南方占領地切手コレクターズクラブ 第19回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第19回ZOOM例会レポート

2021年12月22日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

今回は1月8日開催のスタンペディアオークションにEX-HASHIMOTOの泰緬鉄道軍事郵便所はがきなどの話題などで、盛り上がりました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)ビルマ 1c農耕 縞紙疑惑品

ビルマの農耕切手には縞紙に印刷されたものがあります。縞紙の存在する額面は限られており、1cでは未発見です。本品は一見すると縞紙ですが、出品された画像の具合で縞紙に見えると思われます。ネットの画像は画像処理・加工がしばしばされているので注意が必要です。

2)マライ 無加刷切手使用

マライには特印を使った記念品が各種あります。本品は無加刷ケランタン切手を貼りつけているものです。マライの一部の州では占領中に無加刷切手が郵便に使用されていましたが、ケランタン州では無加刷切手の使用は確認されていません。

3)マライ 砂川印

マライ・ケランタン州の砂川印切手は一部で人気があり、額面によって価格の上下が激しいです。本品は人気の額面である30c/4c切手であり、状態は悪いですが希少なものです。

4)アンダマン・ニコバル 模造

アンダマン・ニコバルでは占領後、インド切手に新額面を加刷した切手が作られました。しかしその数は非常に少なく、南方切手の中でも大珍品の部類です。珍品の宿命として、偽造品があります。本品は台切手からの模造品です。

話題は主に以上でした。

次回は1月26日20時から開催予定です。