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  1. 山本 勉

    ミッヘルカタログでは、「1934年から1936年の切手についてはモスクワでコピーされた郵便印が押されたので、自国で正規に郵便に使われたかどうかは疑わしい」、という注釈付きでこのような切手を採録しています。ギボンズカタログでは「実際に使われているので採録している」のだそうですが、私はこのカタログでは確認していません。イギリス発行の切手地図帳では「UPUに加盟したことはなく、切手は自国内、ソ連、モンゴルあてのみ有効。郵便局はKizilとTuranのみ」と書かれています。UPUには切手の有効性について判断する権能はありませんから、もし、ソ連からの郵袋で送られてくれば、アメリカとしては、明らかな未納不足便でない限りそのまま配達すると思います。なお、私のデータベースによると、Amerian Philatelist誌の1950年№7, pp.803-805と同1998年№5, pp.438-440にタンヌ・トゥーバ(タンヌ・ツーバ)の記事があるようです。この文献は置く場所が無いので手放したため、手元では確認できません。参考情報としてお知らせしておきます。

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