外国切手研究会 第12回Zoom例会レポート

2020711日 2000PM – 21:30PM開催『外国切手研究会 第12Zoom例会』のレポートです。参加者11人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)前回亡命政権切手の質疑応答の追加情報、チベット亡命政府が1972年と1974年に発行した切手について実逓便は無い模様とコメントしたがFDCは存在するとの情報。

切手収集歴の自己紹介、1965年生まれで少年時代切手といえば10円松と20円鹿しか知らない中、郵便局で見た1975年りんご100年記念切手発行発売告知の紙を見て興味を持ち日本切手の収集を始めた、そんな中でも1965年国際文通週間切手が自分の誕生日発行の為特に思い入れが有る、地元の郵趣会に参加し始め、そこの貼込帳からハンガリー切手を安価に入手したのが外国切手収集の始まり、中学生になりハンガリー切手の恩師が残念ながら亡くなった事とカタログも無かった事もあり、比較的安価でカタログも有る新中国にシフトして行き数年後カタログコレクションをほぼ完集する、その後は暫く次のテーマを色々探す物の今一つ自分に合うのが見つからずにいたが結局時代を遡る事となり旧中国をメインテーマとする、当時上京していた事もあり主に田端スタンプと中川スタンプに通い両店主にはお世話になる、もう一軒の浅岡スタンプでは自分の希望する郵趣知識は得られなかったが中国切手部会を紹介され、初めて郵趣仲間を得た事も有り現在の自分に至るとの事。

2人目)イギリス使用済パケット870枚入りを最近購入、マーチンシリーズを集めたいと思いほぼ完集出来るかと分類したがマーチンシリーズは半分以下の枚数で大型高額切手も入っておらず残念、改めてカタログを見て整理した所結構やりがいが有りそうなシリーズと改めて思った。

本日手に入れた蘭印カバーについて、実逓カバーを集めたくて購入したが実逓か記念品か分からない、19331220日現バンドン近のチマヒ消、同年1227日バタビア中央で航空印が押され裏面に同年1230日アムステルダム着印、質疑応答から本国行実逓カバーには間違いない無いがFFCの可能性も、3枚の切手で航空切手だけバダビア中央消の意味は分からず航空料金等を調べて見る必要は有る。

3人目)ポルトガル領モザンピーク(アフリカ)のロランスマルケス(現首都マフト旧称)都市切手のカバーの紹介、切手自体は1893年より1921年頃迄使用例が有る、1通目郵便電報公社のコーナーカード入り封筒使用の本国ポルト行書留カバーで460レイス分の切手貼、1915118日モザンピークカンパニー首都ベイラー消、裏面にリスボンの中継印、2通目ドイツライツリッヒ行書留カバーで450レイス分の切手貼、1901511日消イタリアナポリ経由、3通目ハガキと切手自体はモザンピークの物だがロランスマルケスから本国リスボン行書留ハガキ、189719日消、本国同年312日の着印有、10レイスハガキに書留料金50レイス分の切手が加貼されたと思われる。

いずれも現在スペインの切手商で即売されている物、使用済切手自体は比較的安価だが状態の良いカバーはアフリカ物という事も有り貴重でそれなりの値段との事。

このようにモザンピークとしての切手が有りながら同国で都市切手を発行したケースとして、前回紹介のモザンピークカンパニー(ベイラー)、今回紹介のロランスマルケス、ケリマーン、インハンバーンが有り何も比較的大きな港町、これらの詳しい発行理由は分からないが通貨単位も同じで他都市での書留使用例が有る事から持込分の相互使用も可能だったと思われる。

ハワイ王国クラッシックコレクションの紹介、1862年発行数字切手2セント(スコットNo.16)の専門分類コレクションで単片の方はプレート3、Fタイプポジション9Gタイプポジション9の物、1枚目はオリジナル、2枚目3枚目は同一切手ながら印刷面が欠けたバラエテイで4枚目は印刷面がリストアされた物、これらが同一線上に並べられた迫力のコレクション、特に3枚目のバラエテイは現存報告1点と言われている、1枚目は遷都前の首都ラハイナ消、2枚目はホノルル消、3枚目もラハイナ消だがインクがブルーの物、4枚目は未使用。カバーはプレート3、Fタイプポジション6切手貼、186372日ラハイナ消ホノルル行、いずれも著名コレクションからの物でプロブナンスや切手戸籍も記載。

1853年キングカメハメハ3世切手のオフィシャルリプリントコレクションの紹介、1899年にリプリントされた物で5セントの方はオリジナルカラーはブルーだがこれはオレンジレッドで印刷されたカラートライアルの様になっている、現存3点の内の1点でダイナンバーC-21713セントの方はオリジナルに近い色で印刷されている、現存4点の内の1点でダイナンバーC-218、いずれも大変貴重な物。

4人目)同じくハワイ王国、1862年発行数字切手2セント(スコットNo.16)オンピースの紹介、専門的にやっていないので詳細は調べていないとの事だが、専門収集家の前氏によるとタイプ8、ポジション8、ホノルル消でマージンも広く良い品物、後はプレートを調べてみると良いとのアドバイスをされてました。

ヘルゴランドコレクションの紹介、1881年3月28日同地発ドイツブレーメン行カバー、裏面に翌日の到着印が有り地理的にも近かった為と思われる、リーフの方は単片未使用コレクションだが、この切手は払い下げられた原版を用いてのリプリントが有り、その見分けをする為にカバーならオリジナルと思い参考にしたが今一つ分からないとの事、この切手に詳しい某氏のアドバイスによるとミッヘルカタログを参考にすればリプリントされていない切手も有り、それに関してはオリジナルと判断しても良いのだが、切手の原版と共に印鑑の方も払い下げられハンブルグのお土産屋さんが所有していた事も有って、カバーならオリジナルとは必ずしも言えない為に鑑定書に頼るのも一つの手との意見。詳しくは次回以降、作品を使って解説して頂けるとの事。

5人目)前々回紹介されていた、スイスのハマーオークションに出品されていた30サンチーム不足料金切手貼りカバーの件ですが、事前入札が出来なかった為オンラインビットで無事入札落札出来ましたとの報告です。

2人目その2)カバーの郵便料金の調べ方について皆さんはどうされているかという質問、解答例としてはその国の専門カタログに載ってるのならそれを利用する、ドイツならミッヘルなど、旧中国に関する意見として、その情報が正しいとも限らない上に中国本土で詳しい情報を持っている方が居られても今の体制では公開して貰えないので諦めて推測する、台湾の方の情報を利用させて頂く、別の回答例として本国の専門カタログでも郵便料金が掲載されているとは限らない上、最近の状況では文献も余り出版されていないと思われるので、専門家が作成したコレクションの記載情報を参考にする、外国の郵趣会が作っているHPに詳細な記述がある場合も有るのでそれらを利用させて頂く等の意見が有りました。

以上です。今回はハワイ王国のコレクションが圧巻でした。日本では見る機会が少ない切手で詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第11回Zoom例会レポート

202074日 2000PM – 22:30PM開催『外国切手研究会 第11Zoom例会』のレポートです。参加者13人中10人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)中国孫文切手貼り蘭印行カバー、1通目1940年北京発ジャワ行、2通目1941年上海発パルスワン行、共に船便だが検閲の違いで逓送ルートの違いが分かる上、当時それぞれの都市を支配していた勢力の考え方の違いから同一条件ながら片方は不足料金が発生したカバー、3通目1945年広東省発バタビア行カバー。

2人目)蘭印ファーストイッシューコレクション、1864年キングウイレム3世、本国では横向き図案だがこちらはほぼ正面の図案、本国製造の凹版印刷で切手10×10100面シート、本国と違いすかし無し、専門家によるとプレーテイングも可能との事、1868年には目打入り切手が発行、消印も地名入りと無しが有る。貴重なカバーも紹介(華僑の方の手紙と思われる)。

1870年セカンドイッシューのトライアルカラープルーフとコレクション、凸版印刷で図案のタイプ違いや目打ち違いのバラエテイが有る。

蘭印初期コレクターとして世界的に有名なテイ氏がおられ、バンドン国際展2017年でコートオブオナー展示あり、写真集も出版されている(紹介の某氏も所有)。

3人目)オランダ本国切手帳コレクション、スコットカタログ記載の目打種別についての質問等、回答例として切手帳に関してはミッヘルカタログがほぼすべての種別や額面構成パターンの詳細な記述や図版が有り、ドイツ語が分からなくても参考になるとこの事。

切手のロット入手の質問、回答例として使用済に関しては完セット以外は後に欠けている物の入手が難しい事が有りお勧めしにくい、未使用に関しては高い物がバラ売りされている事も有り値段次第との事。

オランダ専門カタログを日本での入手に関して質問等。

4人目)ポルトガル領モザンピークカンパニー(アフリカ)のコレクション、1911年発行の2匹の像が向き有う図案、加刷違いで2種類のタイプが有る、デットカントリーで不足料切手を入れても100種余りで比較的安価な入手が可能、首都はベイラーで使用済の多くはこの消印との事。

現地持込と思われる日本の絵葉書が使われたポルトガル本国行のユニークなハガキの紹介。

イスラエルのグラスマン氏というコレクターがスタンプレスから始めるコレクションで国際展ゴールドを受賞されているとの事。

5人目)普仏戦争時(1870-71)フランス本国よりアルザス=ロレーヌの紛争地に送られ現地でプロシアの世界初の軍事切手が貼られたカバー、アルザスのマーレンハイムに送られたがこの地はプロシア軍の占領地域だった為不足料切手扱いでこの軍事切手が貼られて配達されたと思われる、

この軍事切手の質問1これはフランス切手かプロシア切手か(答えはプロシア切手)、質問2この軍事切手は単独使用は可能だったか(答えは可能)、質問3カバーとは逆のパターンでこの切手を貼ってフランスに宛てた場合は同じく不足料金が取られたのか(答えはある時期はその可能性が有る)。

本国のモーリー専門カタログにはこの切手に関する詳細な記述が膨大に有るとの事。

6人目)2010年マルタ騎士団の切手貼カバー、切手は2007年と2009年の発行だがマルタ騎士団とは地中海に有るマルタ国とは違い、ローマにあるビルひとつの建物に存在する亡命政府扱いの国家でスコットカタログには非掲載(ミッヘルカタログには掲載)、建物は大使館扱いで観光地にもなっており切手は建物内の専用ポスト投函のみ使用可能(イタリアのポスト投函は不可)、UPUには加盟していないが郵便条約を結んでいる50の国とは郵便を送る事が可能、写真のカバーはその可能国フィリピン行カバー。

7人目)スイス切手貼パリ行き絵葉書について、1900年第2次ボーア戦争時のハガキで裏面はトランスバール共和国初代大統領クルーガー(クルーガー金貨で有名な人物)支持の署名がされた物で当時フランスパリに事務局が在った、同様のハガキはドイツ発も有る様、同共和国は2度のボーア戦争で英国と戦うも最終的に1910年南アフリカ連邦に組み込まれる。

8人目)プロシア切手ラストデーカバーについて、プロシアは他国に占領等された訳ではないが同国が中心になって1861年北ドイツ郵便連合が発足した為、プロシア切手は使用禁止にして共通切手に切り替えた為。

郵便連合発足時には北部と南部で通貨単位が2種類有った為、2種類の額面で色が同じ物同士でほぼ同一貨幣価値の切手が発行されている、ファーストイッシューはルレットで1868年セカンドイッシューは通常の目打入り。

他に公用切手や占領地切手が有り、ドイツ帝国の誕生は1872年であり当時は郵便業務だけの連合で国としてはそれぞれ存在しており、この占領地切手は前記の普仏戦争時(1870-71)に北ドイツ郵便連合のプロシア軍がアルザス=ロレーヌ地域で発行したもの、北ドイツ郵便連合の2つの通貨単位とこの地域の通貨単位が全然違う為本国から切手を持込めなかった為にこの切手は発行された、この切手は無論同地域内と北ドイツ郵便連合地域宛ては使用可能だが、この紛争を支持しない地域では切手として認められなかった場合もある。又この中で一枚だけ未使用の現存数が約10枚と言われる希少な切手も有る。

他に19世紀に発行された占領地切手として南米チリ、ペルー、ボリビアが戦った太平洋戦争(硝石戦争)時にチリがペルーで発行した物が有る。

7人目その2)トランスバール初期切手コレクション、1896年発行でこの時期はゴールドラッシュで鉱物資源が注目された為に第2次ボーア戦争に繋がったと思われる。

9人目)1933年ルーマニア発ツェッペリンカバーブラジル行、フィラテリック物だかカシエと中継印から詳しい航路がよく分かる、10日程で到着しているが当時ルーマニアブカレストはツェッペリンの航路に入って無い為ドイツに持ち込んで発送された物と思われる、基本的に飛行船は大きな湖が無いと寄港出来ない為で、海は波の影響が有る為不可との事。193356日中継印のフリードリフィスハーケンはそのツェッペリンを開発した都市との事。

10人目)アメリカ海軍艦印の紹介、昔の郵趣で魚木先生が説明されていた事も有りアメリカ部会オークションから20通程入手した物だが添付されていた資料より簡単に分類整理が出来る、全部の軍艦に郵便局が有る訳でも無く有っても消印だけというのも有ると思われるが、米海軍艦種類の多さに驚かされた。

以前のJPSオークションでまとまったアメリカ海軍艦印コレクションが落札されたとこの事、コレクター下見をせず安価で入手されたがA4ファイル約50冊分でダンボール箱2個届いたとの事。

最後に例会員より皆様へ連絡が3件有りました。

1件目)912日(土曜日)18時より、AE外国切手大阪例会を梅田生涯学習センターにて開催予定です。詳細は開催が近くなったらまた会員の方にメーリングリストで連絡しますとの事。このような状況ですが皆様の参加をお待ちしております。

2件目)74日より同30日迄、本会員の方が所属されているJPS絵画切手研究会では「絵画切手バーチャル店2020」を開催中との事です。多くの方のアクセスをお待ちしております。

http://philatelic-art.com

3件目)711日(土曜日)1330分より、第14回スタンペディアオークションが開催されます。全日展中止に伴い会場が綿商会館に変更されております。事前入札は勿論、コロナ対策の上多くの方の来場と御入札をお待ちしております。下記画像はクリックして頂く事で大きな画像を見て頂けます。

http://auction.stampedia.net

集まれ!南方占領地マライ切手コレクター 第2回Zoom例会レポート

2020年6月24日 9:00PM~11:00PM 開催の『集まれ!南方占領地マライ切手コレクター 第2回zoom例会』のレポートです。

参加者は8人で、会の名称に関わらず、南方切手全域について様々な話題が上がり大変にぎわいました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)マライ 漢字加刷した書留封皮に正刷切手8c分を張り付けたもの
書留封皮の実逓便2通でした。書留封皮の使用済みは総じて高値で取引されています。

2)マライ タイのセント切手の目打ちエラー
新発見の目打ちエラーです。ebayにて25万円で落札されたそうです。
紙が折れた状態で目打ち作業を行い、最後にハサミで切った耳紙が裏に張り付いているのでは、という意見が出ました。

3)北ボルネオ 風景切手に前田島消印のオンピース
偽造の多い消印ですが、真正品であろうとのことでした。
年号の活字が右寄りにずれているのはバラエティではないかとの意見が出ました。

4)マライ 単枠軍政印加刷の8枚ブロック
単枠軍政印加刷の8枚ブロックでした。左上とその右下の切手のみ、傾いた加刷のなされたブロック。印はすべてT9茶です。

5)フィリピン 2セント正刷ハガキに正刷1c加貼のオンピース
フィリピンのIloiloから日本の静岡浜松宛てのハガキ…の切り抜き。Manilaでない、地方局から日本宛ての実逓便はかなり少ないため、貴重です。

6)マライ 切手のロット
主にマライ切手のロットで、砂川印から、軍政部単枠印から漢字加刷、さらにはカンチャナブリのオンピースまで含まれたロットでした。
例会の同時刻に開催されていたオークションのロットでしたが、終値は90万円とお値段も立派なロットでした。

7)スマトラ パレンバンIPL加刷
スマトラのパレンバンIPL加刷(枠無し)の分類についてでした。
参加者の一人によるとこの加刷は大型小型それぞれ9種類ずつに分類できるのでは?とのことで、他のパレンバン加刷のIPL枠付き加刷や大日本枠付き切手についても分類中とのことです。

8)フィリピン 郵趣会のハガキ通信
戦時中のフィリピン郵趣会が会員に向けて送っていたハガキ通信について。フィリピンに強い会員が当時の郵趣状況がつぶさに分かる資料として整理中とのことです。近々発表の予定とのことです。

9)マライ ケランタンの抹消切手 2枚
1枚目はケランタンの抹消40cに奇妙な消印があるもの。
発売はケランタン州と昭南とクアラルンプールなので、消印はいずれにも該当せず、偽物ではないかとのことでした。
また、2枚目は抹消8cにケランタンらしき消印でしたが、印が不鮮明であり、真偽不明でした。

10)北ボルネオ ブルネイ8c灰切手
ブルネイ灰色8cに青色加刷したものでしたが、加刷が偽でした。

11)マライ 漢字セランゴール3c
マライの漢字加刷で、セランゴール3cに裏うつりのあるものの発表でした。さらに濃いものがある、とのことです。

12)マライ ローマ字、漢字加刷の100枚束
まさかの南方切手の100枚束を参加者が発表しました。

13)マライ セランゴール漢字加刷の偽造品
マライの漢字加刷で、セランゴール6c/5cの逆6加刷にも偽造品があるとの発表でした。漢字が小さいことから見分けができるとのことです。

14)マライ 単枠軍政印の切手帳
日本軍占領初期に押収した、マライの切手帳に単枠軍政印を押したものが発表されました。残念ながら単片では区別不可能とのことで、完全品であることが望まれます。

15)スマトラ 新発見の加刷
蘭印の数字5c切手にタイプライター?で大日本加刷の発表がありました。新発見です。
消印は東海岸州のテビチンギデリでした。

16)海軍占領地域 サマリンダ錨の封緘ハガキへの加刷
蘭印の封緘7.5cハガキにサマリンダ錨の加刷がなされたものの発表がありました。残念ながらカットではありますが、こちらも新発見です。

17)北ボルネオ サラワク葉書に昭和切手貼りの書留ハガキ
サラワク4cハガキに一行加刷したものに、金剛山7銭と明治神宮8銭を貼ってミリ局で引き受けられたものです。フィラテリックカバーですが、兄弟カバーが存在し10通ほど存在するであろうとのことでした。

18)マライ PENANG加刷のNANG欠けブロック貼り封筒
マライのPENANG加刷2cの大ブロック他が貼られた封筒でした。この切手にのみ存在するNANG欠けも含まれた圧巻のカバーでした。

19)ジャワ 速達ハガキ
ジャワの正刷20c,40c貼りの速達ハガキでした。戦後使用でしたが、ジャワは速達自体が少なめなため、貴重であろうとのことです。

20)北ボルネオ、南ボルネオ宛てハガキ
台湾発バリックパパン宛てハガキと、久留米発クチン宛てハガキの発表でした。日本から南方宛ての2通で珍しいものです。

21)フィリピン ミンダナオゲリラ切手のカバー
2通が海外オークションに出品していたとの情報です。
過去に3枚貼り封筒が日本にあったとの話ですが、現在の行方は分かっておりません…

話題は主に以上でした。また、会員の執筆した新刊『南方占領地マライ切手カタログ』の書評が『郵趣』に掲載されます。是非ともお読みいただき、南方占領地切手に興味を抱いた方は『南方占領地マライ切手カタログ』をお買い求めください!!

以下は上記マテリアルの画像(一部)です。(順番に1,1,2,3,4,5,7,17,18,19,20の画像です)

外国切手研究会 第10回Zoom例会レポート

2020年6月27日 20:00PM – 22:20PM開催『外国切手研究会 第10回Zoom例会』のレポートです。参加者10人全員の発表で質疑応答が有りました。

1人目)蘭印切手収集の疑問や質問について、南方占領地収集家から見たアドバイスなど。

2人目)ブルンジの1990年代フィンランド行き外信実逓便カバー、書留は希少と思われる。

3人目)最近入手した英領バージン諸島のロット。その中の1枚の1ペニー切手の消印がどこで使われた物か文献等も調べたが分からない、偽消しや他国使用の可能性も考えられるが情報を募集中。

4人目)ポルトガル初期コレクション続編、1956-58年発行5レイス切手の専門解説、印面上の分類によりタイプXI(11)迄有り、別にシェードバラィティも有り。使用例では貴重なカバーや記番印等の解説、例)1→リスボン。

ポルトガル切手収集を始めたきっかけなど、カタログ収集から始めて日本では殆ど収集されている方がいなかった事もあり初期の部分に力を入れ始めたとの事。

スイスのハマーオークションに現在出品されているスイスの30サンチーム不足料切手貼りカバーについて、日本の田沢切手貼り、長崎発シベリア経由スイス行、最低値35スイスフランとの事。

5人目)アメリカ1869年シリーズ3セント機関車切手のカラートライアルコレクション、比較的安価で購入されたとの事ですが状態も良く貴重な物。

アメリカ南北戦争時代の南部発行セカンドイッシューのカバー、バージニア州リッチモンド消、南部アメリカ切手のカバーで消印が鮮明に読める物は少ない。

6人目)ブラジル1844年発行通称「ヤギの目」切手カバーの解説、リオデジャネイロ発リオグランデドスル行、国内陸上輸送基本料金60レイス、国内海上輸送基本料金120レイスで解説のカバーは海上輸送(SHIP印)2倍重量便で240レイス分貼り、当時は道や交通が整備されておらず海上輸送が速達のような扱いで有ったと思われる。

1850年発行通称「ネコの目」切手カバーの解説、リオデジャネイロ発フランスボルドー行外信カバーでファンシーキャンセレーション、180レイス分の切手が貼られている料金については調査中で情報も募集中。60レイス一枚貼り国内陸上輸送基本料金貼りカバーの方は日付が手書き。

1861年発行切手カバーの解説、リオデジャネイロ発イタリアジェノバ行外信カバー、430レイス外信基本料金貼。

上記「ヤギの目」と「ネコの目」切手使用済みブロックコレクション。

7人目)オーストリア軍事郵便スタンプレスカバー(官製ハガキと絵葉書)について、前々回の例会で教えて頂いたサイトから調べて整理したリーフの解説、但し消印上の番号でまだ分からない事が有り、郵便番号?部隊番号?地名番号? 消印のタイプも多く有りハガキ表面に押されている色々な消印もさらに調べたいとの事。

8人目)日本発アメリカ行外信便カバーを例にした不足料郵便料金の計算と運用についての解説、UPUルールによるUPUフラン、サンチームという仮想上の通貨単位で発信国が不足金額をまず表示、到着国がUPUフラン、サンチームの不足金額を自国の通貨単位に変換した上で配達郵便局が不足料切手を貼って配達するとの事。

日本発オランダ行外信便カバーの例について、重量便書留郵便物で発信時郵便料金不足は無く、到着時相手国のルール上で内容物に対して関税が発生した為に不足料切手25セントとレベニュー切手5セントが貼られ受人より徴収されたカバー。

9人目)ロシア1934年発行の飛行船切手について、デザインが気に入って欲しいと思った切手だが日本では入手困難で有っても高価。外国のインターネットオークションで使用済を比較的安価に入手、それらを使えば日本では入手の難しい切手も世界中の出品者から探す事が可能との事。

8人目その2)蘭印1934年シリーズについて、東洋一の印刷所と言われたジャワコルフ印刷所製造、切手は精巧だが耳紙に数字等が入っているバラェティや未裁断シートも有り楽しめる。使われたエリアも広範囲の為使用例も豊富。

他の方より注意点として、このシリーズは水剥がしをすると表面の印刷も流れてしまうので不可、オンカバーやオンピース、ネット上での透かし有り無し(値段も違う)の見分け方は上部目打ちの山の数で分かる、パプアニューギニアの使用例も有りそれらは高価との事。

3人目その2)日本の外信用絵葉書のオランダ切手貼り使用例について、19021215日シンガポールでのスタンプが中継印?として押されているが詳細が分からず情報を募集中。

1941年オランダ発日本行外信カバー。

1948年オランダ切手とインドネシア切手混貼り戦後使用カバー。

10人目)チェコ1918年プラハ城切手について、日本のオークションでの入手だが出品者はプラハにビジネスで在住時に現地の切手商より購入した物で貴重なアーカイブ、エッセイ、プルーフ等も有り製造面のバラェティも豊富に含まれているコレクション。以前は比較的安価だったシリーズだが発行より100年が過ぎた現在では次第に入手も難しくなり価格も上昇中との事。

以上です。 今回は蘭印の話題が豊富でした。例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。下記画像はクリックして頂く事で大きな画像を見て頂けます。

 

外国切手研究会 第9回Zoom例会レポート

2020620日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第9Zoom例会』のレポートです。参加者12人中9人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)インドステーツ各土候国の額面数字表記について。ボパール、ブンデ、カシミールなど。第一次世界大戦時のポーランドワルシャワ都市郵便切手コレクションとカバー。

2人目)スイス不足料切手。アルゼンチンからの印刷物でベルン到着後ジュネーブへ転送されたカバーについて。

3人目)ポルトガルクラッシック、2番シリーズのAfinsa専門カタログを用いたバラェテイの説明。5レイス切手のオンピース、25レイス切手と50レイス切手共に多数貼24倍重量便大型カバーについて。

4人目)ベトナム2020年発行、対新型コロナウイルスキャンペーン切手実逓カバー。キャンペーン印、封筒のカシェ、スローガン印など。

5人目)香港発外信カバー。1941年開戦の為ホンコンビクトリア郵便局に保管され、4年後の1945年日本の敗戦後差出人に戻されたカバー。

6人目)スリナム(オランダ領ギニア)切手ロット。購入検討カバーの購入基準の質問等について、やはりカバーは消印が読める物を選ぶべきとのアドバイス。

7人目)ロシア切手ポーランド使用カバー2通について。共にフランコ印(郵便料金支払済)有り、ワルシャワ差出カバー。ワルシャワ都市郵便切手カバー、マーメイドの図が入った消印使用。ベルギー初期切手外信カバー続報。中継印から読み解くベルギーカレニョンよりフランスバンゥーゼル行カバーの経路。

8人目)インドステーツトラバンコール初期切手(巻貝の図案がユニーク)。マルセラム語?が難解でカバーの解読も難しい。バラエティは豊富。

9人目)スマートフォンのGoogle翻訳を使った切手、消印、カタログの解読について。ドイツ1922年インフレ時期切手のフルシート、ブロックについて。シート耳紙部分の計算数字、フォント、標語がユニークでインフレ額面加刷切手の耳紙バラエティも豊富。情報によると専門カタログも有り過去国際切手展(バンドン)でも出品が有ったとの事。

以上です。例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第8回Zoom例会レポート

郵趣振興協会では、ビデオ会議サービスを活用した、オンライン郵趣例会の普及を振興しています。活動の一つとしてオープンなオンライン郵趣例会の活動レポートを掲載し、宣伝にご活用いただければと思います。外国切手研究会より、先日、開催された例会のレポートが届きましたので、掲載します。(報告者は北野雅利さん)

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昨晩開催された『外国切手研究会 第8回Zoom例会』の簡単なレポートを配信させて頂きます。
内容に興味が有ればメーリングリストにコメントを頂ければ、御本人から返信が有るかもしれません。

1人目)シェアレオネからガンビアへの植民地間郵便適正クラッシンックカバー。
シェアレオネ大阪万博FDC。

2人目)モンゴル2000年の相撲切手とそのプルーフ。

3人目)ベルギー初期切手のフランス宛カバー。

4人目)南ベトナム解放戦線切手のカタログとシェードバラエティ。

5人目)スイス不足料切手が貼られた現イタリア野戦局差出カバーの続報。

6人目)南スーダン最新切手、スーダンの1960年代切手に国名と額面を加刷。
ブルンジの1992年切手の実逓カバー。

7人目)ロシア初期の切手とデザインの素晴らしい記念切手。

8人目)フランス気球郵便のカバー。

9人目)インド土候国、ジャンカシミールの初期の切手。

以上9人の方から発表で質疑応答が有りました。
発表は無く視聴のみ、質問のみも全然大丈夫です。
宜しくお願いいたします。

オンライン郵趣例会 振興プロジェクト 立ち上げについて

当協会では、4月下旬以降、感染症による外出自粛期間にも郵趣振興が可能となる様な、インターネット上における郵趣振興の強化を図る為、ZOOMやyoutube他を使ったトライアルを行ってまいりました。

この内、ZOOMに代表されるビデオ会議サービスを活用したオンライン郵趣例会は、自粛期間であるか否かに関わらず、普段収集家と出会う機会の少ない、首都圏・大都市以外に居住するフィラテリストに対する郵趣振興に極めて有効であると考える様になりました。

この考えを受けて、2019年12月に理事に着任し、特に地方における郵趣振興について取り組んでいる斎享理事をリーダーに、オンライン郵趣例会 振興プロジェクトを立ち上げることにしました。

具体的活動としては、すでにオンライン郵趣例会である「日本切手研究会」を立ち上げ活動を開始しています。この活動の中で得られた運営面・技術面のノウハウをまとめ、新たにオンライン郵趣例会を立ち上げたいと考える切手サークルの支援を行う活動を通じて、地方在住のフィラテリストであっても、参加可能な、郵趣例会の質・量を増やすことを進めていきたいと考えております。

どうぞご期待ください。

2022年3/31-4/3にハンガリーで国際展(FIP Patronage)開催へ

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。

国際郵趣連盟(FIP)のホームページによれば、掲題の展覧会の開催が決定しています。今年の展覧会の延期・中止もあるので、今後の国際展についてまとめてみると以下の通りになります。特に2021年後半から2022年の前半にかけて、FIP展が4つも開催される上に、FEPA展、FIAF展も開催されることとなり、出品者にとっては受け入れの分母が多くなるというメリットが享受できることが予想されます。

FIP Patronage展

INDONESIA 2020 2020/11/5-10 インドネシア・ジャカルタ市

CAPE TOWN 2021 2021/3/17-20 南ア・ケープタウン市
IBRA 2021 2021/5/6-9 ドイツ・エッセン市
PHILANIPPON 2021 2021/8-25-30 日本・横浜市

LONDON 2022 2022/2/19-26 英国・ロンドン市
HUFNIX 2022 2022/3/31-4/3 ハンガリー・ブタペスト市
HELVETIA 2022 2022/5/18-22 スイス・ルガーノ市

FIP Recognition展

MELBOURNE 2021 2021/2/11-14 オーストラリア・メルボルン市 *FIAP
TAIPEI 2021 2021/6/4-8 中華民国・台北市 *FIAP
NOTOS 2021 2021/11/19-22 ギリシャ・ペリステリ市(アテネ隣)*FEPA
CAPEX 2022 2022/6/9-12 カナダ・トロント市 *FIAF ワンフレ+文献のみ

 

 

(5/14) MELBOURNE 2021の掲載が漏れていたので追記しました