外国切手研究会 第52回Zoom例会レポート

2021417日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第52Zoom例会』レポートです。参加者9人中4人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)アメリカ・1861年シリーズ貼海外宛カバーを2点紹介。

1通目、15セント切手2枚貼、コネチカット州ニューヘブン発、ニューヨーク交換局経由、プロシア・ベルリン宛、当時アメリカより直接ドイツへ向かう時、船舶の入港出来る大きな内陸の港町としてブレーメンとハンブルグが有り、青いAMERICA UBER BREMEN FRANCOの印はブレーメン経由だったと思われる。

2通目、10セントと2セント切手貼、イギリス・ロンドン宛、裏面にLONDONの市内印が3個押されているが、大きめの印にはADadvertising)と入っており、ロンドン市内で転送されたと思われる。

2人目)旧中国・香港烈士切手、第46回後編でも紹介した日本占領地華北の連合券レートと呼ばれる料金形体と通常レートのカバーを整理したリーフ、切手展出品を前提にした質疑応答が有り、国際展審査員資格を持つ参加者よりアドバイスが有りました。

3人目)ハワイ王国18641866年発行バンクノートイッシューの紹介、ハワイ王国では最初の目打入切手、1リーフ目、プレートプルーフ、ダイプルーフ、カラートライアルプルーフ、ラージダイプルーフなど。

2リーフ目、18642セント(SC#31)、”SPECIMEN” のアーカイブス、セリフ付き、目打エラー、インクスポットなど。

3リーフ目、銘版付6枚ブロックは”ABCN” のモノグラムが入っているアメリカンバンクノート製のタイプ、ちなみにモノグラムが入って無いのはナショナルバンクノート製、15枚ブロックなど。

4リーフ目、2セントは島内間基本料金の為、以前にも紹介したメイ&ハリス書籍の消印番号を記載したタウンキャンセルコレクションの整理、6枚ブロックは一部ハワイ語の左側銘版付でポジションが確定出来る貴重な使用例。

5リーフ目、バクセイト使用例カバー、アメリカ宛基本料金が5セントより6セントに値上された時、切手の印刷が間に合わなかった為、その時迄1セント料金として正式に認められ半裁使用例で12通が知られている。

6リーフ目、 同じくバクセイト使用例カバー、サーキュラーレートの印刷物料金1セント、この18642セント切手の半裁使用は正規に認められた物だが、後に発行された2セント切手の使用例はフィラテリックな物との事です。

4人目)イギリス1870年発行・1 1/2ペンス切手の紹介、ロイヤルによる1966年の鑑定書は多くのサインが有るが、記載を見るとFakedと有り偽物との事。

鑑定書をリーフに整理して解説、4角のコーナーレターOP/POOP/PCとなったエラーが存在するが、この切手は加工された偽物。

本物のOP/PCエラーを含むリーフの紹介、この1 1/2ペンス切手は1版と3版が有るが、このエラーが存在するのは1版のみ、2版は不具合が有ったと思われ印刷されていない、又この切手は1860年に1万シート240万枚のみ製造されたが、約9000シートが破棄された、残った約1000シートが後に市場に放出された、色と紙質が違う為区別出来る、未発行になった理由は1ペニーの郵便料金を1 1/2ペンスに値上する法案が議会を通らず、用意していた切手が発行出来なかった為との事。

本物のOP/PCエラー切手のロイヤルによる1950年の鑑定書も所有しているが、こちらはサインは1人のみ。

1870年に再発行された時は1 1/2ペンスの適合料金は無く、1872年になって適合料金が出来た為それ以降の使用例が多い、在外局にも多く送られた為それらの使用例も比較的多いとの事。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。