IBRA、延期した2023年の開催日を決定。今後の名称はIBRA 2023に。

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。

7/28に当協会HPでご案内した、IBRA 2021(当初開催予定期間2021/5/6-9)の2023年への延期についてですが、昨日9/9に、延期日程が、2023/5/25-28に決定した旨が発表されました。

開催地は当初と同一会場(Messe Essen、ドイツ エッセン)ですが、展覧会名称はIBRA 2023に変わり、同時にホームページも以下のアドレスに変わりました。
www.ibra2023.de

今なら両方のHPを見る事ができます。

IBRA2021

IBRA2023

外国切手研究会 第20回Zoom例会レポート

202095日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第20Zoom例会』のレポートです。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)英本国1864年発行ペニーレツド目打有コレクションを紹介、この切手の特徴として、今まで下の2角のみだったコーナーレターが上下4角に、印面に版番号が入れられるようになった事、71版から始まり225版迄有る、その中で77版は世界に数点しか存在が知られていない珍品。

使用済リーフは局名が読めるものを整理した見応えの有るコレクション、大きなブロックは本国でも人気が有り入手は中々難しい。

カバー類は日本・江戸(Yedo)宛外信使用、最終225版1枚貼適正使用、ポルトガルリスボン行外信使用、オックスフォード大学の非公認私製加刷切手(O.U.S)カバーを紹介。

2人目)1848年ジャワ・バタビア発、フランス・ボルドー行スタンプレスカバーの紹介、紅海を抜けてアレキサンドリア経由、地中海を抜けてマルセイユ経由、到着迄57日を要している、前回発表 の ”Landmail” カバーは1846年オランダ・アムステルダム発バタビア行で54日を要していた為、このカバーと同様なルートで運ばれたと思われるとの事。

航海ルートが記載された資料により、逓送ルートが分かりやすく一目瞭然でした。

3人目)ロンバルディ・ベネチアの印紙の郵便使用カバーの紹介、18566月4日ベローナ発、英国では切手と印紙が共用の時期が有り諸外国でも同様の使用例は有った、日本でも南方占領地では昭和切手が印紙として使われた事も有った。

当時オーストリア支配下にあったベネチアが印紙として発行したものだが、交付された法律の指示書が分かりにくかった為、間違って郵便使用された珍しい物。

この印紙の製造面で面白いのは、中央数字部分の印刷が凹版と凸版の物が全ての額面に存在し、これは30センテジミが凸版印刷、15センテジミが凹版印刷で両方の印刷形式が混在して郵便使用されたカバーとして唯一確認されている物。

1人目で紹介の有った英本国1864年発行ペニーレツド目打有77版の話、今までの発見件数は未使用4点使用済5点で計9点、スコットカタログでは未使用は評価無し、使用済評価約2000万円となっている、未使用の内2点は博物館に入っており、残り2点も100年以上市場に出ていない為と思われる。

使用済1点も博物館に入っており2点も同様に市場には長く出ておらず、残り2点は2012年と2016年に恐らく投資目的で購入したと思われるジャージーの会社から2019年にオファーを受けたという話でした。

この77版の切手が非常に少ない理由は、比較的多く製造されたにも関わらず、大半が目打施工や製造に問題が有り殆ど市場に出なかった為と記事に書かれていたとの事、コーナーレターが ”M I” の切手を見ると下部の目打施工が悪いのが分かります。

4人目)前回の続きで、ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー5セントコレクションの紹介、外国宛基本料金で最初のリーフはタウンキャンセルコレクション、郵便局名下部の番号は、メイ&ハリスの書籍の消印番号。

単片貼アメリカ宛カバーを2通紹介、下部のカバーは19858月1日発ニューヨーク宛だがマサセッチュー州に転送されている、受取人はドクターらしく時期と転送先から避暑地に行った受人に転送されたカバーではとコメントが有りました。

アメリカ切手とのコンビネーションカバーは2倍重量便で10セント分貼、アメリカ到着後に5セント切手が貼られスコットランド・エディンバラに転送、裏面に中継印や到着印が押されている、このシリーズのコンビネーションカバーは少なく貴重な1品。

複数貼アメリカ経由ドイツ宛カバーを2通紹介、2倍重量便と2倍重量便書留カバー、単一切手の複数枚貼カバーも入手以外とは困難。

16枚貼カバーの紹介、アメリカ経由フランス宛13倍重量便の書留カバーで計80セント分貼、裏面に中継印や到着印が押されている、現在確認されている単一切手の最大マルチプル貼カバー。

ドイツ宛カバーとフランス宛カバーは共にアメリカ・ニューヨークの書留ラベルが貼られている、ハワイでは書留番号が合わさった書留印が使われているが、これはUPUで外国宛書留郵便物は書留ラベルを貼付する規定が有った為と思われる。

5人目)昔に購入したツエッペリンカバー、詳しく覚えていないので今回調べ直した情報を紹介、左上印鑑の飛行船番号(LZ127)から多くの郵便物を運んだグラーフ・ツエッペリン号と分かる、1929年のオリエント飛行、パレスチナ・ハイファ行カバーで、この飛行船は霞ヶ浦に来た事も有り比較的日本でも知られている。

情報によると、ミッヘルのツエッペリン専門カタログによると、左下のスフィンクスとピラミッドが描かれた印鑑は、レッドパープルとブラックレッドのタイプ違いが有るそうです。

6人目)アメリカ1851年シリーズ目打有1セント ”ブルー・フランクリン” タイプ5より、目打がずれて左印面に銘版が入った切手を紹介、ずれがこれ程大きいのは珍しくまるで印面デザインのようになっているのが面白い。

アメリカ初期記念切手コレクションの紹介、1883年世界コロンブス博覧会記念は16種セット中14種が揃った物、高額の4$と5$はアメリカ記念切手の中でも最難関と知られ入手は難しい。

1898年トランス・ミシシッピ博覧会記念切手9種セット、当初2色刷の予定が南北戦争の関係でコロンブス博覧会と同じく単色刷となった、1$の牛の図案はアメリカらしいデザインで高価だが人気のある切手。

1901年パン・アメリカン博覧会記念切手6種セット、アメリカ記念切手初の2色刷でトピカル収集家からも人気が高い、1セントと2セントには中央部が逆に印刷されたエラーが有る。

1912-13年発行小包切手12種セット、トピカル収集家からも人気の有るデザインだが、同一サイズ同一刷色の切手は間際らしい、間違いやすいと現場からは大変な不評だったそうです。

7人目)前回他の方が発表されたオランダ本国、1872年5セント(SC23)キングウイレム3世のカバーの件(システムエラーで前回は画像無しでした、ありがとうございます)で少し調べさせて頂いた事を発表されました。

地図から読む逓送ルートの他、AMERICAN SOCIETY FOR NETHERLAND PHILATERYというサイトの紹介。

http://www.asnp1975.com/

このサイトのBackIssuesでは1975年から始まる過去の会報を見る事が可能で、このシリーズの詳細な記事を何点か見つける事が出来た、非常にバラィティの豊富な切手という事も分かる、英語で書かれている件も有難いと思います。

更にはIndexを見ると蘭印の記事も有るようで、今後非常に参考や勉強になるかもしれないという参加者の意見でした。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第19回Zoom例会レポート・追加分

2020829日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第19Zoom例会』の追加レポートです。4人目)の記述で一部勘違いや間違いが有ったのと、消失分の画像データも再投稿頂いたので今回と差替えて頂けると幸いです。

4人目)前回他の方から発表された、アメリカ1851年シリーズの最高額面90セントのカバーについて、使用例が10通も無いと言われていたが確認されている物は6通ではないかとの事、その中から4通を紹介して頂きました。

1通目、1861126日ニューヨーク発、スエズ経由マルセイユ行、1ドル32セント分貼。

2通目、イギリス経由喜望峰行、1ドル32セント分貼。

3通目、ニューヨーク発、イギリス経由上海行、1ドル68セント分貼。

4通目、国内使用3セント基本料金の30倍重量便で90セント1枚貼。

ホノルル発アメリカ行カバーを2通紹介、10セント1枚貼と、1セントペア貼と10セント1枚貼、ハワイ~アメリカ東海岸までの料金は17セントで17セントをハワイでは現金で支払い、到着したサンフランシスコ港で東海岸までの料金10セントとShip Feeの2セントを切手で貼付して送付したものになります。10セントの単貼はこのShip Feeを現金で支払ったケースに該当することになるわけです。

Hawaii Pictorial Issueの2セント切手単貼の外信便の使用例2通紹介、葉書はハワイ最初期の絵葉書で非常の珍重されている葉書である。Aloha Nui(アロハ・ヌイ)Postal Cardと言うもの、ホノルル以外のタウンキャンセル(Town Cancel)は非常に収集の対象になっています。

前回のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクション紹介時に出た質問の答えで、当時のハワイの郵便局数105局だそうです。

ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー2セントのフルシートの紹介、50面シートでポジション48に定常変種。

ピクトリアルイッシュー発行年多数貼り書留カバーの紹介、ホノルル発ニューヨーク行。

エジプト?の官製ハガキが世界中を転送され最終的にシェラレオネに到着した使用例の紹介、蘭印、ハワイピクトリアルイッシュー、アメリカの切手が貼付されている面白いマテリアル。

以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

アジア国際切手展<TAIPEI 2021> 作品募集について

現地主催者からの追加情報がないため、現状の予定のまま進行することを前提とし、

日本からの出品のナショナル・コミッショナーあて国内エントリー期間を

 2020年11月16日(月)午前10時から同11月23日(月) 午前10時まで【必着】

といたします。

以下は開催情報です。

主催者サイトに掲載されたIREX等が正式な情報となりますので、出品申込に際しては、必ずお読みください(以下にリンクがあります)。
https://taipei2020.post.gov.tw/post/taipei2020/en/index.jsp?ID=1429656707022

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1.開催情報
(1) 2021年6月4日から8日までの5日間にわたり、台湾・台北市の Taipei World Trade Centre Hall 1において、The Chinese Taipei Philatelic Federation、Chunghwa Post Co., LtdおよびTaiwan External Trade Development Councilの三者からなる組織委員会主催により、FIAPのpatronageおよびFIPのrecognitionの下で第38回アジア国際切手展<TAIPEI 2021>が開催されます。
(2) 本展の特別規則から、出品に関する事項を抜粋しました。正式な規則類や書式等は、必ず同展のウェブサイト等でご確認ください(この記載はあくまで便宜上のもので、英文が正規のものとなります)。
(3) 出品申込書への署名はTAIPEI2021特別規則に承諾したと見なされます。

2.日本国ナショナル・コミッショナーについて
当初予定の<TAIPEI 2020>については(一社)全日本郵趣連合理事会の議を経て以下の通り決定されましたが、<TAIPEI 2021>についてもそのまま担当する予定です。

・氏名:池田健三郎(イケダ・ケンザブロウ/ IKEDA, Kenzaburo)
・連絡用電子メール: kenzaburo@jipp.jp
(スパム防止のため@を半角に読み替えてください)

※新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、コミッショナー業務が担当できなくなる可能性も皆無ではありませんので、その点はあらかじめご了承ください。

3.日本国内からの出品受付について
(1) 国内エントリー期間(2020年11月16日午前10時から同11月23日(月) 午前10時まで【必着】)中にコミッショナー宛に出品申込書とイントロダクトリーページ(タイトルページ)を送付してください(すべて英文)。期間前に送られても受理いたしませんので、必ず期間内にエントリーをお願いいたします。
(2) 特段の事由なき限り、全てのご連絡は上記の電子メールあてでお願いいたします(必要書類はスキャンしたものをpdfファイル等でメールに添付してください)。
(3) 以前の出品作品のタイトルを変更して出品する場合は、必ず、以前のタイトルを出品申込書に記載してください。
(4) いただいたご連絡にはすべて「Re:」でご返信いたしますが、送信から3日経っても当方からの折り返しがない場合はメール不達事故等の可能性がありますので、至急ご連絡ください。
(5) 組織委員会からの出品可否の通知は2021年2月初頃を予定。

(6)  日本からの出品資格は、全日本切手展、JAPEX、スタンペックスジャパンのいずれかにおいて金銀賞(75ポイント)以上を得た作品です。

【エントリーご予定の方にご留意いただきたい事項】

一般社団法人全日本郵趣連合の会員資格について

国際切手展へのエントリーに際しては、一般社団法人全日本郵趣連合(以下、連合と表記)の会員資格取得をお願いしています。

FIP/FIAPの加盟料や日本国としての特別賞授与などの負担金は、会員のみなさまからの会費により賄われていますので、連合としては「公平性および受益者負担の原則」により、エントリーなさる皆様には、連合正会員または賛助会員へのご加入をお願いしている由。
以上から、コミッショナー(池田)は連合の役員ではないものの、業務の公正かつ円滑な遂行を期するため、エントリー受付は会員登録の完了を前提とさせていただきますので、左様ご理解の程、お願い申し上げます。

4.出品料について
出品料は以下の通りです。
(1) ユース、文献、ワン・フレームを除く部門:1フレームにつき50米ドル
(2) ユースは無料
(3) 文献は1件につき50米ドル
(4) ワン・フレーム作品は1作品75米ドル

5.作品搬入の方法について
(1) フレーム出品:コミッショナーが全作品を会期前日までに自ら持ち込むことが要求されています。よって出品者には原則として、所定のコミッショナー運搬手数料[1フレーム当たり4,000円]を申し受けます。また、航空会社から超過料金等を請求された場合には、別途、応分のご負担をお願いする可能性があります。
※ 当該超過料金発生を抑制し、出品者のご負担を軽減する意味からも、コミッショナーに帯同(6月3日午前東京発にて台北入り予定)いただける方は、事前にお申し出頂けますと幸いです。

(2) 文献作品:2021年3月15日必着で、各2点ずつお送りください。
(注:作品受理の連絡前に、絶対に送付しないでください)

【文献の送り先住所】
The OC of Taipei 2021
Chunghwa Post Co., Ltd.
Room 402, 55 Jinshan S. Road, Sec. 2
Taipei 10603, Taiwan

6.TAIPEI2020の出品クラスについて
(1) 競争出品の区分
― Class 1:FIAPチャンピオンシップ・クラス
(2011-2020年の10年間にFIP/FIAP展において3回以上LG受賞の作品)

― Class 2:伝統郵趣
(A) Qing Dynasty(清朝)および中国郵政
(B) アジア・豪州
(C) その他の地域

― Class 3:郵便史
(A) Qing Dynasty(清朝)および中国郵政
(B) アジア・豪州
(C) その他の地域

― Class 4:ステーショナリー

― Class 5:航空郵趣

― Class 6:宇宙郵趣

― Class 7:テーマティク
(A) 自然
(B) 文化
(C) 科学技術

― Class 8:マキシマフィリー

― Class 9:印紙

― Class 10:現代郵趣(1980年以降)
(A)伝統、(B)郵便史、(C)ステーショナリーの各分野
*現代郵趣クラスに作品が受理されることは、他のクラスの受理を妨げない。

― Class 11:実験クラス=絵葉書

― Class 12:ユース
(A)2021年1月1日時点で15歳まで
(B)同16歳から18歳
(C)同19歳から21歳
*年齢区分の他に、伝統・郵便史・航空郵趣・テーマ等、どの部門に出品するかを申込書に明示すること。

― Class 13:郵趣文献
通常の出品申込書に加え、文献用の情報フォームを記入すること。
(A)郵趣書籍・パンフレット・研究書(2016年1月1日以降刊行のもの)
(B)雑誌・定期刊行物(全冊が2019年1月1日以降刊行のもの)
(C)切手カタログ(2019年1月1日以降刊行のもの)
*出品申込書にサブクラスを明示すること。

― Class 14ワン・フレーム(1フレーム出品)
このクラスの作品はマルチフレームからの抜粋された1フレームではなく、ワン・フレーム作品にふさわしい狭い範囲の主題を取り扱っていなければなりません。点数(60-100点)が記載された賞状のみ授与され、メダルはありません。出品申込書には、以下のA-Hのどのサブクラスに該当するか、ご記入ください。
(A)伝統郵趣
(B)郵便史
(C)ポスタル・ステーショナリー
(D)航空郵趣
(E)宇宙郵趣
(F)テーマティク
(G)マキシマフィリー
(H)印紙

(2)リーフの大きさ
以下がFIPによる推奨サイズです(標準サイズの場合、1フレームの構成は4×4=16頁となります[A4判で問題ありません])
①標準サイズ (各頁21x29.7 cm 又は 23x29 cmで、一段に4頁配置)
②ダブル・サイズ (各頁42x29 cm 又は 46x29 cmで、一段に2頁配置)
③中間サイズ (各頁31x29 cmで、一段に3頁配置)

(3)フレーム数
以下の通りです。
Class 1 8フレーム
Class 2-11 過去の受賞歴により
(a)FIP / FIAP 展で大金銀賞以上: 8フレーム
(b)FIP / FIAP 展で金銀賞以下 : 5フレーム
Class 12A 1-3フレーム
Class 12B 2-4フレーム
Class 12C 3-5フレーム
Class 13 郵趣文献は組織委員会宛に「2部」送付
Class 14 ワン・フレームクラスは1フレーム

(4)作品の取扱い等
・出品者は組織委員会により割り当てられたフレーム数を変更できません。
・リーフは保護ラップに入れ、表面の左下にリーフ番号を記入のうえ、組織委員会より支給される専用封筒に収納すること。
・組織委員会は会期中、善管注意義務を果たすが、事故については責任を負わない。

以上

第14回 活動報告

特定非営利活動法人 郵趣振興協会(以下「当協会」と略す。)は、その活動について広く伝えるため、3ヶ月に一度レポートを発行し、電子メール等で賛助会員にお伝えすると共に、無料でご掲載いただける雑誌媒体に同一内容を提供しております。今回より同レポートを公式ホームページでも発表させていただきます。ダウンロードしてご覧くださいますようお願い申し上げます。

活動報告対象期間:2020年6月11日~2020年8月31日

第14回活動報告 ダウンロードしてご覧ください。

 

外国切手研究会 第19回Zoom例会レポート

2020829日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第19Zoom例会』のレポートです。参加者11人中7人の発表で質疑応答が有りました。

今回お詫びですが、システムエラーの為に録画が出来ていない部分が有り、スクリーンショットが取れずに解説が不十分な所があります、御了承下さい。

1人目)エジプト初期切手のカタログコレクションを紹介、1866年に発行されたファーストシリーズはオスマン帝国の影響を受けたデザインで、アラビア文字が加刷されたように見える2色印刷、製造面のバラエティも多いがデザインは不評だったようで、翌年1867年にはスフィンクスを描いたセカンドシリーズが発行されている。

ファーストシリーズのカバー2通を紹介、いずれも1866年カイロ局消だが、”POSTE” と入っているのはイタリア語、切手発行以前のエジプトではイタリア民間会社が外国郵便の取扱を初めたが後に政府が権利を買い戻した、そういう経緯からエジプト初期の郵便はイタリアの影響が大きいそうです。

1952年エジプト革命で当時の国王ファールーク1世が国外追放となった為、肖像を抹消した加刷切手の紹介、リーフに空きがある2枚の航空切手(#C84、#C86)は現在スコットカタログでは欠番になっており、後に偽物と分かった為だそうです、因みにこのファールーク1世は切手収集家でもあり、自分の為に製造面のエラー切手を作らせていたとの事。

2人目)1845年オランダ領東インドで発行された、”Landmail” と呼ばれる世界初の不足料切手カバーの紹介、1846420日アムステルダム発(青い印)、422日マルセイユ中継印(赤い印)、シンガポール経由、バタビアでこの不足料切手が貼られ1846613日の日付と180セント相当の徴収料金を手書き、 サマラン着。

この不足料切手は初めて見たという方が多数で、逓送ルートや料金の解読で話題の1品でした。

19世紀の日本・アメリカ・ブラジル消印の相似形コレクションを紹介、アメリカ19世紀のファンシーキャンセレーションは無数のバリエーションが有るが、日本も当時アメリカのお雇い外国人の影響もあり、このような消印が使われたと言われている、ブラジルが1866年から発行した切手はアメリカンバンクノート社が製造した非常に精巧もので、消印も同様に当時のアメリカの影響を受けたと思われる。

以前取り上げた「郵趣」裏表紙は日本・アメリカ2国だが今回は3国でさらに興味深い、消印も面白いのですが実は切手自体も素晴らしいものです。

3人目)英本国ビクトリア女王時代最後の切手、1887-1890年発行の通称ジュビリーシリーズから、1890年に改色して発行された1/2ペンスと1シリングのコレクションを紹介。

/2ペンスは1ポンドとなる480面シート構成、この時代のイギリス切手の注意点として水溶性のインクが使われており、水剥がしをすると変色してしまう物が多く、特に1/2ペンスは顕著で青色の物はいわゆる傷物になるので注意、1シリングの消印コレクションはボーア戦争時の野戦局など。

カバー類は1/2ペンスを豊富に紹介、国内使用、外信使用、船内投函、博覧会場消、ボーア戦争時の国内料金適用使用例、フィラテリックな物など。

4人目)前回他の方から発表された、アメリカ1851年シリーズの最高額面の90セントのカバーについて、使用例が10通も無いと言われていたが確認されている物は6通ではないかとの事、その中から4通を紹介して頂きましたが、残念がらシステムエラーの関係で1通しか画像が有りません。

1通目、1861126日ニューヨーク発、スエズ経由マルセイユ行、1ドル32セント分貼。

2通目、イギリス経由喜望峰行、1ドル12セント分貼。

3通目、ニューヨーク発、ロンドン経由上海行、1ドル84セント分貼。

4通目、国内使用3セント基本料金の30倍重量便で90セント一枚貼。

アメリカ切手のハワイ初期使用例を発表して頂きましたが、こちらもシステムエラーの関係で残念ながら画像が有りません、簡単に紹介させて頂きます。

ホノルル発マサセッチュー行カバーを2通紹介、10セント(#35)1枚貼と、3セント(#24)と10セント(#35)2枚貼りで料金の違いは、ハワイ・アメリカ間を運ぶ船長に支払う手数料3セント分を現金で支払ったか切手を貼ったかの違いとの事です。

前回のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクション紹介時に出た質問の答えで、当時のハワイの郵便局数105局だそうです。

ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー2セントのフルシートの紹介、50面シートでポジション48に定常変種、こちらも画像が無く申し訳有りません。

世界中を転送されて最終的にシェラレオネに到着した面白いハガキの発表も有りましたが、こちらも画像が無いので解説が難しく割愛させて頂きます。

5人目)オランダ本国、1872年5セント(SC23)キングウイレム3世のカバーを紹介、オランダ関係を収集している中で初めて競争展向きと思えるマテリアルを購入、ここから1歩ずつ進めて行きたいとの事で状態も良いカバーですが、こちらもシステムエラーの関係で残念ながら画像が有りません。

6人目)前回発表のスロベニア新聞切手、複雑なシート構成の違額面ブロックを資料から紹介、発行枚数は最低額面はリュブリャナ印刷分が9,777,700枚、ウイーン印刷分が2,765,000枚で合計12,535,700枚と桁違いに多く、未使用が多く残っている理由が分かります。

17回例会で発表のスロベニア・スモールチェーンブレイカーと呼ばれるシリーズのシート構成とルレットを解説、シート構成は大きく4つ、目打は2つのパターンが有る、発表者所有の5050100面シートを例に取ると、印刷面はずれていないが50面ごとにルレットを施工して上下左右に抜けていない例、印刷面がずれているので50面ごとにルレットを施工して上下左右に抜けていない例、100面そのままルレットを施工して左右だけ抜けていない例などを紹介。

7人目)ニューヨークコレクターズクラブという地元の郵趣会に所属しているが、その機関誌によると、2週間に1度講師を立て1時間程度のZoom例会を初めてから新規会員が増えているという話、地元だけでは無く、他の州や遠くは海外からの参加も有り、Zoom例会自体は会員以外でも参加出来るがそこから面白さを感じて会員になる方が増えているのではと。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

 

 

外国切手研究会 第18回Zoom例会レポート

020822日 2000PM – 22:10PM開催『外国切手研究会 第18Zoom例会』のレポートです。参加者11人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)ドイツ民間郵便会社タクシスの切手について、第16Zoom例会の続きでセカンドイッシューを紹介、おさらいとしてタクシスは広範囲な飛び飛びのエリアを受け持っており、切手発行当時北部地域はシルバークロッツエン、南部地域はクロイッツアーと通貨単位が違っており、2種類の額面で色が同じ物同士ほぼ同一貨幣価値の切手を発行、北部地域用は額面を四角、南部地域用は額面を円形で囲んだ最終シリーズ迄同様のデザイン。

1859年から発行されたセカンドイッシューの特徴は、全部ではないが白紙にカラーインクで印刷されている、ファーストイッシューは着色紙に黒インクで印刷されていた、又発行期間が短かった為マルチプルや使用例も難しい物が多いが例外として、高額切手の未使用は余り使用されずに残っている為に入手は難しく無い。

北部地域は主に工業地帯、南部地域用は主に農業地帯だった為、高額切手の使用例や外信カバーは南部地域の方が少ない、発表された全リーフを可能な限り紹介しますので参考にして下さい。

2人目)第2次世界大戦時、チェコのテレンジン収容所で発行された小包切手について、未使用、使用済、プルーフを紹介、約7万5千枚発行されたと言われ実際の郵便事業はドイツが行っていたらしい、スコットカタログは未掲載だがミッヘルカタログには掲載、色違いや二重印刷のバラェテイーも有るそうです。

この収容所には悲惨な歴史が残っているが切手のデザインからはそれを連想できず、外部の家族や知人に物資を送ることも出来るという宣伝やカモフラージュを兼ねて発行されたと思われる。

3人目)アメリカ1851年シリーズの続きで5セント以上の切手コレクションの紹介、3セント無目打の発行枚数は約3億6千万枚に対して、5セント無目打は発行期間が短かった事も有り約15万枚と少なく入手もそれなりに難しい、5セント無目打と12セント無目打はタイプ分類無し、10セント無目打は5つのタイプ分類が出来る。

1857年から発行された目打有の5セント、10セントはタイプ分類が出来る、その10セントは狭かったガッターに目打を入れる為に印面を少し削った物がタイプ4である、1860年には24セント、30セント、90セントの高額面が追加された、最高額面の90セントは使用例が10通も無いと言われており、真正の使用済も滅多に無く非常に高価。

日本では見る機会の少ない19世紀アメリカクラッシックコレクションです、こちらも可能な限り紹介しますので参考にして下さい。

4人目)ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー6種の紹介、アメリカ併合前最後のシリーズで1899年にはUPUカラーに改色された3種も発行された、最初のリーフはプレートプルーフで幾つかは厚紙に印刷されている。

SPECIMEN” の綴りが ”SPCEIMEN” と間違えられた見本切手やガッターペア、銘版入ガッターペア、ハワイ切手最終使用日消印ブロック、ポルトガル語で印刷された見本切手の紹介。

1セント切手のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクションやカバー、エラー切手やパックポー消、アメリカ切手とのコンビネーション使用例の紹介。

5人目)ベルリン救済強制切手について、カバーを収集してきて10通程になった、これらを整理するにあたってどのような方向でまとめたら良いか検討中、歴史や時代背景も勉強しながら色々考えているがアドバイスがあればお願いしたいとの事。

ベルリン封鎖は歴史上の大事件でもあり、テーマチックや郵便史共に面白い展開が出来ると思います、メジャーなテーマでも有り、諸外国の収集家が発表されている作品等をネットで探して参考にするのも良いのではというアドバイスが有りました。

6人目)前回発表のスロベニア・スモールチェーンブレイカーシリーズ、1ディナール額面の90面シートの定常変種変は2番と70番に有るが、この90面シートは100面シートから左1列の10枚を取り去った版なので100面シートの定常変種は3番と78番になる。

スロベニアの新聞切手の紹介、この切手はリュブリャナの現地印刷とウイーン印刷が有るが、リュブリャナ印刷の方は印刷が悪く天使の図案が悪魔のように見える。

この切手の製造面では印刷パターンが多数有り、切手自体は非常に安価だが市場に残っているのは殆ど単片なので、定常変種等の製造面研究は非常に困難と思われる。

生まれて初めてオークションで購入したカバーの紹介、オシフェンチム35日消、ブレスラウ行、オットーホノルンク氏の鑑定書付、今となっては詳しい覚えていないが何か分かる事や情報があれば教えて欲しい。

貼られているのはオーストリアの印紙だが、郵便使用が許可されている印紙でパーセラーカンパニーポストという、小包に手紙を入れられなかった時の同時配送サービスで使用されたのと思われるとの事、この印紙の郵便使用は貴重な物なのでオークションマテリアルになり鑑定書も付いたと考えられる。

1人目その2)ジャーマンステーツのミックスドフランキングの紹介、イリーガルと思われる物、フォアードな物、正規に認められていたフランス行カバーの紹介。

追加情報)イギリス民間業者発行ストライキ郵便切手について、お二人の方より情報を頂きました。

英国のスト郵便ですが、金井スタンプの『スタンプレーダー』の1971年の各号に同社が取り次いだ切手の販売リストや林敬氏が若干の記事を載せているので、日本語で読めるものとして参考になるかも知れません。”

英国郵政ストライキ時の『民間切手』実逓便の宛先となっているワダ・ヒロシなる人物が話題となっていることを知りました。見たことのある名前だったので手元のカバーを探したところ2件ほど見つかりましたのでスキャン画像を添付してお送りします。
アラブ土侯国の一つ、フジャイラからワダ氏に送られたものです。消印が見にくいですが両方とも1971年です。ストライキ切手のと同時期のものですね。”

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

南方占領地切手コレクターズクラブ第4回Zoom例会レポート

2020年8月26日 9:00PM~11:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。
参加者は8名で、南方占領地域の切手や使用例の話題でにぎわいました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ 大日本枠無し加刷(T2)と枠付き加刷(T3)との二重加刷
踊り子7.5cにスマトラ東海岸州の加刷が2つ押されたものの発表がありました。
日専未収録であり、新発見です。

2)スマトラ バンカビリトン軍政部印加刷のロット
オランダ不足料切手にバンカビリトン島の軍政部印が紫で加刷されたロットです。
このうち、コルフ印刷局製の1c,20cは日専未収録のものです。

3)スマトラ 1次昭和切手の大正池5銭切手とマライの軍政部単枠加刷切手貼エンタイア
フロントカバーとのことですが、スマトラの東海岸州内同士の使用例であり、どちらの切手も実逓便は少ない貴重なものです。左上の紙片は許可された言語以外で封書を出してはならない、といったことを述べています。

4)スマトラ 各種切手貼のソ連参戦記念カバー
1次昭和切手の大正池5銭と法隆寺25銭、無加刷の蘭印切手が貼られたエンタイアです。左上にソ連が対日参戦を表明したことを取り上げているカバーです。

5)マライ 漢字加刷 ネグリセンビラン2c/5c切手の変種?
左の切手のcts.のピリオド部分がカンマ「,」のように見える単片です。
同様の変種を持っている参加者がいたため、ひょっとすると定常変種かもしれません。
どなたかお持ちの方はいらっしゃいませんか?

6)海軍地域 為替証書 マカッサル郵便局長印つき
為替証書の上部にマカッサル郵便局長印が赤で押印されたものについて話がありました。他に黒で押印されたものが参加者から提示されました。

7)マライ 2次昭和切手他の持ち込み使用例
マライに持ち込まれた2次昭和切手の使用例が紹介されました。八紘一宇4銭や少年兵15銭、靖国17銭、凹版灯台40銭といったものに特印が押印されたものでした。

8)ビルマ 東郷5銭切手に5c黒加刷切手のエンタイア
タウンジイ局で引き受けられた郵便物ですが、消印が怪しいということで疑問品です。しかし、裏のYAWNGONの着印は真正品では、ということで真偽不明でした。
どなたか当該の消印と同じような消印の押された単片やカバーをお持ちではないでしょうか?

9)ビルマ ミョーンミャ局の孔雀加刷切手
この加刷には孔雀の右肩に切り込みのあるものと無いものがあります。一時期は切り込みの無いものが偽物といわれていましたが、印影の特徴がほぼ一致しているため真正品ではないかとのことでした。

10)ビルマ 日本記念切手・靖国神社75周年切手のビルマ宛エンタイア
日本内地からビルマに向けて宛てられたエンタイアです。このような封書に日本の郵趣化が返信用に種々の切手を同封したことで、南方での日本記念切手などの使用例が残されたのではないかと考えられています。

11)フィリピン 1銭5厘楠公はかきに田沢5厘切手を貼ったManila局差出ハガキ
フィリピンの郵趣家から日本に宛てられたハガキです。これらのハガキ、切手はフィリピンでは販売されなかったので、持ち込み使用例です。

12)香港 切手印面塗りつぶしカバー
香港から中国に宛てられた郵便物は切手の印面を塗りつぶされました。これは日本の香港占領を認めない中国側によるものですが、料金は有効のまま送達されました。過去のスタンペディアオークションでは珍局として名高い九龍城差出の同様のカバーが出品されました。

13)フィリピン 不足料切手二重棒抹消切手
この切手は偽物が非常に多く、未使用は非常に危険です。画像のオンピースは他の切手、消印は真正のようですが、当該切手の加刷はやや疑わしいものです。

話題は主に以上でした。

今週末の金曜日(8月28日)、当例会の参加者がYouTubeで南方占領地切手の主にマライ切手について講演をするとのことです。是非とも皆様もご覧ください!!

米粒写経チャンネルで視聴できるとのことです。参考までに前々回の講演のURLです。

 

以下は上記マテリアルの画像(一部)です。

ZOOM画面共有マニュアル の提供(ダウンロード)

当協会では、2020年4月より、オンライン郵趣例会振興プロジェクトを立ち上げて、地方におけるフィラテリー振興の観点からこれを活用する方法やノウハウを蓄積してまいりました。

その中で、オンライン郵趣例会で必須である、郵趣マテリアルの画面共有について、分かりやすいZOOMのマニュアルの提供ができ、既に一月以上実用性が確認されましたので、これを広く共有いたします。どうぞダウンロードしてご活用ください。なおご利用・配布は自由ですが、中身の改変は禁止しますのでご了解ください。

Windows版のダウンロード
Mac版のダウンロード

特定非営利活動法人 郵趣振興協会
オンライン郵趣例会 振興プロジェクト
リーダー 斎享

外国切手研究会 第17回Zoom例会レポート

2020815日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第17Zoom例会』のレポートです。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)第15回例会で紹介のイギリス民間業者が発行したストライキ郵便切手カバーで、受取人のMr Hiroshi Wada とは、郵趣復刻版で偶然見つけた19493月号の裏表紙広告に載っている切手商ではないか?という話、ちなみに復刻版は全部で7冊出版されていて第1号に載ってます、某オークションでもよく出品されています。

2人目)ハワイ王国クラッシック数字切手の偽物の見分け方について、本物は10のタイプ分類出来るがこれに当てはまらない切手はほぼ偽物、前回紹介のスタバーグ氏の書籍でタイプやプレートの詳細な解説があるそうです、1つ目画像の4枚は参考の為に購入した偽物で本物と比べると分かりやすい。

世界的珍品として有名なハワイ王国クラッシック宣教師切手について、2セントと5セント切手のタイプ違いペアはPeter Winter氏が作った偽物で、”Grinnel Missionary” を真似て作ったものではないかと思われるが、どうもグリネルミッショナリーの切手は異なる感じがする、13セントは ”Grinnel Missionary” で昔から知られている偽物で、その名前にあるように、George H. Gronnelが作ったもの、20073月のオークションで2,900ドルでのハンマーでした、偽物は本物と見比べた場合数字の周りの模様が偽物は若干荒く見える、色が本物と違う、本物はテッシュペーパーのような非常に薄い用紙に刷られている、本物はほぼ全て鑑定書付きなど。

ポルトガルセレス切手について、1926年発行ロンドン印刷(トーマス・デ・ラ・ルー社)は24種類で入手は難しくは無い、5センタボのカバーは色々な宣伝が印刷された無封サーキュラーメール使用例で映画割引券が付いている面白い物、同時期のハガキ使用例は25センタボ分の切手が貼られており、かなり安い料金だった様。

3人目)アメリカ1851年シリーズから3セント切手コレクションの紹介、シェードと印刷版のタイプ違いが分類が出来る、無目打の発行枚数は約3億6千万枚、2つのタイプと9の実用版が使われた。

1857年発行の目打有の方は発行枚数6億枚以上、4つのタイプと27の実用版が使われた、版番号はのちに右下の耳紙に印刷される様になった、基本的にタイプと実用版の関連性は無く、版の中に色々なタイプが混ざっているのも有れば、全て同じタイプの物も有るとの事です。

4人目)第15回例会で少し話の出た、某オークションで落札したイギリス民間業者発行ストライキ郵便切手コレクションの紹介、ローランド・ヒル図案のセット、それらにアポロ14号の記念文字を加刷したもの、小包配送用だがなぜか低額面連刷のもの、フランス持込カナダ宛カバー、シンデレラ切手と呼ばれる切手に似せたラベルに加刷したもの、日本切手やベルギー切手との混貼カバー、ロンドン宛実逓FDC、フランス持込フランス国内便カバー、1971年通貨制度変更を意識したような数字図案のもの、珍しく洗礼された図案のもの、どこの業者か不明だが外国向け航空郵便料金表など面白いコレクションでした。

15回例会で発表したコクサイスタンプの郵趣広告記事から、英国郵便のストライキ期間は1971120日から37日、約200の私設局に認可が与えられた、Public Mail Serviceのように60数種のセットの切手を発行した所もあるとの事です、これらのカタログや資料、他の情報をお持ちの方がおられましたら是非紹介や投稿をお待ちしております。

5人目)第14回例会で発表した、ドイツ1920-1948年使用済み2000枚パケットの経過続報、比較的図案が統一されている為、約半分の切手をカタログ等使わず分類出来た、残り半分を分類した後の楽しみを考えている最中との事です。

6人目)イギリス・1ペニーマルレディカバーの紹介、赤いマルタ十字印の押された1840516日ハリファックス消の初期使用例、1840122日のペニーブラックカバーの方は既に黒いマルタ十字印が押されている、ロンドン辺りでは早くも8月位から黒いマルタ十字印が使われていたらしい、ペニーブラックカバーの切手左に押されてるのはロンドンで暫定使用されていた投函ポスト印で、日本なら箱場印との事です。

7人目)スロベニア・スモールチェーンブレイカーと呼ばれるシリーズの変わったシート構成の紹介、印刷版を解説している資料からこの高額面切手は、225枚の印刷シートから分割された4種類のシートが有るのが分かる、紹介者も25枚のシートは未入手との事、何故このようなシート構成になったのかは不明。

低額面切手の印刷シートも50枚が2段と3段の物が有り、中額面切手も100枚シートと90枚シートが有る、目打に見える抜けの良いルレットや抜けが悪くてルレットに見える目打等、製造面が面白いシリーズとの事、ちなみに前シリーズのチェーンブレイカーもシート構成は色々有るのだが、人気の有る分値段も高く、製造面ならこちらのシリーズがリーズナブルに楽しめるとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。