投稿者「吉田 敬」のアーカイブ

HUNFILEX2022の結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。2022年3月31日から4月3日にかけてブダペスト市(ハンガリー)で開催された世界切手展 HUNFILEX2022 の結果を現地より入手しましたのでお知らせします。

 

World Stamp Champion
1位: Damien Läge (Germany), “Australasian Birdlife”
2位: Jean Voruz (Monaco), “Geneva from the Cantonal to the Federal Post 1839-1862”
3位: Vittorio Morani (Italy), “Tuscany 1836 to GPU”

 

Grand Prix International
Norwegian Skilling Covers – Domestic and Abroad(Tom Komnaes NO)

その他の候補
Prussia – The First Three Issues 1850-1859(Alfred Schmidt DE)
Mail by British Packets from the West Indies (1663-1863)(Simon Richards GB)
The Austrian Newspaper Tax 1789-1899 (Prev: Das Zeitungsstempelwesen Österreichs 1789 – 1899)(Carsten Mintert DE)

 

Grand Prix National
The Austrian Post in Hungary 1850-1867(Adriano Bergamini CH)

その他の候補
Hungary – 1867 (Prev: The 1867 Issue of Hungary)(Géza Homonnay HU)
The Development of the Mail in Hungary 1750-1850(Dénes Czirók HU)

世界切手展 Indonesia 2022 World Stamp Championship の開催について

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。2022年8月4日から9日にかけてジャカルタ市(インドネシア)で開催されることが告知されていたIndonesia 2022(FIP、世界切手展)ですが、今月に入り、実行委員会が運営するホームページが以下のように更新されたことが確認できましたので、お伝えします。

本展覧会は、当初2020年8月6日から11日にかけて、インドネシアのジャカルタで開催予定だった、INDONESIA2020を延期した展覧会で、当協会では2019年3月より案内してきた催事です。

COVID-19感染症の流行に伴い、2020年春に開催期間が同年11月5日から10日に延期されましたが、8月下旬になると同年内の開催を断念し、2022年に延期することが決定されました。

その後ホームページの更新もなく、再々延期での開催が不安視されていましたが、扉ページの画像以上の情報はほとんどないものの、HPの更新が始まったことから、今夏の開催に向けて本格的な情報が近日中に出てくるのではないかと期待しております。

(4/6追記)改訂IREXが発表されました。

世界切手展 INDONESIA2022 IREX

 

[スタンペックスジャパン2022] 全国展終了の報告

スタンペックスジャパン2022は3月26日ー28日の3日間、東京・押上の郵政博物館にて開催された全国切手展です。3月29日に実行委員の皆様にお集まりいただき、撤去作業を行いました。

お預かりしていたコレクションは、出品者の望む形で、返送もしくは返却を完了しました。大半の宛先で明日までに到着する予定です。なお一部のご出品者で梱包材が弱い場合は当実行委員会で補強してお送りしました。

また、表彰状・副賞・審査フィードバック票・審査総評・実行委員長挨拶・記念品につきましても同梱(一部3月30日別送)して発送しました。

本展覧会が、国際展で良い結果を得るための改善の機会であることから、審査フィードバック票の送付は1日でも早く、出品者の皆様の鉄が熱いうちにお届けしたいと考えております。本年も迅速な送付ができ、実行委員会としても安堵しております。

 

 

 

 

[スタンペックスジャパン2022] 審査結果発表

スタンペックスジャパン2022は本日から来週月曜日までの3日間(3月26日ー28日)東京・押上の郵政博物館にて開催されています。

非公開日の3月25日に審査委員会による審査が行われ、採点の結果、最終結果がまとまりましたので、開場に合わせて発表しました。

ホームページでの発表は午前中を予定しておりましたが、機材トラブルの関係で午後になりました。遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

審査結果

また、出品要項記載の範囲内で、出品者の作品の最初の第一フレームを紹介する動画を作成しましたので、どうぞご覧ください。

(3/26追記)審査結果をコピペしやすい方法で掲載します。報道その他の用途にご利用ください。

No. 部門 Frame 作品名称 出品者名 Tr Im St&Kn Co Ra Pr Total
1 伝統郵趣 5 Switzerland postage due stamps 1883-1910 有吉伸人 16 8 28 8 16 4 80
2 伝統郵趣 5 新昭和切手 飯澤達男 17 7 30 8 16 4 82
3 伝統郵趣 8 Japan Definitives 1937-1940 菊地恵実 17 8 32 8 18 5 88
4 伝統郵趣 5 Ryukyu Dollar Currency Conversion Provisional Series 木戸裕介 14 7 28 8 15 4 76
5 伝統郵趣 8 Japan Definitive Issues 1914 – 1925 丹羽昭夫 18 8 33 9 18 5 91
6 伝統郵趣 8 JAPAN CHRYSANTHEMUM SERIES 1899 – 1910 村山廣祐 18 8 30 8 18 5 87
7 伝統郵趣 5 Great Britain Definitives 1911 – 34 山田廉一 15 8 30 8 15 4 80
8 郵便史 5 AUSTRIAN INFLATION 1921 – 1925 伊藤文久 15 7 30 8 16 4 80
9 郵便史 5 Postal History of CHINA 1897-1912 藤本博嗣 16 8 29 8 15 4 80
10 郵便史 8 Japanese Occupation in Java March 1942 – August 1945 増山三郎 17 7 31 8 18 4 85
11 郵便史 8 郵便の効率化と機械化 水谷行秀 17 8 31 8 17 4 85
12 郵便史 5 Postal History of Japanese Special Delivery Mail by the name of“Sokutatsu” 1911-1948 横山裕三 17 7 31 8 17 5 85
13 ステーショナリー 8 The Japanese Foregien Mail Postcards 安藤源成 17 8 32 8 17 4 86
14 ステーショナリー 5 JP Occupation Malaya Stationery 1942-1945 守川環 16 7 30 8 17 4 82

55-59 B 60-64 SB  65-69 S 70-74 LS 75-79 V 80-84 LV 85-89 G 90- LG

 

 

[スタンペックスジャパン2022] 開場まで、あと1日

スタンペックスジャパン2022は、3月26日(土)から28日(月)までの3日間開催される全国切手展です。

本日、審査委員会による出品作品の審査が完了しましたので、ご報告申し上げます。

審査は午前10時過ぎより行い、午後4時頃に終了しました。審査結果は開場と共に発表し、会場で配布します。なお、午前中にはホームページで審査結果並びに全作品の第一フレームを公開予定です。

なお、審査委員会 所属 審査員の内、設楽 光弘 審査員につきましては、医療関係者の為、県境を跨いでの本展覧会へのお越しが困難となり、欠席となりましたことを報告します。

 

[スタンペックスジャパン2022] 開場まで、あと2日

スタンペックスジャパン2022の開催を土曜日から(3月26日ー28日)に控え、あと2日となりました。

本日、出品作品の展示が完了しましたので、ご報告申し上げます。

作業は午後1時半より行い、予め募集した実行委員の方にご参加いただき、午後4時過ぎに終了しました。写真は実行委員の方の内、ブログにお顔を出してもOKな方達だけの集合写真です。お疲れ様でした。

なお展示作業は、貴重品を預かっていること、並びにCOVID-19対策から、施錠した展示室でマスクを着用して、密を避けてを行いました。

アジア切手展 Melbourne 2022の作品募集について

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。このほど、コミッショナーから出品希望者に対して、作品募集の案内が発表されましたので、転載します。


2022年9月8日から11日にかけて、オーストラリアで開催されるFIAP展「Melbourne 2022」はFIAP Partonageで開催されるアジア展です。COVID-19の流行及びロシアのウクライナに対する軍事侵攻の影響による航空状況により有形・無形の制限があるとは思いますが、コミッショナーとして渡航についての方針を示した上で作品の募集を行います。

同展覧会へのご出品をお考えの方は、同展覧会の特別規則(IREX PDF 7ページ)の原文を理解することが求められます。出品希望者はIREXを必ずご熟読の上、当方まで申込書をご提出ください(4/24〆 yoshida@kitte.comまで)。同メールアドレスでは、相談も承ります。

なお、概要に関しては出品者以外も関心がおありと思いますので、便宜上必要な部分の解説を日本語でまとめたPDFを以下に表示します。日本コミッショナーの渡航に関するポリシー及び運搬契約についても同様に表示します。


Melbourne 2022 特別規則(全15条より抜粋)

第1条 目的 省略

第2条 開催団体・場所・時期 省略

第3条 FIAP賛助とコーディネーター 省略

第4条 適用される諸規則など 省略

第5条 出品資格 第7条で示される出品クラスのうち、class1, 11, 12, 14を除くクラスに初めて出品する場合は、スタンペックスジャパン、全日本切手展、JAPEXなどの全国切手展で過去5年間に金銀賞以上を獲得している事が必要です。class 1, 11, 12, 14の出品条件は原文をご覧いただくかコミッショナーにお問い合せ下さい。

第6条 出品申し込みと出品許諾について
4項 出品申し込みを行う者は、一作品につき一枚の出品申込用紙を、各国コミッショナーを通じて提出すること(国内締切 4/24)
3項 文献以外の出品申込希望者は、申込用紙とタイトルページの両方を提出すること
5項 出品可否の連絡は、2022.6.30までに各国コミッショナーに通知予定である。
6項 出品許諾後のキャンセルは原則として認めない。
7項 出品料はコミッショナーを通じて、2022.7.30までに実行委員会に納めること。

第7条 出品クラス(15)

チャンピオンクラス

伝統郵趣

郵便史

ステーショナリー

航空郵趣

宇宙郵趣

テーマティク

マキシマフィリー

印紙

10

オープンフィラテリー

11

ユース

12

郵趣文献

13

ワンフレーム

14

現代郵趣(1980年以降)

15

絵葉書(試行クラス)

クラス2(伝統郵趣)とクラス3(郵便史)は、さらに1(オーストラリアと植民地、ニュージーランド、保護領)2(アジア)3(それ以外)の3つに細分されています。

クラス7,11,12,13 も細分類されていますので、出品にあたっては特別規則の原文を参照して、ご記入ください。

第8条 フレームサイズと割り当て
1項 切手コレクション展示パネル(フレーム)は、23cn*29cmのリーフを4列4段(合計16リーフ)展示できるものを用意する予定です。この提示はA4(210*297mm)よりも縦が短いことをお知らせします。

第9条 出品料
2項 クラス11,12,13 以外の出品料は、フレームあたり65米ドル。
3項 クラス12(文献)は65米ドル。
4項 クラス13(ワンフレーム)は米95ドル。
*なお、当項目は実行委員会への支払金額のみであり、コミッショナーに帯同せずに、コレクションの運搬を依頼する場合は別途費用が発生します(次ページ下段に詳細)。

第10条 セキュリティ対策
実行委員会は十分な安全を確保して作品を預かり展示会を運営するが、その一方で保険などは一切かけず、万一の場合も一切補償には応じない。従って保険をかけたい出品者は各自の負担で保険会社を見つけ締結すること。

第11条 展示物の取り扱い
1項 作品は9/7朝までにコミッショナーによりビンルームに納品すること
2項 文献部門の送付点数は一点につき2冊とし、2022/8/30必着で郵送で提出すること。なお返却はしない。
3項 上記2項の遅延、もしくは不適格展示物については展示せず出品料も返却しない
4項 リーフには保護ラップをかけ、左下にナンバリングすること。フレームごとに封筒に入れ、記入済みのエントリーシートを各封筒に貼り付けること。

第12条 審査と授賞 省略

第13条 実行委員会の権限 省略

第14条 出品者の当規則の承認について
出品申し込み書にサインして提出することで、当特別規則を受け入れたことになる。

第15条 実行委員会の住所 省略

(以上)


(重要)

日本コミッショナーの渡航について

全日本郵趣連合が、世界展LONDON2022へのコミッショナー派遣を突然中止した事から『出品してもまた突然中止になるのではないだろうか?』「LONDON2022の様に出品料金が返金されず無駄になってしまうのではないだろうか?」という心配の声が、私の元に入る様になりました。

メルボルン展の成功の為にみなさんに作品募集を呼びかけますが、コミッショナーにとって、実行委員会は優先順位第2位です。最も優先順位が高い対象は出品者のみなさんの満足度とその財産であるコレクション(作品)であることを明言します。平時と言えない現在、出品者のみなさまに相応のリスクの存在を包み隠さずお話した上で、作品募集を行いますので、よくご検討ください。

さて国内移動ですら有形無形の制限がある現在において、重く嵩張る荷物をもっての国際移動の負担や障害ははるかに大きいというのは、残念ながら事実です。また海外におけるCOVID-19感染の流行が2月以降下降線を辿っている一方で、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻で、航空機をめぐる環境は混乱をきたしています。そこで、どのようなケースで渡航を断念し、どの様なケースは渡航するかについてコミッショナーの方針を明示します。なお、本方針は、HELVETIA 2022の日本コミッショナーとして出品者に対して提示された内容を参考にまとめたものです。

 

渡航断念に至らないケース 以下4項目に該当する場合は、原則として現地に赴きます。
・入国時の隔離が必要(10日まで)だが、フライトが確保できた場合
・帰国時の隔離が必要な場合(14日まで)
・外務省の渡航中止勧告(感染症)のレベル3に該当する場合
・現地でコロナに罹患しそうな気分がする場合

全日本郵趣連合に問い合わせたところ、コミッショナーは委嘱であり、委嘱後の対応はコミッショナー次第とのこと。実際に上記「渡航断念に至らないケース」よりもさらに軽い内容で渡航を取りやめた事例もあります。もちろん新たなウイルスの登場や戦闘の拡大により、想定外の理由で渡航断念に至るケースが他にないとは言えませんが、現在の延長であれば、例示した4例を渡航断念理由にはしません。

 

 次に渡航を断念するケース7例を挙げます。この内最初の4つは、かなりレアなケースです。
渡航を断念するケース
・オーストラリアが日本を入国禁止国に指定した場合
・日本がオーストラリアを渡航禁止国に指定した場合
・日本・オーストラリア間の往復フライトが確保できない場合
・オーストラリアおよび隣接国が交戦状態に入った場合
・オーストラリアが健康状態などを理由に日本コミッショナーを入国禁止とした場合
・日本が健康状態などを理由に日本コミッショナーを出国禁止とした場合
・HELVETIA2022のコミッショナー業務でコロナ感染し、体調に重大な問題が生じた場合

 ご留意頂きたいのは7項目目です。国際展出品者はご承知の通り、私は5月末開催のHELVETIA 2022のコミッショナーから帰国した3ヶ月後のMelbourne 2022のコミッショナーとなりました。通常なら引き受けないのですが、他に候補がいらっしゃらないとお聞きし引き受けた次第です。

 並行して業務するタスク管理に問題はございませんが、万一HELVETIA2022でコロナを含む重病に感染した場合に業務継続が不可能になる可能性があります。この場合は代わりのコミッショナーを探し、それが無理な場合はできるだけMelbourne2022特別規則第6条6項に抵触しない様に、コミッショナー派遣の断念を決定し、出品できないのに出品料だけ取られるという無駄を排除する判断をする可能性があります。この点を納得の上出品をお申し込みください。

 なお、コミッショナーとの運搬契約(預け荷物扱い、有料)に付いては『必要経費を後で精算して請求されるのではいくら請求されるか不安』という声をお聞きしました。本展覧会のコミッショナー就任前に公開されたHELVETIA 2022の運搬契約(2022年1月)では、請求金額を平時の倍額を上限の目安として提示した上で当面の費用はコミッショナーが自前で負担し、帰国後に決算を行い、上限以下の負担金額を請求する方式を導入し出品者に好評ですので、同様にする予定です。

富士鹿切手発行百年記念切手展のご案内

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年数回開催している一般切手展です。

郵政博物館で配布する目録(展示作品解説パンフレット)につきましては、PDF版も完成しておりますので、ダウンロードして参観のご参考にしてください。[ ダウンロード ]

展覧会詳細

展覧会名:2021年度 第4回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名:富士鹿切手発行百年記念切手展
展示団体:郵趣振興協会

開催場所:郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体:郵政博物館、(特非)郵趣振興協会
後  援:世界切手カタログ・スタンペディア株式会社

郵政博物館における展示期間
2022年1月4日(月) 10:30-16:30
2022年1月16日(日)10:30-16:30
*最終入館時刻は閉場30分前です

クラウド展示の実施期間
2022年1月4日(月) -2022年1月16日(日)