投稿者「MasatoshiKITANO」のアーカイブ

外国切手研究会 第51回Zoom例会・レポート

2021410日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第51Zoom例会』レポートです。参加者12人中4人の発表で質疑応答が有りました。

今回はスタンペックスジャパン2021特別Zoom例会の開催となり、初日の状況や出品された方4人による作品の解説や質問等を中心に進行しました。

パンフレットでも出品者のプロフィールや作品紹介がされており、協会HPでも出品作品の冒頭8リーフ公開されているなど、広く情報は公開されていますが、更に踏み込んだ内容をやり取り出来ました、切手展出品は郵趣の楽しみ方の一つでは有りますが、目標に対して過程を楽しむという行為はどのような収集範囲やテーマに対しても共通であり、切手展出品を前提にしない日常の収集でも参考になるお話でした。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第50回Zoom例会レポート・後編

202143日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第50Zoom例会』レポート後編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

3人目)ハンガリー初期の歴史と切手について、第一次世界大戦後にオーストリアとの二重帝国より独立した1918年より1920年迄は短期間に体制が変わって行った為、加刷切手が多く発行されている。

今回は第一次世界大戦後にハンガリーよりルーマニアに編入されたトランシルバニアイッシューのコレクションを紹介、ルーマニア占領下での発行だが、ギボンズカタログではハンガリーの扱いでミッヘルカタログではルーマニア、第1次と第2次が有り加刷の額面単位の字体の違いで分類出来る、台切手は当時流通していたハンガリー切手が多数使われており、加刷のバラエテイも多い。

4人目)韓国の郵趣情報についてのいくつか紹介。

大きな郵便局で無料配布されている韓国郵趣連合発行の月刊誌「郵票」の紹介、伝統郵趣の内容も有り郵便史の記事なども掲載、国内外切手のトピックス、韓国で人気の有るトピカルの話題、最新号のオピニオンでは、今までは無かった本格的な韓国切手専門カタログを現在製作途中で資料等の募集など、オークションも掲載されており、郵政の支援が有るとはいえ、無料とは思えない豊富な内容。

韓国でも現在個人が切手を貼って郵便を出すのは少なく、一番使われるのはおそらく軍人で、訓練所からの通信手段はほぼ郵便、訓練所に入る前の必需品リストにも切手が記載されているとの事です。

切手店について、第34回後編でも紹介した京城三越(現在でも新世界百貨店本店として使われている)の地下街では17の店舗が存在しており、他の地域を合わせたら20から30店位は営業していると思われるとの事、やはりネット店舗もいくつかは存在しているとの情報です。

ジュニア収集について、韓国ではネットコミュティーでも学生は日本より多いと思われる、郵趣連合でも育成事業の一貫として郵趣関係の教育を受けた先生が学校に配属され、サークル活動で切手を楽しむという事も行われているとの事、現在の日本からすれば羨ましい状況です。

5人目)スタンペックスジャパン2021開催に関連して自分の原点を振り返り、2010年に初めて切手展に出品した作品の紹介。

2010年全日展に出品した作品は約25年ぶりに作ったリーフで5フレーム、少年時代は1フレームは12リーフだったので16リーフになっていた事にも驚いた。

ゼネラル収集をしていたので、所有していた切手の大半は未使用短片、ジャーマンステーツの中ではカバーの非常に難しいステーツも有り、当時は現在程それらに力を入れてなかった事から、入手出来たカバーを各フレームの最下段に展示するという方法を取った。

現在では幾つかのステーツに絞って力を入れているが、この全ジャーマンステーツの作品を改良しながら国際切手展に出品し続けて得られた事、分かった事も多いとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第50回Zoom例会レポート・前編

202143日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第50Zoom例会』レポート前編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1目)前回の続きで、ポルトガル領インド初期シリーズ(タイプ1D、アフィンサ専門カタログ番号CE35-36)、(タイプⅢ、CE37)、(タイプⅢACE38)、(タイプⅢBCE39-47)、(加刷切手、CE62-6364-65122-131)の紹介、途中でクラウンシリーズも発行されるが、毎年のようにタイプ違いが発行された数字図案シリーズは今回が最終。

1リーフ目、1876年発行タイプ1Dは 輪の特徴と額面数字が小さい、1877年発行タイプⅢは数字の上に花弁のデザインが入っているのと、REISの文字がセリフ付、1877年発行タイプⅢAは、REISの文字がセリフ無、2重円図案の中の輪が消えている。

2リーフ目、1877年発行タイプⅢBREISの文字がセリフ無、2重円図案の中に白い輪が入っている、唯一知られている2重印刷も紹介。

3リーフ目、1881年発行、10レイスに5レイスを加刷した切手、15レイスに5レイスを加刷した切手、加刷数字のタイプ違いが有りAタイプとBタイプに分類される、台切手別に整理。

4リーフ目、1881年発行、20レイスに5レイスを加刷した切手、20レイスに1 1/2レイスを加刷した切手、加刷数字のタイプ違でAタイプとBタイプ、数字が小さいCタイプに分類される、逆加刷や横加刷のバラエテイも有る、台切手別に整理。

5リーフ目、1881年発行、40レイスに4 1/2レイスを加刷した切手、100レイスに4 1/2レイスを加刷した切手、Local Currency Valueの加刷切手など。

最後に数回に渡り解説して頂いた、アフィンサ専門カタログのタイプ判別ページを紹介。

2人目)アメリカ関係のカバーをいくつか紹介。

1通目、1847年発行ファーストシリーズ10セント、1847年フランス宛、切手は300マイル超の基本料金用としての発行でニューヨーク迄の国内料金としての使用、当時は郵便料金の前納が義務付されてなかった為この切手の使用例は少なく、発行年使用例特に少ない、フランス海外宛は更に希少な物、当時の郵便条約によるフランスでの料金支払い内容等もリーフに解説。

2通目、184764日ニューオーリンズよりフランス・パリ宛スタンプレスカバー、ファーストシリーズは71日発行だがその少し前の使用例。

3通目、184179日イリノイ州アルビオンよりニューヨーク経由、イギリス・バッキンガムシャー宛スタンプレスカバー。

4通目、1861年シリーズ切手が計48セント分貼られたカバー、質疑応答や調査等より、ニューヨーク交換局経由でイギリス・リンカーンに宛てられたが、ゲインズボローに転送されたと思われる、48セントは当時のイギリス宛て2倍重量便、ニューヨーク交換局の赤い消印の38の数字は、当時の英国宛郵便の場合には英国のクレジットの記載をする必要が有った為、英国迄のクレジット額を示しており、シングルレートは19セント、尚アメリカクラッシックカバー料金等に参考になるサイトを紹介して頂いたのでリンクを貼らせて頂きます。

www.philamercury.com/browse.php

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第49回Zoom例会レポート

2021327日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第49Zoom例会』レポートです。参加者9人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)カタログコレクション、イラン初期3番目シリーズ辺りからを紹介、1番切手発行は日本と同時期、イランは1979年の革命で王制は廃止されたが、当時の王朝は1926年に成立したパフラヴィー朝で、初期の切手はそれより以前のガージャール王朝時代に発行された物、その王朝交代時には古い切手に暫定加刷した物も多く発行されている。

図案の多くはライオンの紋章か国王肖像、比較的短期間でモデルチェンジして発行されていた、スコットカタログには比較的多くの加刷切手を掲載しているが、未掲載の加刷切手も所有しており、偽物なのか掲載漏れかは不明との事です。

2人目)前回でも紹介の有った中国切手の偽物と思われるカバーの話題など、内容は非公開とさせて頂きます。

チャイナクリッパーのバックナンバーDVDの紹介、ロンドン版は送料別だが、50ドル以下で過去の膨大な会報資料を入手する事が出来るとの事です。

3人目)第46回の続きで、オランダ領東インドの3番シリーズ、1883年より発行された数字図案シリーズ切手の紹介、額面は5種類で色違いが1種類でカタログメインナンバーは6種類、目打やシェードの分類が幾つか有る。

1セントはシェードと目打違い、図案右下の印刷が潰れた版欠点のようなバラェテイが有る、2セントもシェードの濃い物と薄い物、目打違い、印面バラェテイを紹介、2 1/2セントは目打が3種類有る。

1セント多数貼カバーは、10セント切手付封筒に表面裏面合わせて14枚貼り足し、合計24セントの18921123日スイス宛、2セント貼カバーは1893220日ジャワ島内封書使用。

3セントと5セント、5セント色違いの目打は1種類のみ、シェードバラェテイと印面バラェテイを紹介。

12 1/2セント切手付封筒に同料金分切手貼り使用例、18921216日ドイツ宛は数字抹消印、4番はBatavia局、15セント切手付封筒に10セント分切手貼り使用例、1899429日同じくドイツ宛、PREMBOEN局の箱型手押印。

4人目)前回の続きで、ポルトガル領インド初期シリーズ(タイプ1C、アフィンサ専門カタログ番号CE21-22)、(タイプⅡACE23-25)、(タイプⅡBCE26-34) の紹介、毎年のようにタイプ違いが有り、判別や区分はやや難しい。

1874年発行タイプ1CINDIAの”A”が”逆”V”になっている、1875年発行タイプⅡA2重円図案の中の薄い輪が消えている、又最初のシリーズより額面数字が小さい、1876年発行タイプⅡBSERVICOの”V”が逆”A”になっている、やはり最初のシリーズより額面数字が小さいなど。

1通目カバー、20レイス・タイプⅡB 切手貼国内便モーニングカバー、他の額面カバーの入手は中々難しい、1876410日・11Pangim発 、Margao宛。

2通目カバー、20レイス・タイプⅠD切手と英領インド切手多数貼書留コンビネーションカバー、

1876731Pangim発、81Sawantwari経由、82Belgaum経由、84Coompta経由、86Mangalore経由、89Cochin着、一部欠損は有るが多数の中継印が押されており逓送ルートが良く分かる、当時は鉄道が未だ開通していない為、メールカート若しくは飛脚のような物で運ばれたと思われる。

3通目カバー、20レイス・タイプⅠD切手と英領インド切手の田型貼コンビネーションカバー、1877730Bombay発、Pangim宛。

5人目)eBayで購入した詳細不明だが面白そうなカバーについて、質疑応答より貼られている切手は旧中国銀円の航空切手に加刷した台湾切手、一見すると日本の船内印でのパックポー便のように見えるが、この切手は旧台湾幣のもので、1949年にデノミネーションが実施され新台湾幣となった、無線電信局印のような消印は1969年で既にこの切手は使えない年代、おそらく記念品のようなカバーではないかとの事。

6人目)前回の続きでドイツ・ジャーマンステーツ、ハノーファーを紹介、ここははサッカーのイメージも強いが、今の英国王室も実はこの地の王国から迎えられたとの事、ハノーファー自体は後にプロイセンが統一したドイツの傘下となる。

ハノーファー王国の紋章を描く1番切手は1850年発行、刷色変更された2番切手は1851年発行、共に額面は1Ggr. その後通貨単位が変更され、18517月には距離別郵便料金に対応した1Sgr. 2Sgr. 3Sgr.3種額面の切手が発行された、

1859年からは国王図案の切手や高額切手、郵便ラッパのデザインの切手が発行された、後にこれら無目打の切手が目打入になって発行される。

ハノーファーの切手で面白いのは3番目シリーズ、2色刷切手の2色目を薄い連続紋様で印刷したもので偽物製造を防ぐ為に大国でも使われた手法、コーナーだと派手な紋様が全周に渡って印刷されている。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第48回Zoom例会レポート・後編

2021320日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第48Zoom例会』レポート後編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

4人目)前回の続編で、外国切手のお気に入りFDC2組紹介。

1組目、アイスランド19868788年発行、Stamp DayFDC、安価で購入されたとの事ですが、著名な彫刻家スラニア氏の素晴らしい小型シート切手、紹介者も非常にお気に入りとの事です、アイスランドは残念ながら新切手の発行を2021年限りをやめるとの事ですが、このような芸術的な切手を発行していた国でも有り残念な所です。

2組目、ブータン1973年発行・レコード切手のFDCセット、発行当時はキワモノ、ゲデモノ扱いで余り人気は無かったが現在では逆の評価となっている、これらFDCもそれなりの値段で購入されたとの事、今では欧米の大国からもレコード切手は発行されており、ミッヘルでは約4000種の変わり種切手を掲載した専門カタログも発行されているそうです、実は参加者の多くが当時興味を持っていたマテリアルでした、カシエにはTALKING STAMPSの文字が確認され、喋る切手との紹介が面白い。

レポーターはブータンの特殊材質、いわゆるレコード切手、立体切手、プラッチック切手、金属切手などは大半が日本製造、もしくは日本製造が多いと当時聞いた記憶が有るのですが、どなたかご存知でしょうか、情報をお待ちしております。

5人目)前回紹介のエピロス・1914年発行ドクロ切手について、本物と偽物の見極めポイントを見つけた為紹介。

1点目は左側枠線、文字”E”の下辺りに亀裂やクラック、段差が有る、2点目は上部文字”O”の上が空いている、3点目は上部最後の文字”Σ”の最後が跳ねている、三角に盛り上がっている。

以上3点との事です、それに加えて古い文献には、ドクロの口の中にもポイントが有るとの事ですが、ドクロが鮮明に印刷されている切手が少なく、こちらの判別は難しい。

前回発表の自分の切手をもう一度観察した所、赤色10Aペアは真偽不明、青色25Aと黒色1Aペアは大丈夫と思える。

2人目その2)第46回で話題の有った、アメリカ186118691870年シリーズで使われたグリルについて非常に分かりやすいレポートを発表して頂けました、ブルックマンハンドブックの図版では、グリルマシンの雰囲気が良く分かる、当時のアメリカでは地方の小さな郵便局などではペン消が使われており、主にそれら切手の再使用を防ぐ為に使われた。

分類要素は大きく3点、種類で分けると全部で10のタイプ分けられる、又このグリル切手には現存2枚のアメリカ切手の最難関も有る、高価な切手には偽物も存在する為に注意が必要。

アメリカ切手以外では、グリルの特許を持つNational Banknote Companyが製造したペルーの切手にも入れられた事が有る。

グリルの使われたアメリカ切手個別の詳細は、アメリカ切手部会報「THE U.S. PHILATELY20121月・3月号に魚木五夫先生が記事を書かれています。

5人目その24人目の方が発表のブータン1973年発行・レコード切手の実逓便カバーについて、現在海外ネットオークションで数点出品されているとの情報ですが中々のお値段でした、但し差出人がいずれもROYAL GOVT. OF BHUTAN -ON POSTAL SERVICE- となっており、興味有るマテリアルです。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第48回Zoom例会レポート・前編

2021320日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第48Zoom例会』レポート前編です。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)前回の続きで、ポルトガル領インド初期2番目シリーズ(タイプⅡ)の紹介、リーフ右上CE8-15はアフィンサ専門カタログ番号で全8種類、1番目シリーズ(タイプⅠ)との違いは円周図案のSRの文字の大きさ。

1リーフ目、1871-73年発行2番目シリーズの紙別、一部透し入り、シエード違いなどを整理、40レイスにはテートベッシュも存在するが、比較的高価なこのシリーズの中でも特に難しい。

2リーフ目、20レイス切手貼国内便カバー、他の額面カバーの入手は中々難しい、1871126Pangim発、127Margao経由、127Chandor着。

3リーフ目、同じく20レイス切手貼国内便カバーだが、シエードの濃い切手が貼られている、187?年321Pangim発、抹消印数字の1が同局、321Margao着。

4リーフ目、1873年発行3番目シリーズ、こちらはタイプⅠAとⅠBに分類できる、ⅠAは全額面に存在するが、ⅠBINDIAの”A”が”逆V”になっており、額面は10レイスと20レイスのみ。

5リーフ目、20レイス・タイプⅠA切手貼国内便カバー、187448日・9Pangim発、49Margao着。

6リーフ目、20レイス・タイプⅠA切手と英領インド切手とのコンビネーションカバーとオンピース、カバーは18731129Bombay発、122Sawantwaree経由、123Pangim経由、124Margao着、右側のオンピースは鉄道郵便印が押されている。

前回の発表で紹介させて頂いたスタンンプレスカバーの件でコメントを頂きました、レポートの補足説明という事で紹介させて頂きます、ありがとうございました。

今ニュースになっているスエズ運河の工事は1859年に始まり、開通は1869年だということですから、1858年当時はまだスエズ・アレクサンドリア間は陸路でした。ちなみに、運河が開通しても郵便物のすべてが運河を通ったのではありません。エジプトを通過するoverland mailは、まず、1858年のカイロ・スエズ間に鉄道が開通するまではラクダなどによって運ばれました。鉄道開通後は鉄道を利用しましたが、1869年のスエズ運河開通後も鉄道輸送が続けられます。1873年になって特別料金を支払った郵便物だけがスエズ運河を通過することができるようになりました。すべての郵便物がスエズ運河経由となったのは1888年2月1日からとされています。以上、ご参考まで。

2人目)アメリカ・3セント基本料金切手貼カバーを4通紹介。

1通目カバー、1861828LEBANON発、1851年シリーズ貼、南北戦争時に流行したPatriotic CoverでカシエもLady Liberty、北軍は戦争開始後、南軍に残っていた切手の資産価値を無くす為、1861年シリーズを発行してそれ迄の切手を無効にした、早い所では826日にはそれら切手が使用禁止になっており、このカバーは最後期の使用例と言えるもの。

2通目カバー、1858921Philadelphia発、1851年シリーズと1セント地方切手貼、この1セントはカバーを郵便局迄運ぶ為の料金支払いに当時必要だったもの。

3通目カバー、18631212NORFOLK発、1863年シリーズ貼、こちらも南北戦争時のPatriotic CoverでカシエもLady LibertyNORFOLKは戦争開始時は南部のエリアだったが、18625月に南軍が撤退して北軍の勢力下となっている。

4通目カバー、1863818BOSTON発、明らかにシエードの違う1863年シリーズが2枚貼られているが、PAID印が押されている方は同市内転送時に貼られたもの。

3人目)以前の続きで中国・日本占領地域・華中の紹介、英語ではNanking and Shanghaiと翻訳されている事も多いが、19411月当時の勢力図を見るとそれだけでは無いといえる、黄色が日本軍、赤色が解放区、薄緑色が国民党の支配地域。

華中の通貨は儲備券を使っていたが、日本占領地域の中では一番信用が無く、インフレが進んで料金編成も頻繁に変わっていた、194311月に暫售加刷切手が発行される迄は、旧中国切手が無加刷のまま等価で使用されていた為、一見すると料金の合わない旧中国の使用例に見えるカバーも多く、更には第45回で紹介した日本の軍票立で支払う必要が有った航空切手も使われており、注意が必要との事。

1枚目リーフ、1枚目葉書は193625日湖南省(非占領地)より211日上海宛、上海を占領するかしないか微妙な時期の使用例、料金は法幣での支払い、2枚目葉書は同じ様な使用例に見えるが1940221日安慶より228日武昌宛、占領地間の使用例、こちらは儲備券での支払い。

2枚目リーフ、共に日本宛の封書だが、時期が違う為に基本料金は違っている、速達と書留を同時使用の場合、華中では独自に値引料金が設けられていた。

3枚目リーフ、台湾宛書留3倍重量便。

4枚目リーフ、無加刷切手と暫售加刷切手の混貼使用例、華中では無加刷切手は使用禁止になる事はなかった。

旧中国3分切手田型と15分切手田型、よく似た切手だが15分の方は無加刷切で使用される事は殆ど無く、大半が暫售加刷の台切手として使用された為、カタログ値も若干高くなっている。

情報として、最新号のチャイナクリッパーに警告として紹介されている偽物切手について、海外ネットオークションでは新旧共に多くの偽物が出品されており、一部の出品者IDと共に数ページ紹介されているとの事でした。

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第47回Zoom例会レポート

2021313日 2000PM – 22:30PM開催『外国切手研究会 第47Zoom例会』レポートです。参加者10人中4人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)ニューヨークタイムズでも記事となった、英領ギアナ暫定1セント切手とアメリカ24セント宙返りエラー航空切手の話題について、両切手は6月のNYサザビーズオークションで競売にかけられるとの事ですが、この24セント宙返りエラー航空切手は唯一の田型で版番号付、あらためてそうだったのかと思いました。

英領ギアナ暫定1セント切手で特に興味深かったのは、裏面も大きく紹介されている事です、6年前にやはりサザビーズオークションの競売カタログで紹介されていたとの事ですが、初めて見るという方が多いと思います、諸外国ではマテリアル裏面に所有者がサインやイニシャル、印鑑等を入れるのも有ると聞いた事が有りますがやはり驚きです、現所有者Stuart Weitzman氏は靴のデザイナーでも有り、左部ハイヒール風のラインとSWは彼のサインです。

2人目)前回の続編で、外国切手の興味有るFDC3通紹介。

1通目、1965年のコンゴ動乱で国連軍として参加したインドが発行した軍事切手のFDC、日付は1962115日、整ったカシエも入ったFDCが作られている事から、切手自体も記念的な要素が高いかもしれない、紹介者も実逓便は見た事が無いが有るのなら手に入れたいとの事です。

2通目、1955年発行、国連10周年小型シートのFDC、覚えてられる方もおられると思いますが、この小型シートはその昔、国連で一番高価な切手でした、現在は未使用自体も比較的安価との事ですが、かってFDCは未使用切手以上の値段だった為、このFDCも同様に高価だったと思われます、現在では信じられない程の値段で販売されており、今なら当時の憧れを安価で埋める事が出来そうです。

3通目、1936年発行、イギリス・エドワード8世切手のFDC、この国王は在位期間も約10ヶ月程で切手自体もこの4種類のみで未使用も安価、使用期間も実際は約3ヶ月程しかなく実逓便も少ない、この切手に関しては未使用より高くてもFDCは楽しめるマテリアルと思います。

3人目)ポルトガル領インド初期の紹介、継続して収集しているのでは無いが、最近改めて整理中との事、始めてみれば面白い対象だが、専門カタログや文献は大半がポルトガル語の為日本では難しい面も多いとの事、貴重なマテリアルや情報を説明して頂けました。

1リーフ目、切手発行前のスタンプレスカバー、 1858417GOA発、527LISBON中継、ARRAIOLOS着、カバーの情報よりスエズ運河を通過してALEXANDRIA経由、地中海を抜けるルートで搬送、書留の様な扱いで登録No16と記入有、料金は120レイス、このジャンルを専門収集するにはやはり必要と思えるマテリアルとの事。

2リーフ目、1871年発行数字図案ファーストシリーズ、現地での石版印刷製造、この1番切手はカタログ値も高価、全7種中5枚の未使用を整理したもの、専門分類では製造年違いでタイプが3種類でタイプⅠは5個、タイプⅡは3個、タイプⅢは5個、さらにタイプⅡでは紙も3種類、又目打もP.13から18迄有り抜けや切れが悪い為きちんと切り離されていない切手が多いなど、製造面は非常に複雑。

3リーフ目、10レイス切手と英領インド切手とのコンビネーションカバー、1871324Bombay発、326Sawantwaree経由、Pangim経由、Maegao宛。

4リーフ目、20レイス切手貼カバー、18711010Mapuca発、1011Pangim経由、1012Verna着。

4人目)現在はアルバニアの一部だが、当時イピロスやエピロスと呼ばれる地域で1914年に発行された切手の紹介、ギリシャとアルバニアの間に有り、バルカン戦争後に自治領となった時に最初に発行されたもの、ドクロを描くデザインが非常に印象的。

本来は4種セットでカタログ値も比較的高価、ペアを含む3種は安価だった為、リプリントの可能性も有るとの事、この地域は正刷切手やギリシャ切手に加刷された物など約50種類程有るが、デットカントリーの切手としては比較的入手しやすいとの事。

質疑応答より他の出席者のマテリアルを提示頂き比較したが、両切手に違いが有る事を確認、広島のAスタンプ切手商がこの切手の本物を多く扱ったという発言の情報もあり、偽物やレプリカも存在すると思える、又現地のKARAMITSOSというオークションサイトでは即売品も含め、これらの切手も扱っているようで、手持ちの切手が有れば比較して見るのも一考と思える。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第46回Zoom例会レポート・後編

202136日 2000PM – 22:30PM開催『外国切手研究会 第46Zoom例会』レポート後編です。参加者10人中6人の発表で質疑応答が有りました。

4人目)前回の続きでドイツ・ジャーマンステーツ、2番目の発行国ザクセン王国を紹介、バイエルンの黒1Kr.に対し、ザクセンの赤3Pf.と呼ばれこちらも人気が高い。

ファーストシリーズ3Pf.は印刷物料金、製造面ではプレートⅥ迄存在し、その判別は切手と切手の間に印刷されているラインで判別される、そのラインも横線のBavarian方式と縦線のSaxony方式が有り手がかりとなる。

セカンドシリーズ3Pf.は初期印刷が10面シートで耳紙有だが入手は難しい、後期印刷は10面素版の100面シートで耳紙無、他にインプレッション等で判別可能。

1/2Ngr. 1Ngr. 2Ngr.では王様図案が採用された、10面素版の60面シート構成、1/2Ngr.には間違って2Ngr.の用紙で製造されたエラー切手が存在する、1851に発見され政府で保管されていたが、東西冷戦後の1990年代に市場に放出され25枚存在する。

3人目その2)最近市場では安価で流通しているFDCの話題、日本でも同様だが昔からすると信じられない程の値段で販売されている、最近購入したチェコスロバキア、スエーデン、オーストリア、カナダのFDCを紹介、海外から購入すると送料がそれなりに必要だが、それをプラスしても安価なのは変わりなく、競争展に拘れなければ芸術性の高い切手、様々な初日印、美しいカシエなどが同時に楽しめるのがFDC、発送時に海外から送られてくる実逓便も楽しみのひとつ、最近では郵便物に消印を押さない国も有り収集家としてはやや残念な所です。

5人目)第43回で紹介した中国・日本占領地域・華北の紹介時に触れなかった外信便料金事項の紹介、15分貼のハガキ2通だが、15分の料金期間は1939831日迄、91日から30分に値上されたが華北の日本占領地域では値上げを拒否、料金は据え置きとして、これは19409月位迄続いた、カタログにも掲載されていない項目、天津よりドイツ宛のハガキが不足料金を取られていないのはこのような事情による。

但しこの料金が据え置かれたのはシベリア経由のみで、太平洋経由の場合は華北以外の地域を通る事になり、差出人に落度が無いにも関わらず不足料扱いとなった使用例が有る、25分貼天津発アメリカ宛カバーは19404月と5月の使用例で、経由地からするとこの時期50分料金が正しい為、25分不足扱いの処理がされ配達されている。

eBayで最近購入したカバーの紹介、伍佰圓國幣加刷された緑色の切手が2種類貼られているが、出品者はこれをすごいバラェテイとして説明していた、実は印刷所が違う別種類、偽物の話題が多い中、ほっとする話です。

6人目)第43回で話題の有った、国内インターネットオークションに出品・落札されたハワイクラッシック宣教師5セント切手と同じ出品者より、モルダビアの牛108パラ切手が出品された件について。

出品された切手は偽物です、多少なりともこの切手を知っていれば分かる事ですが、紙質や色調、印面等本物とは全然違う物で、鑑定書も前回と同じく怪しい物、商品説明も間違っており、その内容はすべて嘘と思われます、前回の時は出品者と同一人物かサクラと思われるIDの入札者による質問や釣り上げ行為が行われ、正規の入札者を惑わした形跡も有ります、今回も最初は不落札前提で高額出品し話題となった後、1円スタートを始める予告が有りました、注意して下さい、最後に本物と有名な偽物氏スペラッテイ作成の画像も掲載しておきます、このような詐欺行為が続けば、喜望峰のウッドブロック三角切手、モーリシャスの1番切手なども出品してくるのではと思いました。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第46回Zoom例会レポート・前編

202136日 2000PM – 22:30PM開催『外国切手研究会 第46Zoom例会』レポート前編です。参加者10人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)オランダ領東インドの2番シリーズ、1870年より発行されたキングウイリアムⅢ世肖像図案切手の紹介、1セントより2グルデン50セント迄12の額面、タイプと色違いでカタログメインナンバーは14種類、目打の分類は6種類で日本の小判切手のようなラージホールやスモールホールが存在する。

10セントは国内書状料金、定常変種か偶発変種か分からない版欠点もいくつか存在する、この時期は切手の抹消に番号印が使われており1番から120番迄有る、4番はBatavia局、10セント2枚と5セント貼スイス宛カバーは9Makasser局、締切後受付を示す”NA POSTTIJI” 印やフランスPaquebot印も見受けられる。

12 1/2セントには200面シート182番に存在するBroken “C” と呼ばれる有名な版欠点も有る、12 1/2セント切手付封筒に同料金の切手を加えて外国便に使用したもの、25セント2枚貼スイス宛カバーはイタリアBRINDISI経由を指示する印が押されている事から、割高の料金を支払い、スエズ運河を経由する欧亜航路を利用した速達のような扱いで送られたと思われる、フランスの赤色の鉄道郵便印も押されている。

2人目)前回紹介の第36回で紹介したハワイ王国・1893年発行暫定政府の赤色加刷切手、スコットNo531セントを例にした、偽加刷についての続編、POST OFFICE IN PARADISE – Provisional Government Issue: Beardsley Quantity Analysis (hawaiianstamps.com)

前回要鑑定とした切手は偽加刷と思われるとの事、セカンドプリントの50面シート48番に存在する3の数字抜けエラーは、判別方法として紹介した”Provisional” の最初の”i” の文字の下部セリフが左側だけで右側には無く、2番目の”i” の文字の下部セリフは左右に有るに加えて、9の数字上部が欠損しており、上記サイトの偽加刷データに同様の切手が掲載されていたとの事です。

ゴム印で押されたような加刷も偽物の可能性が高い、加刷切手3枚が貼られた紹介のカバーはそれ自身は本物で、1枚だけ二重の偽加刷に変造されたもの、カバー自体が珍しい物だった為、それが判明した上でそれなりの値段で取引されたとの事でした、インターネットオークションに出品されている切手に鑑定書が付いているのは皆無です、上記サイトには偽加刷についても非常に詳しく掲載されており、こういった切手を入手する機会があれば必ず参考になると思われますが、やはり鑑定書の無い切手の入手はリスクが高いと思われます。

3人目)以前紹介の有った、アメリカ、186118691870年シリーズで使われたグリルについての質疑応答、切手の表面に浅い突起物が多数付いた版を押し付けて紙自体に凹凸を付け、使用済切手の消印を落とし難くする再使用防止の目的で使われた、ナショナルバンクノート社の特許で同社製造の切手に一時期のみ使われた。

前編は以上で後編に続きます。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第45回Zoom例会レポート・後編

2021227日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第45Zoom例会』レポート後編です。参加者11人中6人の発表で質疑応答が有りました。

3人目)ハワイ王国宛インカミングカバーを紹介。

1通目、189793日、日本・大阪発、94日横浜経由、923日ホノルル着、小判型2銭郵便封皮にUPU小判切手1銭と2銭が貼り足されたカバー、サンフランシスコを経由せずダイレクトにハワイに送られたと思われる。

2通目、189876日、アメリカ・サンフランシスコ発、713日ホノルル経由、アメリカ最初の記念切手、世界コロンブス博覧会と2番目の記念切手、トランスミシシッピ博覧会の記念切手が貼られたリターンレセプト書留カバー、郵便料金は20セント必要だがこのカバーは18セント分しか貼られていない、不足料金を取られた形跡も無く2セント分は現金で支払われたかもしれないが、詳細は調査中との事、情報も募集中との事です。

3通目、1900130日、ドイツ・ワイズバーデン発、310日ナアレフ着、薄い印影も有るが両面に多数の中継印・到着印が押されている、ホノルルは見当たらずワイルクの中継印が押されている事から、サンフランシスコより直接ワイルクに送られた可能性も有るハガキ。

番外編 、第36回で紹介したハワイ王国・1893年発行暫定政府の赤色加刷切手、スコットNo531セントを例にした、偽加刷についての解説、POST OFFICE IN PARADISE – Provisional Government Issue: Beardsley Quantity Analysis (hawaiianstamps.com)

4枚の拡大図を提示して頂きましたが、画像1枚目左側は要鑑定、右側は偽加刷、画像2枚目左側は本物、右側は偽加刷との事です、簡単な判別方法として、”Provisional” の最初の”i” の文字の下部セリフが左側だけで右側には無く、2番目の”i” の文字の下部セリフは左右に有るとの事。

昔から偽加刷は存在し、定常変種やエラー加刷になると評価が大きく変わる為、鑑定書は取った方が良いとの事、最近の海外ネットオークションにも偽加刷は出品されており、安易に飛び付くと高価な勉強代になるとのお話でした。

4人目)最近力を入れているオランダ領から、オランダ領東インドの版欠点コレクションを入手し整理途中ながら紹介。

第一次世界大戦後より1930年代頃に使われていた数字図案切手1/2セントでは、オランダ語で非常に細かく分類と書込みがされており、分かりやすい例として額面文字”CENT” の”E” に欠点が有る切手など面白そうなロットでした、南方占領地に詳しい方より版欠点に詳しいカタログも紹介して頂き、他の切手も含め色々と調べて行きたいとの事です。

蘭印関係は本例会でも話題になる事が多く、以前のレポートより、AMERICAN SOCIETY FOR NETHERLANDS PHILATERY を今一度紹介しておきます。http://www.asnp1975.com/

このサイトのBackIssuesでは1975年から始まる過去の会報を見る事が可能です、英語で書かれている件も有難く、Indexから蘭印の記事も見つける事が出来ます、参考にして下さい。

5人目)第43回の続きでドイツ・ジャーマンステーツ、バイエルンのセカンドシリーズを紹介、1849年発行ファーストシリーズの1Kr. は黒色印刷だったが、イギリスを始め多くの国のファーストシリーズで辿る黒色印刷に黒消印は見えない問題から、1850年に1Kr.はセカンドシリーズとしてピンクに色を変えて発行された、印刷物料金の色としてはザクセンやプロイセンも赤系統だった。

図案も少し変更され、3Kr. 6Kr.と同じく数字の周りが塗り潰されている円となった、又その円が不完全なのが1番シリーズ、完全な円が2番シリーズとなる、新たな新額面として、9Kr. 12Kr. 18Kr. 3種類が発行された。

1Kr.はプレート1の未使用が少ない、逆にプレートIIは使用期間が短く次のシリーズが発行された後に回収された為、使用済は非常に少ない。

カバーはラッパーとして差し出されたが、文面が入っていた為に封書として判断され、重さも有った為3倍重量便不足料として扱われたもの、切手が新聞面に貼られて消印され残ったもの。

6Kr.はファーストシリーズに比べ、残っている数は多いがプレート1は少ない、フラン宛書留カバーはその書留料金も切手で支払われたもの、この時期はまだ書留料金だけは現金で支払われたのも多い。

9Kr.はシェードバラエテイが非常に多く、タイプの分類も多い、1枚のシート中にタイプが分散している上、熱心な方の研究結果より、プレートによってはポジションの確定が出来るペアやブロックが存在する。

18Kr.はフランス宛書状基本料金に相当、12Kr.はフランス間の郵便量が増えて値下げされた為、他の額面より遅く1858年に発行された。

これらシリーズの文献としては PETER SEM 氏のものがあげられ、色に関する小冊子や印面に関する小冊子が発行されている。

6人目)トピカルとして鉄道図案切手の実逓カバーを集めておりその紹介。

1通目、世界一小さな共和国として知られるサンマリノより、1932年発行の美しい凹版印刷が貼られたカバー、イタリア・アッシジ宛、このアッシジはフランシスコ会の創設者である聖フランチェスコの出身地として知られており、キリスト教の巡礼地としての性格を持つ都市との事です。

2通目、アフリカのジンバブエより199192日、首都ハラレ・エアポート消、アメリカ宛 、この数年前に40年近く独裁政権を行っていた大統領がクーデターで失脚し、反白人感情も現在程ではない比較的安定していた時期の郵便物。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。