーレン州の3箇所、加刷のタイプは色々有るが約30種類、大半はゴム印による手押しで一部木片による物も有った、加刷色は黒と紫。

1942111日に日本がオランダに宣戦布告、3月にはスマトラ全土を占領したが切手の製造が間に合わない為、残存していた切手を押収し、新旧女王図案切手に対してバッテン加刷を行った、19424月にはオランダ女王肖像の切手の使用を禁ずるとの通達が出ているが、この加刷は6月に現れている、水っぽいインク(Type371) やブラシで擦ったような(Type381) 特徴の有るタイプも有る。

当初はバッテン加刷だけだったが、19434月には大日本郵便の文字が再加刷された、十字の加刷や文字が大日本のタイプも有る。

オランダ本国のDAI NIPPON 郵趣会で発行されているカタログや専門書ではタイプ分類、偽物の判別等が詳細に記載されており、種類も多く非常に複雑で大変そうだが、とても面白そうな対象と思います。

4人目)バングラディシュ・加刷切手の紹介、1971年にパキスタンより独立した時、パキスタンの切手にバングラディシュの国名を加刷して発行された記念切手だが、各郵便局で独自に加刷された為、どれだけの種類が有るのか分からない切手。

現在のバングラディシュはアジアの中でも経済状態が悪く、現地収集家の調査なども進んでいない為と思われる、しかしながら鉄道図案切手の為か、以前ほど安価ではなくなっているとの事です。

5人目)最近の国内インターネットオークションで落札された、旧中国切手ロットの考察、様々な切手の組合わせだが、郵便目的で製造されたジャンク船の偽物切手4枚ストリップ2点と、ジャンク船に加刷された切手1枚が含まれている、ジャンク船の偽物切手は以前は良く見かけたが、最近は少ないとの事で、これだけで落札価格の元を取れるのではとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

故郷の郵便の歴史展 開催方法の変更のご案内

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年 数回開催している一般切手展です。2021 年度も、5 月 8 日に開催予定の展覧会を皮切りに複数の展覧会を予定しております。

この内、「故郷の郵便の歴史展」(5月8日〜16日)について、緊急事態宣言の発出に伴い郵政博物館が臨時休館したことから、開催方法などを変更することになりましたので、ご案内差し上げます。

会期・場所
元 2021年5月8日(土)〜16日(日) 郵政博物館にて展示
新 2021年5月8日(土)〜16日(日) クラウド展示(ホームページ)
  2021年5月15日(土)〜16日(日) 郵政博物館にて展示

なお、日本郵便が向島郵便局窓口で本展覧会の開催を記念する小型日付印を5月8日(土)の1日限定で使用します。

南方占領地切手コレクターズクラブ 第11回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第11回ZOOM例会レポート

 

2021年4月28日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は8名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ・香港 2次昭和切手・八紘一宇4銭使用例

2次昭和切手は東郷5銭を除き、南方使用は非常に少ないです。香港では台湾経由で他の地域よりは多くの2次昭和切手がきたと考えられますが、他地域では持ち込み使用のようなものしか見られません。

2)スマトラ 東海岸 2種類の加刷

スマトラの大日本枠付き加刷は手押しであったので、二重加刷や逆加刷などが存在します。本品はタイプの違う大日本加刷のなされたもので、新発見の品です。

3)海軍地域 旧女王10c切手にセレベス錨

蘭印の封書用10c切手は本国からの旧女王切手輸入がストップし、KOLFF印刷製一番切手として、新女王10c切手が1941年2月に発行されました。戦時中の旧女王10c切手の郵便局での在庫はなく、この切手を台とした加刷切手はどれも貴重です。輸出できなかった5,10,15cent切手は戦後無加刷で使用されています。

4)ビルマ バッテン加刷の向き違い

ビルマでも敵国国王の肖像をバッテンで抹消していました。本品は普通のバッテンとは向きが違って加刷されているものです。

5)スマトラ ジャンビーの慈善切手

ジャンビーは郵便量が少なく、最もみられるNipponMAの加刷でも多くは残っていません。

本品は少ないNipponMA加刷が、同じく少ない台切手である慈善切手になされたものです。

6)フィリピン 2次昭和切手・八紘一宇の使用例

フィリピンでは昭和切手の使用は主に持ち込みによると言われています。本品は封書7c時代にフィリピン正刷1cを3枚と八紘一宇4銭を1枚貼っています。不足量切手がなぜか張り付けられていますが、料金的には必要なかったはずのものです。

7)ジャワ 新女王切手の使用例?

ジャワでは蘭印切手が無加刷で使われました。しかし新女王切手のみは占領初期にごく少数の使用例があるのみで、以降は使用禁止になりました。ジャワのTOEBANであるなら03年表示ですが、本品は43年の消印です、どうでしょうか?

8)スマトラ スマトラ新聞の日本宛て

ほとんどの占領地から日本宛ての郵便料金は、占領地内の料金と同額に据え置かれました。スマトラ内の定期印刷物料金が1cであったため、日本宛ても1cで新聞を送ることができました。

9)スマトラ 陽明門10銭切手貼り

南方占領地には日本から昭和切手が持ち込まれました。スマトラでも同様であり、スマトラでの1c=日本の1銭として通用しました。KISARAN 11.7.42 検閲印の横にある5は検閲者の番号でしょうか?他に似たような番号のついたものはありますか?コメントをいただければ幸いです。

 

10)海軍地域 小スンダ錨加刷ブロック

小スンダ錨加刷は機械加刷と手押し加刷があったとみられています。機械加刷も版の組み方が何種類かあり、横一列に組んだと思われるものと縦一列に組んだと思われるものがあります。

 

以上のマテリアルと、現在進行中のオークションの話題で盛り上がりました。

 

次回の開催は5月26日20時からです。

 

以下は上記 2,4,5,6,7,8,9,10の画像です。

 

外国切手研究会 第53回Zoom例会レポート・後編

2021424日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第53Zoom例会』レポート後編です。参加者9人中6人の発表で質疑応答が有りました。

4人目)前回の続きでハワイ王国1866年発行バンクノートイッシュー5セント(SC#32)の紹介。

1リーフ目、トライアルカラープルーフの紹介、全部で9色か10色有ると言われているが、基本的な7色が揃っているコレクション。

2リーフ目、厚紙に印刷されたプレートプルーフで4枚ブロックは非常に希少、ラージダイプルーフ、”SPECIMEN”のセリフ付きとセリフ無し、目打エラーなど。

3リーフ目、未使用4枚ストリップ、未使用銘版付田型ブロック、使用済マルテイプルは難しいが田型ブロックと5枚ストリップなど。

4リーフ目、1通目アメリカ宛コンビネーションカバー、2通目アメリカ宛、Hawaiian Steam Serviceの印は当時の特急便のような扱いで専用の船で運ばれた物、料金は15セントで残りの10セントは現金で支払われたと思われる。

5リーフ目、プロシアン・クローズド・メールカバー、大変貴重な使用例で詳細はスタンペディア、The Philatelist Magazine4号の27ページより謎解郵趣で御本人が詳しく解説されており、一部紹介させて頂きます。

ここで、このプロシアン・クローズド・メールについて、説明をしておきましょう。当時プロシアはドイツ・オーストリア郵便連合(German Austria Postal Union)に加盟をしており、そのメンバーはプロシア以外にも、オーストリア、ババリア、サクソニー、ウイルテンベ ルグ(Wurttemberg)、メクレンブルグシュベリン(Mecklenburg-Schwerin)、メクレンブ ルグスレリッツ(Mecklenburg-Strelitz)、オルデンブルグ、ブレーメン、ルクセンブルグ、ブラン ズウィッグ、リューベックおよびハンブルグがあった。

これらの宛先に手紙を送付する場合、ハワイはアメリカ本国を通じて手紙を送付するしかない のであるが、アメリカ本国とこのドイツ・オーストリア郵便連合加盟国との間で郵便を送付する 手続きとして交換局のニューヨーク局を介して郵便物の送付が1861年から行なわれたが、その郵便料金は前払いで28セント、後払いで30セント(collect paid)であった。 」

「本件は18661019日にハワイから差し出されたSingle rate letterでプロシア・ベル リン宛のカバーである。料金はハワイからアメリカ本土までが5セント、アメリカよりプロシア宛 料金が28セント料金ですが、完全に料金を支払っている状態(Prepaid)で取り扱われている。 アメリカにおける料金はホノルル局で支払われ、中継局のサンフランシスコ局でアメリカ切手を貼 付したものである。

アメリカ切手の24セント切手は1861年発行のものである。アメリカよりプロシア宛の料 金は前述の通り28セントであったが、その記しがアメリカ切手の左側に赤鉛筆で28cmanuscript(手書き)がなされており、(サンフランシスコ局日付印左側)この記しは正しい料 金を示しており、4セントが不足していることになるが、4セント切手が脱落しているか、4セ ント分を現金で支払ったのかのいずれかであるが、他のサンフランシスコ局の日付印が見られな いため、後者の使用例だと思われる。」

6リーフ目、アメリカ1869年ピクトリアルシリーズとのコンビネーションカバー、このシリーズとのコンビネーションカバーは非常に少ない。

7リーフ目、アメリカ1861年シリーズとのコンビネーションカバー、2セント切手5枚の10セントがHawaiian Steam Serviceの料金として使われている

5人目)日本切手だが、1960年発行国際文通週間「蒲原」3枚貼と25円航空切手貼、ドイツ宛航空便カバーの紹介、発行月使用例で当時の第3地帯宛料金115円分が貼られている。

「蒲原」は国際文通週間切手の中でも1番人気で未使用評価も高く、ブームの時は買えなかった方も多いかと思われます、使用例も少なくこの贅沢な3枚貼り外国宛実逓カバーは素晴らしい1品と思います。

6人目)マイナーな国の最近の切手を収集している中より、カバー2点の紹介。

1通目、アフリカ・ブルンジより1982年発行動物シリーズのキリン3枚とライオン1枚他貼のスエーデン宛実逓カバー、この動物シリーズ13種セットは比較的高価、この低額面4枚だけでもそれなりの値段となるが安価で購入出来た。

翌年にはこのシリーズにWWFのパンダマークが加刷されたセットも発行されており、こちらもブルンジの中では比較的高価になっている。

2通目、カンボジアが1970年より75年迄、クメール共和国だった時期の1973年フランス宛書留実逓カバー、この時期は内戦状態の上に5年間だった為に数は少ないが、区別されずに安価で販売されている事もある。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第53回Zoom例会レポート・前編

2021424日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第53Zoom例会』レポート前編です。参加者9人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)ウルグアイ・スタンプレスカバー3通とMontevideo Sunsと呼ばれる初期シリーズの政府印刷切手を紹介。

1通目、1836719日モンテビデオよりイギリス・ロンドン宛、消印は発信のMONTVと到着の1836930LONDON、手書の数字”10/6”?は郵便料金関係と思われるが詳細は不明。

2通目、1843824日モンテビデオよりイギリス・ロンドン宛、消印は発信のMONTEVと到着側と思われる”Z 12 DE 12 1843” 、手書の数字”2/7”? もしくは”4/7”? はやはり郵便料金関係と思われる。

3通目、1855125日モンテビデオよりイギリス中継、フランス・ラレソール宛、バイオンヌへ転送、多数の印鑑が押されているが、赤い四角の印”COLONIES/ART.18” はイギリスとフランスとの郵便条約18条を表す印。

37回のでも少し紹介した、Montevideo Sunsと呼ばれる初期シリーズ1859年発行は額面の数字が細い、印面バラェテイによってプレーテイングが可能、シェードバラェテイや額面によって紙のバラェテイも有る。

同じく1860年発行は額面の数字が太く判別は容易、やはり印面バラェテイでプレーテイングが可能、60cはシェードバラェテイも多い。

1860年発行分の60c80c120cType12迄をリコンストラクションしたコレクションと専門カタログのタイプ違いを表すページなども紹介。

2人目)カバー右上の重慶中華版とよばれる3橙赤(Salmon)切手使用例としての紹介、1通目は様々な旧中国切手が貼られた194769日上海発、オランダ・アムステルダム宛。

JPSCSSのカタログよりこの3切手は刷色違いで3種類有り、橙赤(Salmon)の評価だけ高い、使用済とカバーの入手は難しく今回紹介の物が唯一所有のカバー、又このシリーズは紙の分類も3種類に分けられるが、3橙赤(Salmon)は1種類のみ。

2通目、3赤(Red)切手使用例、194641日漢口発、天津宛だが、宛名の情報U.S.N.R(アメリカ海軍予備役)やCaptainなどから、軍関係の受人に必ずしも郵送でない方法でノースカロライナ州Tryonに転送されたと思われる。

3通目、3灰紫(Light red brown)切手使用例、194653日甘粛夏河発、アメリカ・シカゴ宛、国内航空扱いの外国宛で本来なら料金不足となるが、通達遅れによりそのまま通用したと思われる使用例。

JPSカタログではこのシリーズは200面構成となっいるが、サブナンバー扱になっている3橙赤(Salmon)は100面シート構成で、刷色違いのバラェテイでは無く別版ではないかと思われるとの事です。

3人目)自由インド仮政府の未発行切手の紹介、第二次世界大戦時にドイツがイギリスに勝利後、イギリスより独立を目的とする仮政府が用意していた切手、AZADHINDとはヒンズー語で自由インドの略語。

1943年頃ベルリン国立印刷所製造、目打バラェテイや無目打も有る、原画はドイツの通常切手を担当していた有名な方で当時のドイツ切手に似た雰囲気が有る 、雑な作りの偽物も存在、最高額面の大型3色刷切手は7000枚しか製造されておらず希少、質疑応答よりこの切手のアーカイブは当時の防毒ガスカッパの着用説明書の裏面に印刷されているなど。

寄付金付きとなっているが、寄付金が無いタイプは当時日本が占領していたアンダマンニコバル諸島で使う為に用意されていたとの事。

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第52回Zoom例会レポート

2021417日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第52Zoom例会』レポートです。参加者9人中4人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)アメリカ・1861年シリーズ貼海外宛カバーを2点紹介。

1通目、15セント切手2枚貼、コネチカット州ニューヘブン発、ニューヨーク交換局経由、プロシア・ベルリン宛、当時アメリカより直接ドイツへ向かう時、船舶の入港出来る大きな内陸の港町としてブレーメンとハンブルグが有り、青いAMERICA UBER BREMEN FRANCOの印はブレーメン経由だったと思われる。

2通目、10セントと2セント切手貼、イギリス・ロンドン宛、裏面にLONDONの市内印が3個押されているが、大きめの印にはADadvertising)と入っており、ロンドン市内で転送されたと思われる。

2人目)旧中国・香港烈士切手、第46回後編でも紹介した日本占領地華北の連合券レートと呼ばれる料金形体と通常レートのカバーを整理したリーフ、切手展出品を前提にした質疑応答が有り、国際展審査員資格を持つ参加者よりアドバイスが有りました。

3人目)ハワイ王国18641866年発行バンクノートイッシューの紹介、ハワイ王国では最初の目打入切手、1リーフ目、プレートプルーフ、ダイプルーフ、カラートライアルプルーフ、ラージダイプルーフなど。

2リーフ目、18642セント(SC#31)、”SPECIMEN” のアーカイブス、セリフ付き、目打エラー、インクスポットなど。

3リーフ目、銘版付6枚ブロックは”ABCN” のモノグラムが入っているアメリカンバンクノート製のタイプ、ちなみにモノグラムが入って無いのはナショナルバンクノート製、15枚ブロックなど。

4リーフ目、2セントは島内間基本料金の為、以前にも紹介したメイ&ハリス書籍の消印番号を記載したタウンキャンセルコレクションの整理、6枚ブロックは一部ハワイ語の左側銘版付でポジションが確定出来る貴重な使用例。

5リーフ目、バクセイト使用例カバー、アメリカ宛基本料金が5セントより6セントに値上された時、切手の印刷が間に合わなかった為、その時迄1セント料金として正式に認められ半裁使用例で12通が知られている。

6リーフ目、 同じくバクセイト使用例カバー、サーキュラーレートの印刷物料金1セント、この18642セント切手の半裁使用は正規に認められた物だが、後に発行された2セント切手の使用例はフィラテリックな物との事です。

4人目)イギリス1870年発行・1 1/2ペンス切手の紹介、ロイヤルによる1966年の鑑定書は多くのサインが有るが、記載を見るとFakedと有り偽物との事。

鑑定書をリーフに整理して解説、4角のコーナーレターOP/POOP/PCとなったエラーが存在するが、この切手は加工された偽物。

本物のOP/PCエラーを含むリーフの紹介、この1 1/2ペンス切手は1版と3版が有るが、このエラーが存在するのは1版のみ、2版は不具合が有ったと思われ印刷されていない、又この切手は1860年に1万シート240万枚のみ製造されたが、約9000シートが破棄された、残った約1000シートが後に市場に放出された、色と紙質が違う為区別出来る、未発行になった理由は1ペニーの郵便料金を1 1/2ペンスに値上する法案が議会を通らず、用意していた切手が発行出来なかった為との事。

本物のOP/PCエラー切手のロイヤルによる1950年の鑑定書も所有しているが、こちらはサインは1人のみ。

1870年に再発行された時は1 1/2ペンスの適合料金は無く、1872年になって適合料金が出来た為それ以降の使用例が多い、在外局にも多く送られた為それらの使用例も比較的多いとの事。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

第4回南方占領地のフィラテリー展 開催延期のご案内

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年 数回開催している一般切手展です。

2021 年度は、5 月 8 日に開催予定の展覧会を皮切りに複数の展覧会を予定しておりますが、「第4回南方占領地のフィラテリー展」の展示団体の責任者より、開催日程延期の相談がございましたので、これを認め、6月の開催を時期未定で延期することにいたしましたので、ご案内差し上げます。

外国切手研究会 第51回Zoom例会・レポート

2021410日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第51Zoom例会』レポートです。参加者12人中4人の発表で質疑応答が有りました。

今回はスタンペックスジャパン2021特別Zoom例会の開催となり、初日の状況や出品された方4人による作品の解説や質問等を中心に進行しました。

パンフレットでも出品者のプロフィールや作品紹介がされており、協会HPでも出品作品の冒頭8リーフ公開されているなど、広く情報は公開されていますが、更に踏み込んだ内容をやり取り出来ました、切手展出品は郵趣の楽しみ方の一つでは有りますが、目標に対して過程を楽しむという行為はどのような収集範囲やテーマに対しても共通であり、切手展出品を前提にしない日常の収集でも参考になるお話でした。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第50回Zoom例会レポート・後編

202143日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第50Zoom例会』レポート後編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

3人目)ハンガリー初期の歴史と切手について、第一次世界大戦後にオーストリアとの二重帝国より独立した1918年より1920年迄は短期間に体制が変わって行った為、加刷切手が多く発行されている。

今回は第一次世界大戦後にハンガリーよりルーマニアに編入されたトランシルバニアイッシューのコレクションを紹介、ルーマニア占領下での発行だが、ギボンズカタログではハンガリーの扱いでミッヘルカタログではルーマニア、第1次と第2次が有り加刷の額面単位の字体の違いで分類出来る、台切手は当時流通していたハンガリー切手が多数使われており、加刷のバラエテイも多い。

4人目)韓国の郵趣情報についてのいくつか紹介。

大きな郵便局で無料配布されている韓国郵趣連合発行の月刊誌「郵票」の紹介、伝統郵趣の内容も有り郵便史の記事なども掲載、国内外切手のトピックス、韓国で人気の有るトピカルの話題、最新号のオピニオンでは、今までは無かった本格的な韓国切手専門カタログを現在製作途中で資料等の募集など、オークションも掲載されており、郵政の支援が有るとはいえ、無料とは思えない豊富な内容。

韓国でも現在個人が切手を貼って郵便を出すのは少なく、一番使われるのはおそらく軍人で、訓練所からの通信手段はほぼ郵便、訓練所に入る前の必需品リストにも切手が記載されているとの事です。

切手店について、第34回後編でも紹介した京城三越(現在でも新世界百貨店本店として使われている)の地下街では17の店舗が存在しており、他の地域を合わせたら20から30店位は営業していると思われるとの事、やはりネット店舗もいくつかは存在しているとの情報です。

ジュニア収集について、韓国ではネットコミュティーでも学生は日本より多いと思われる、郵趣連合でも育成事業の一貫として郵趣関係の教育を受けた先生が学校に配属され、サークル活動で切手を楽しむという事も行われているとの事、現在の日本からすれば羨ましい状況です。

5人目)スタンペックスジャパン2021開催に関連して自分の原点を振り返り、2010年に初めて切手展に出品した作品の紹介。

2010年全日展に出品した作品は約25年ぶりに作ったリーフで5フレーム、少年時代は1フレームは12リーフだったので16リーフになっていた事にも驚いた。

ゼネラル収集をしていたので、所有していた切手の大半は未使用短片、ジャーマンステーツの中ではカバーの非常に難しいステーツも有り、当時は現在程それらに力を入れてなかった事から、入手出来たカバーを各フレームの最下段に展示するという方法を取った。

現在では幾つかのステーツに絞って力を入れているが、この全ジャーマンステーツの作品を改良しながら国際切手展に出品し続けて得られた事、分かった事も多いとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第50回Zoom例会レポート・前編

202143日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第50Zoom例会』レポート前編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1目)前回の続きで、ポルトガル領インド初期シリーズ(タイプ1D、アフィンサ専門カタログ番号CE35-36)、(タイプⅢ、CE37)、(タイプⅢACE38)、(タイプⅢBCE39-47)、(加刷切手、CE62-6364-65122-131)の紹介、途中でクラウンシリーズも発行されるが、毎年のようにタイプ違いが発行された数字図案シリーズは今回が最終。

1リーフ目、1876年発行タイプ1Dは 輪の特徴と額面数字が小さい、1877年発行タイプⅢは数字の上に花弁のデザインが入っているのと、REISの文字がセリフ付、1877年発行タイプⅢAは、REISの文字がセリフ無、2重円図案の中の輪が消えている。

2リーフ目、1877年発行タイプⅢBREISの文字がセリフ無、2重円図案の中に白い輪が入っている、唯一知られている2重印刷も紹介。

3リーフ目、1881年発行、10レイスに5レイスを加刷した切手、15レイスに5レイスを加刷した切手、加刷数字のタイプ違いが有りAタイプとBタイプに分類される、台切手別に整理。

4リーフ目、1881年発行、20レイスに5レイスを加刷した切手、20レイスに1 1/2レイスを加刷した切手、加刷数字のタイプ違でAタイプとBタイプ、数字が小さいCタイプに分類される、逆加刷や横加刷のバラエテイも有る、台切手別に整理。

5リーフ目、1881年発行、40レイスに4 1/2レイスを加刷した切手、100レイスに4 1/2レイスを加刷した切手、Local Currency Valueの加刷切手など。

最後に数回に渡り解説して頂いた、アフィンサ専門カタログのタイプ判別ページを紹介。

2人目)アメリカ関係のカバーをいくつか紹介。

1通目、1847年発行ファーストシリーズ10セント、1847年フランス宛、切手は300マイル超の基本料金用としての発行でニューヨーク迄の国内料金としての使用、当時は郵便料金の前納が義務付されてなかった為この切手の使用例は少なく、発行年使用例特に少ない、フランス海外宛は更に希少な物、当時の郵便条約によるフランスでの料金支払い内容等もリーフに解説。

2通目、184764日ニューオーリンズよりフランス・パリ宛スタンプレスカバー、ファーストシリーズは71日発行だがその少し前の使用例。

3通目、184179日イリノイ州アルビオンよりニューヨーク経由、イギリス・バッキンガムシャー宛スタンプレスカバー。

4通目、1861年シリーズ切手が計48セント分貼られたカバー、質疑応答や調査等より、ニューヨーク交換局経由でイギリス・リンカーンに宛てられたが、ゲインズボローに転送されたと思われる、48セントは当時のイギリス宛て2倍重量便、ニューヨーク交換局の赤い消印の38の数字は、当時の英国宛郵便の場合には英国のクレジットの記載をする必要が有った為、英国迄のクレジット額を示しており、シングルレートは19セント、尚アメリカクラッシックカバー料金等に参考になるサイトを紹介して頂いたのでリンクを貼らせて頂きます。

www.philamercury.com/browse.php

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。