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今週 開催予定のオンライン郵趣イベント

外国切手研究会 第60回Zoom例会レポート・後編

2021612日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第60Zoom例会』レポート後編です。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

4人目)以前の続きでハワイ王国1871年発行バンクノートイッシュー6セント(SC#33)のアメリカ切手とのコンビネーションカバーを紹介。

1通目、6セント切手2枚とアメリカ切手5セントと10セントが貼られた2倍重量便書留カバー、6セントは当時ハワイからアメリカ迄の料金で15セントはアメリカ国内の書留料金、赤いストレートのREGISTERED印は幾つかのタイプに分類が出来る、これは最初期の物で現在6通しか確認されていない、1872年サンフランシスコ経由ミシガン宛。

2通目、6セント切手とアメリカ切手2セントと6セントが貼られた書留カバー、アメリカ国内の書留料金は値下げされて8セント時期の使用例、1874年サンフランシスコ経由サンデイエゴ宛。

3通目、6セント切手とアメリカ切手3セント2枚が貼られたカバー、この時期アメリカよりイギリス宛は5セントに値下げされており、アメリカ切手が1セント分加貼となっている、1875年サンフランシスコ経由スコットランド宛。

4通目、6セント切手とアメリカ切手6セントが貼られたカバー、3通目と同一のコレスポンデンスだが、やはりこの時期もアメリカよりイギリス宛は5セントで、差出人は長い間気がついていないのか1セント分加貼となっている、1878年サンフランシスコ経由スコットランド宛、サンフランシスコの中継印は先のカバーとは違うタイプ。

5通目、6セント切手とアメリカ切手5セントが貼られたカバー、3通目4通目と同一のコレスポンデンス、1881年サンフランシスコ経由スコットランド宛、ホノルルの表示印は紫色。

5人目)英本国インカミングカバー、私製ハガキをいくつか紹介。

1通目、1912年朝鮮GENSAN発、日本MOJI中継、U.K London宛、ハガキの上部にvia Siberiaと記入されており、わざわざ日本を中継してヨーロッパへ送られたルートについて何か情報があればとの事、質疑応答より、当時の朝鮮半島の鉄道網は半島西部や中部と違い、元山の有る半島東部は北上しても行き止まりでシベリア方面には接続していなかった、一度南下して門司まで出れば、当時の大阪商船会社が門司大連間の定期航路を持っており、そこから南満州鉄道とシベリア鉄道を利用すればパリまで運ぶ事は可能だったようで、到着印やヨーロッパの中継印が無いので推測になりますが、調味有るマテリアルです。

2通目3通目、1通目との逆パターンでイギリスより1913年朝鮮宛、1912年日本宛のハガキですが、やはりvia Siberiaと記入されており、朝鮮京城宛の方はその中継印より半島北部から推測できるルートで運ばれたと思われるます。

4通目、1907年日本熊本発、マンチェスター宛。

5通目、1909年在外局中国・大連発、ロンドン宛、横浜経由の印が押されており、1通目のハガキから考えると大連なら南満州鉄道とシベリア鉄道を利用すればヨーロッパへ向かう事は可能だったと思える為、当時の色々なルートや事情を考えさせられるマテリアルです。

6人目)ドナウ川汽船会社の切手について紹介、以前切手展に出品した事もあるが、この民間切手は4種類でかつ、未使用の現存数が極端に少なく、リプリントも有る為か世界的にも製造面でのコレクション展開をしているコレクターは少なかった。

最近海外オークションで鑑定書を取った上、未使用の大型ブロックやエッセイと思われるマテリアルを入手、製造面の重要な情報を得る事もできた為、伝統郵趣での構成を進めたいとの事でした。

7人目)韓国在住の紹介者にeBayで落札した郵便物が到着したが、検閲のような封印が有った話、検閲だったのか、間違えて開けられたのか、損傷が発生して補修されたのかは判らないが、今回のような郵便物は初めてとの事、収集家としては(中身に問題が無い事が前提で)、このような到着には興味が有ります。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第60回Zoom例会レポート・前編

2021612日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第60Zoom例会』レポート前編です。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)アメリカ・1908年シリーズより1954年リバティーシリーズ迄、エラー切手コレクションをいくつか紹介。

2重印刷、インクの付き過ぎ、インクの不具合、インクむら、大幅な印刷ずれ、ペーパーホールド、目打ズレ、目打不良、紙折れ印刷、ダブルトランスファー、リタッチなど。

1922年シリーズ・2セントでは、”Long Ear”のあだ名が付いている変種、1938年大統領シリーズ・1ドルでは透かし入り収入印紙用紙を間違って使った物など。

日本とは考え方の違いか、これらエラー切手が郵便局から販売されて市場に出回るものは比較的多いとの事ですが、やはり収集家としてはどれも欲しくなるマテリアルです。

2人目)前回、前々回紹介の、アメリカ・ミステックスタンプ社アメリカ切手図入アルバムの実際のリーフと見開き部分の切手の解説についての紹介。

https://www.mysticstamp.com/Products/Supplies/M8104/USA

切手貼付部分は名称と枠線だけだが、見開き部分の前ページに切手の解説が付いており、日本には無いスタイルです、アメリカ切手は日本でもブームだった時期が有り、かって収集されていた方も多いかと思います、このアルバムとパケットを購入して、カタログコレクションを再開するのも楽しそうです。

紹介者のメイン収集範囲、戦前の朝鮮半島の消印について、国際切手展出品を前提の作品に対する記述や構成等について質疑応答が有りました、以前も紹介させて頂きましたが、例会では国際切手展審査員資格所有者、国際切手展上位入賞経験者も参加されており、個人的なコメントや感想では無い審査としてのアドバイスも適切に受ける事が出来ると思います。

3人目)海外オークション利用に関する話について紹介、その中で台湾PAN-LUNGのオークションについて、中国・台湾関連のマテリアルがを中心ですが、日本でもおなじみの方のコレクションが現在出品されているとの事でした。

https://panlung.com.tw/

最新のフィラテリストマガジン31号・75ページに掲載されている戦後日本のカバーで、「AV2」が判らないという記事がありましたが、紹介者も戦前旧中国のカバーで「A.V.2」 の印が押されているのを所有しており、何かUPU等の規定で使われた物ではないかという話が有りました、これに関しては情報を募集中です。

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第59回Zoom例会レポート

202165日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第59Zoom例会』レポートです。参加者9人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)アフリカ・ブルンジの1982年動物シリーズ13種にWWF(世界自然基金)のパンダマークが加刷されて発行された、1983年のセットについて紹介。

53回でも紹介の有ったこのシリーズは人気が有り、特にWWF加刷の未使用セットはかなり高額で入手も困難、最近運良く入手出来たと思ったが残念ながら11種で完セットでは無かった、その後1枚は入手して最後の65F切手を探していると状態の良いカバーを見つけ入手、なぜか隣国のザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の封筒、当時首都が有ったブジュンブラ国際空港消印、ニジェール宛の航空便、フィラテリックな物かもしれませんが、アフリカ紛争関係と何か関連の有るカバーなのでしょうか?

2人目)前回紹介のガボン発行金箔切手の裏面を紹介、左側1965年シュバイツアー博士と右側1968年ムバ大統領は共に裏糊は有るが、その性質は違う感じがするとの事、同じく前回紹介したアジマン発行金箔切手もムバ大統領切手と同じ様な白い裏糊で、シール形式の裏糊では無く湿らせて貼るタイプとの事、エンボスの具合も良く分かり貴重な情報です。

このシュバイツアー博士は当時新聞等にも取り上げられ、非常に話題で入手も困難だったとの事、同時期のブルンジ1965年発行コイン型切手も紹介、これらの変わり種切手は地元の郵便局などで開催されていた切手展などで、物珍しさや面白さからもてはやされた思い出が有るとの事でした。

1967年ルワンダ共和国発行、カナダ・モントリオール万博の小型シートも、当時京都のフジスタンプから購入、1970年には大阪万博の切手が世界中から発行されたが、フランス系諸国のサンピエール、セネガル、チャド、ニジェール発行のプルーフを紹介、初めてそれらの存在を知り、当時は学生だったがその珍しさから無理をして購入したとの事です。

5657回で非常に好評だった、アメリカ・1908年シリーズ「赤の5セント」の有名なエラー切手を含む9枚ブロックがeBayで出品されている情報の紹介、ポジション的にも魅力的なマテリアルです。

3人目)第34回で1946年より発行されたインドネシア独立戦争時期の正刷切手、牛を描く独立1周年記念切手の中から3Senを紹介した続編、全13種類で目打11と無目打が有る、80senの無目打は少ない、当時の郵便料金表も紹介。

5senはトライアルカラープルーフ3種、用紙バラエテイ、2重印刷エラー、検閲印の押されたハガキ使用例、10sen15senは同じ図案、30senも切手サイズは同じだが、窓口シート構成は異なり、10sen5×1050面、15sen5×420面、30sen5×1050面となっている、15Senのハガキ使用例は日本の切手無し軍事郵便往復ハガキを利用した物、15Sen30sen貼りカバーは15Senが書状料金で30senが書留料金時代の使用例。

所有マテリアルについての質問、オーストラリア・ビクトリア植民地政府時代のスイス宛書留カバーについて、18641017Deep Creek発、Gordevio宛、MelbourneMarseilles経由、カバーから推測出来る情報など。

4人目)eBayで残念ながら入手出来なかった、インドネシア独立戦争時期のカバーについて、日本の占領時期、海軍担当地区でオランダ切手に加刷された物に、NICA TIMOR Netherlands Indies Civil Administration Timor)と更に加刷された切手の多数貼りカバー。

Netherlands Indies Civil Administration – Wikipedia

四角の消印は19451115日、KOEPANG(現在の西ティモール・クパン)局、この NICA TIMOR加刷の切手は非常に少なく、それぞれ20から30枚程度しか確認されていないと思われる。

金箔切手の話題として、1996年ブータン発行、ペニーブラック切手、元は1840年発行なので関連は不明、22金のCARTOR社製造で出来は良く、お気に入りの1枚との事です。

最近入手した、サウススーダン共和国の書留カバー2通を紹介、共に独立初期発行の切手に改値加刷された切手が貼られ、2019年首都JUBA消、フィラテリックな使用例かもしれないが、書留カバーは比較的少ない。

5人目)PHILANIPPON 2021に出品予定の作品より(その為一部画像加工しています)元々は旧中国切手の目打バラエティとして入手したカバーだが、裏面の右側に押されている消印について紹介。

正式な名称は分からないが、秘密交換局と言われている郵便局の消印、1937年の盧溝橋事件より北京や上海の都市を日本軍が抑えて来て、次は香港となった時期でも郵便業務は行われおり、アメリカ宛航空便も通常通り行われていたが、段々と大ぴらに香港に集めて業務を行うのが難しくなって来た時、秘密裏に日本軍に分からない様に集め、アメリカならアメリカに送る様にしていた、そこで使われていた消印。

この消印は現在人気が有り、参考として3年前の香港・スピンクオークションで、この消印が押された国内宛オンピースが出品されており、不落札だったがこの値段だったとの事。

6人目)前回紹介の、アメリカ・ミステックスタンプ社で購入したアメリカ切手図入アルバムが到着してたので続報を紹介。

https://www.mysticstamp.com/Products/Supplies/M8104/USA

前回と重複する部分は有りますが、全3巻両面印刷、3000枚以上の切手を掲載、ヒンジと切手のおまけ付、スコット番号や情報(見開きで前ページ裏面に切手の解説)も掲載で送料別$59.951847年より2020年の切手迄を採録、第1巻は1985年迄を掲載しており、JPSスタンプクラブ世代にはこれだけでも楽しめそうです、切手を貼っていくとやはりバインダーの追加が必要と思われますが、ブランクリーフ付きでバインダー単品でも販売していますが、デザインに拘らなければ国内通販のOFFICE DEPOTで同等品のバインダーを安価で入手可能です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

WEBセミナー「競争切手展に向けた作品の改善方法(3回シリーズ)」完結のご案内

我が国で開催される競争切手展の中で、FIPの審査基準に最も準拠する度合いが高く、審査結果が世界的に通用する競争切手展である「スタンペックスジャパン2021」の開催を記念し、当協会では、掲題のWEBセミナーを4月から6月にかけて開催いたしましたが、その最終回が昨日終了しましたので、報告します。

開催日程  :4月4日(日) 5月4日(火・祝) 6月6日(日)
のべ視聴者数:240名
なお、講演内容・講師につきましては、以下のパンフレットをご覧ください。


郵趣振興協会は、本年度の活動計画として、WEBセミナーの開催に力を入れております。次回のWEBセミナーの開催に向けて、今回の講演を試聴された皆様にはアンケートを電子メールでお願いしております。ご協力いただければ幸いです。

故郷の郵便の歴史展 閉幕のご案内

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年数回開催している一般切手展です。

2021 年度第1回 郵博 特別切手コレクション展「故郷の郵便の歴史展」は、予定されていた会期を終了しました。6月5日ー6日(土日)の郵政博物館での展示には176名の方にご来場いただきました。ありがとうございました。

展覧会詳細

展覧会名:2021年度 第1回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名:故郷の郵便の歴史展

開催場所:郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体:郵政博物館、(特非)郵趣振興協会
後  援:無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社

郵政博物館における展示期間:2021/6/5、2021/6/6 10:30-16:30
*最終入館時刻は閉場30分前です

クラウド展示期間:2021/5/8 – 2021/6/6

展覧会目録のダウンロード

 

外国切手研究会 第58回Zoom例会レポート

2021529日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第58Zoom例会』レポートです。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)前回話題に上がり、eBayに出品されていたインドネシア独立戦争時期1949年発行・椰子軍事切手に関する報告や調査について、最終的には日本円で約39万円で落札されました。

今回落札された切手は画像の特徴より、版欠点が記述された専門書の「R10」に相当のようです、外国のオークションカタログの表紙にも使用済が掲載された事が有り、以前の国際切手展で出品されていたコレクションの記述などから、シートは2×8のブロックで構成、現存数は100枚以下、使用された消印は9局、オークションカタログ表紙とコレクション中の使用済はSRAGEN局消。

アジア新興国などでは、独立戦争時期の切手やカバーは以前に比べ値上がり状況で、インドネシアは初期のアーカイブなども比較的残っており、複数のコレクターがアジア国際展に出品されているとの事でした。

2人目)最近入手した戦前の朝鮮よりアメリカ宛カバーについて、京城発マサセッチュー宛2倍重量便、KEIJOCHOSEN HOTELの封筒が使われており、裏面にはKEIJO OFFICE S.M.R.と印刷されている、S.M.R.とは南満州鉄道(The South Manchuria Railway Co., Ltd.)の略。

1917年より1927年位迄、朝鮮の鉄道は総督府ではなく南満州鉄道が委託運営していた時期であり、このCHOSEN HOTELは戦前の朝鮮半島では唯一の高級ホテルで、海外からのビジネスマンにも利用されていた、裏面の差出人も香港上海銀行の横浜支店社員と思われ、理にかなった使用例です。

質疑応答より同様のカバーを提示して頂き、CHOSEN HOTELの封筒は少なくとも2種類は有る事が分かりました。

3人目)APSAmerican Philatelic Society)で、夏に開催される幾つかの有料セミナーに全部申し込んだ所、届いたプレゼントのお話について、アメリカ本国や外国切手のパケット、カバーなどが届いた、特にアメリカ切手等は収集していなかったが折角なので整理の為、図入アルバムを購入したとの事で貼込み前なら3巻で最近迄の切手が掲載されているとの事、少年時代のワクワク感を思い出させる楽しい話題です。

American Philatelic Society

https://www.mysticstamp.com/Products/Supplies/M8104/USA

このミステックスタンプ社で扱っているアメリカ切手図入アルバムは、全3巻で1600ページ以上、3000枚以上の切手を掲載、ヒンジと切手のおまけ付、スコット番号や情報も掲載で送料別$59.95、切手を貼っていくとバインダーの追加が必要と思われますが、普及版として安価で販売しているようです、JPSのアメリカ図入アルバムは古い年代の巻は絶版になっている為、今後アメリカ切手のカタログコレクションに興味が有る方は、こちらを検討しても良いと思いました。

3人目)新中国・文革切手についての話題、197171日発行(革4)中国共産党50周年、以前のJPS新中国切手カタログには掲載されていた、1180-78-79-80左耳紙付4種連刷36面のフルシートと共にメルカリに出品されていた。

この4種連刷は36面シートから切り離されたのでは無く、左側が大きくマージンとなっていた為か40面シートに変更されて印刷されたシートより、左側の耳紙を付けた状態で4種連刷で切り離されたもので、画像の連刷がそれに該当する、36面シートから1180-78-79-80左耳紙付4種連刷を作るのは不可能、左耳紙が無い場合も判別は不可能の為に注意が必要。

以前のカタログで#1180が#1178や#1179より安価なのは、40面シートの発行で発行枚数が増えた為で枚数の記述は間違いと思われる、最新のJPSカタログには掲載されておらず、カタログ価も3枚共同じで、このバラエテイは無かった様になっている。

4人目)最近某オークションで落札した、英本国ビクトリア時代・18768ペンス切手について、英本国や英領を中心に長年収集している紹介者が、最も力を入れている英本国ビクトリア時代、カタログメインナンバーで唯一未入手だったマテリアル、この切手は未発行だがギボンズカタログにもスコットカタログ(#72)にもメインナンバーとして掲載されており、非常に入手困難だったとの事。

日本の手彫桜切手でも、未発行だがカタログメインナンバーとして掲載されている例も有る、殆どのカタログは政府や郵政が発行するのでは無く、デイーラーやそれら組織の為でしょうか。

未発行の理由は当時の2 1/2ペンス切手と刷色が似ていた為、大半は破棄処分されたが240枚のみ残された切手が市場に存在する、故に単純計算では、英本国切手のカタログメインナンバーを完集出来るのは世界中で最大240人しか存在しない。

正規に発行された8ペンスとそのカバー2通も紹介、ちなみに過去2番目に入手困難だった英本国切手は、以前紹介した1860年発行1 1/2ペンス切手の未使用との事でした。

5人目)学生時代に収集していた外国切手を、当時の情報と共に少し紹介、金箔切手のリーフはアジマンとガボン発行分、1965年のシュバイツアー博士の切手は世界最初の金箔切手として有名、拡大画像で見ると日本の新動植物国宝切手のミニパックの様なビニール袋に入っている、裏糊もついており、薄い金箔保護と指紋や湿気対策だったのでしょうか。

1967年発行のムバ大統領の切手はシール状の台紙となっており、こちらも薄い金箔保護とコストダウンの為だったのでしょうか。

1967年セントルシア発行の自治制加刷の25セント2枚は、台切手の文字部分を金色で消した後、青色と黒色で加刷された切手だが、本来は赤色の加刷でこの色はスコットカタログにも未掲載との事、何か情報が有れば宜しくお願いしますとの事でした。

発売当時の切手情報や入手は、大阪のカナイスタンプ発行のスタンプレーダー、三重の森下浩、京都のフジスタンプ、名古屋のユキオスタンプなど、懐かしい老舗の名前が上がりました、現在でも営業されているのはユキオスタンプだけですが、当時の先代店主はかなり外国切手に力を入れていたとの事です。

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日本国際切手展2021、世界展からアジア展に変更して開催することを発表

日本国際切手展2021(PHILANIPPON 2021)組織委員会事務局(以下、実行委員会)は『日本国際切手展2021 特別規則の改正および2次出品申し込みのご案内』という書面を作成し、6月1日付で切手展出品者に郵送しました。
同文書が到着しましたので、記載されている競争展に関する変更点を以下に抜粋してご案内します。

1)競争展としての性格
旧)世界展
新)アジア展

2)後援
旧)FIP後援
新)FIAP後援

3)受賞記録
旧)FIP認定記録
新)FIAP認定記録
*なお、本展覧会はFIP認定の展覧会であり、85点以上を獲得した作品には、今後の世界展での展示に8フレームが割り当てられます。

4)出品部門
廃止)チャンピオンクラス
新設)印紙部門

5)レギュラー部門の出品料金
旧)11,000円/frame
新)3,000円/frame

6)ワンフレーム部門の出品料金
旧)14,000円
新)6,000円

7)文献部門の出品料金
旧)11,000円
新)3,000円

なお、上記競争切手展には海外からの作品が集まらず展示量が不足することが理由で、非競争展示作品の募集を行うことがあわせて発表されました。フレームあたり出品料1000円で1-5フレームの展示が可能と記載されています。なお、出品者にはフレーム数に関わらず、記念品・参加証明書・公式ガイドブックが付与されます。



(追記 6/7 9:48AM, 17:00PM)非競争展示作品の応募資格ですが、「日本郵趣協会のトピカル切手展、フリースタイル切手展、ミニペックス等への出品歴のある作品」以外でも応募できることが判明致しましたので、上記内容を修正しました。

[6月5・6日 郵政博物館で開催] 故郷の郵便の歴史展のご案内


[クラウド展示はこちら]

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年数回開催している一般切手展です。

2021 年度第1回 郵博 特別切手コレクション展「故郷の郵便の歴史展」は、5月8日13:00に開幕し当初はクラウド展示のみを提供してまいりましたが、既にご案内の通り、6月5日ー6日(土日)に、臨時休館期間を終えた郵政博物館でも展示を行うことが決定しました。

郵政博物館で配布する目録(展示作品解説パンフレット)につきましては、PDF版も完成しておりますので、ダウンロードして参観のご参考にしてください。[ ダウンロード ]

展覧会詳細

展覧会名:2021年度 第1回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名:故郷の郵便の歴史展

開催場所:郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体:郵政博物館、(特非)郵趣振興協会
後  援:無料世界切手カタログ・スタンペディア株式会社

郵政博物館における展示期間:2021/6/5、2021/6/6 10:30-16:30
*最終入館時刻は閉場30分前です

クラウド展示期間:2021/5/8 – 2021/6/6

(6/4追記)本日13:30-16:00の2時間半ほどを使い設営を行い全23フレームの展示が無事完了しました。設営準備をお手伝いくださいました出品者の鎌倉達敏さん、博物館学芸員の皆様、ありがとうございました。

展示作業中

 

発案者の一人でもある長田さんのアイディアで、狭いところに何十フレームも詰め込むのではなく、真ん中の空いた「コ」の字にフレームを配置することになりましたが、見る方にとってのプラスだけでなく、警備上も死角のないレイアウトとなりました。

当面は難しいかもしれませんが将来的には中央部分に椅子や机を置くことができればと考えています。

展示会場のパノラマ写真

 

 

外国切手研究会 第57回Zoom例会レポート

2021522日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第57Zoom例会』レポートです。参加者10人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)ハワイ王国・1889年発行 PAID REPAY POSTAL CARD(#UY3・往復はがき)のアーカイブス新発見の記事について紹介、紹介者が以前に北陸郵趣に寄稿したものですが、日本では外国の郵便はがきの記事は少なく貴重と思われた為、掲載させて頂きました。

余談ですが、魚木五男先生がJPS郵趣研究に2019147号から154号迄6回に渡って外国はがきの記事を連載されておられました、いずれは単行本化したいと述べておられて楽しみです。

2人目)中国・日本占領地域・華南のカバーを紹介、この地域については第45回でも紹介しており参考にして下さい、詳細はリーフに記載の説明通りで、1940628日広州発、71日金沢着、入手当初はこの時期の料金内訳が分からなかったが、ある方の助言で判明したとの事です、尚このカバーはメルカリで出品されていたのを入手されたとの事、現状では出品ジャンルも整理されておらず検索も大変ですが、お宝的なマテリアルも出品されている可能性も有ります。

3人目)前回で反響の大きかった、アメリカ・1908年シリーズ「赤の5セント」の有名エラー切手について、プレゼンテンション形式で非常に分かりやすい解説をして頂けました、詳細は画像データを見て頂ければと思います。

この切手のポイントとして、版番号#7942400面シート中エラー切手のポジション3箇所、メインナンバー3種類の切手それぞれの製造枚数と流通枚数、実際の回収指示書など、とても参考になりました。

尚、この記事レポートを書いてる現在でもスコットNo505を含む100面シートがeBayで出品されていました、日本円で約15万円です。

4人目)現在eBayに出品されている、インドネシア独立戦争時期の最難関の1枚で1949年発行・軍事切手の話題、スコットカタログではメインナンバーが振られており、その為このジャンルを収集するには是非入手したい切手だが実際は非常に難しく、南方占領地切手の最難関のフロレス暫定切手に相当するとの事でした。

質疑応答よりこの椰子軍事切手と呼ばれる資料の提示も有り、確認されているのは数十枚との事、ポジションごとの特徴も記載されておりプレーテイングも可能と思われます、出品されている切手は(鑑定書は必要と思われますが)本物と思われ、最終的な落札金額には興味が有ります。

5人目)喜望峰・マフェキング1900年発行の切手を紹介、第2次ボーア戦争時に切手の供給が途絶えた為に発行された暫定切手だが、世界最初のボーイスカウト切手として世界的に有名、使用済も基本的にこの都市の消印のみ、1ペニーと3ペンスの2種類が発行されたが、3ペンスの方はサイズ違いが存在する為、カタログメインナンバーで2種類に分類されている、昔からトピカル収集家には人気が高かった為、現在でもコンデイションの良い切手は比較的高価、参考として現在eBayに出品されている状態の良いカバーは日本円で約120万円でした。

6人目)第12回と第13回でも紹介した英領ヘルゴランド島切手の資料について紹介、元はドイツ語で記述されている約800ページの文献でPDFの資料にして所有しているとの事、その一部を紹介して頂けました、この地域の切手を本格的に収集されて興味がある方は、お問合せ頂ければとの事でした。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

南方占領地切手コレクターズクラブ 第12回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第12回ZOOM例会レポート

2021年5月27日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は6名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

 

1)南方全域 印紙について

南方では多くの地域で印紙が加刷・新規発行されました。話題に上がったのは北ボルネオの収入印紙、封緘紙、フィリピンの印紙でした。

フィリピンの印紙はアメリカ統治時代のものが長らく使用されたので、日本製印紙の使用済みは少ないです。

2)フィリピン 暫定50c実逓使用

フィリピンの暫定50cは適正料金がないので、非収集家による実逓便は未見でした。当カバーは8倍重量便の書留であると思われる珍品です。

3)ビルマ OKKAN使用

ビルマのOKKANでは通常の消印とは凹凸が逆だったようで、消印が通常のものとは異なります。インドとの国境に近い場所であったので、使用例が非常に少ないです。本カバーは切手無しの日本宛て封書です。

4)ビルマ ×加刷の上に孔雀加刷

×加刷の上から孔雀を加刷したものです。真偽は不明ですが、いくつか同様のものが存在し、使用済みも存在するようです。

5)仏印 仏印処理後の使用例

南方地域を日本軍が次々と占領していく中で、仏印は親日的なビシー政権が運営していたことから、日本軍は占領しませんでした。しかしビシー政権の消滅と連合軍の反撃により、仏印が前線となったことで、日本は仏印処理を行って、日本占領下の状態になりました。本カバーはその時期の郵便物であり、大変貴重なものです。

 

以上のものと現行のオークションの話題がでました。

 

次回は6月23日20時からです。

 

以下は順に1)-5)の画像です。