外国切手研究会 第19回Zoom例会レポート・追加分

2020829日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第19Zoom例会』の追加レポートです。4人目)の記述で一部勘違いや間違いが有ったのと、消失分の画像データも再投稿頂いたので今回と差替えて頂けると幸いです。

4人目)前回他の方から発表された、アメリカ1851年シリーズの最高額面90セントのカバーについて、使用例が10通も無いと言われていたが確認されている物は6通ではないかとの事、その中から4通を紹介して頂きました。

1通目、1861126日ニューヨーク発、スエズ経由マルセイユ行、1ドル32セント分貼。

2通目、イギリス経由喜望峰行、1ドル32セント分貼。

3通目、ニューヨーク発、イギリス経由上海行、1ドル68セント分貼。

4通目、国内使用3セント基本料金の30倍重量便で90セント1枚貼。

ホノルル発アメリカ行カバーを2通紹介、10セント1枚貼と、1セントペア貼と10セント1枚貼、ハワイ~アメリカ東海岸までの料金は17セントで17セントをハワイでは現金で支払い、到着したサンフランシスコ港で東海岸までの料金10セントとShip Feeの2セントを切手で貼付して送付したものになります。10セントの単貼はこのShip Feeを現金で支払ったケースに該当することになるわけです。

Hawaii Pictorial Issueの2セント切手単貼の外信便の使用例2通紹介、葉書はハワイ最初期の絵葉書で非常の珍重されている葉書である。Aloha Nui(アロハ・ヌイ)Postal Cardと言うもの、ホノルル以外のタウンキャンセル(Town Cancel)は非常に収集の対象になっています。

前回のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクション紹介時に出た質問の答えで、当時のハワイの郵便局数105局だそうです。

ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー2セントのフルシートの紹介、50面シートでポジション48に定常変種。

ピクトリアルイッシュー発行年多数貼り書留カバーの紹介、ホノルル発ニューヨーク行。

エジプト?の官製ハガキが世界中を転送され最終的にシェラレオネに到着した使用例の紹介、蘭印、ハワイピクトリアルイッシュー、アメリカの切手が貼付されている面白いマテリアル。

以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

アジア国際切手展<TAIPEI 2021> 作品募集について

現地主催者からの追加情報がないため、現状の予定のまま進行することを前提とし、

日本からの出品のナショナル・コミッショナーあて国内エントリー期間を

 2020年11月16日(月)午前10時から同11月23日(月) 午前10時まで【必着】

といたします。

以下は開催情報です。

主催者サイトに掲載されたIREX等が正式な情報となりますので、出品申込に際しては、必ずお読みください(以下にリンクがあります)。
https://taipei2020.post.gov.tw/post/taipei2020/en/index.jsp?ID=1429656707022

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1.開催情報
(1) 2021年6月4日から8日までの5日間にわたり、台湾・台北市の Taipei World Trade Centre Hall 1において、The Chinese Taipei Philatelic Federation、Chunghwa Post Co., LtdおよびTaiwan External Trade Development Councilの三者からなる組織委員会主催により、FIAPのpatronageおよびFIPのrecognitionの下で第38回アジア国際切手展<TAIPEI 2021>が開催されます。
(2) 本展の特別規則から、出品に関する事項を抜粋しました。正式な規則類や書式等は、必ず同展のウェブサイト等でご確認ください(この記載はあくまで便宜上のもので、英文が正規のものとなります)。
(3) 出品申込書への署名はTAIPEI2021特別規則に承諾したと見なされます。

2.日本国ナショナル・コミッショナーについて
当初予定の<TAIPEI 2020>については(一社)全日本郵趣連合理事会の議を経て以下の通り決定されましたが、<TAIPEI 2021>についてもそのまま担当する予定です。

・氏名:池田健三郎(イケダ・ケンザブロウ/ IKEDA, Kenzaburo)
・連絡用電子メール: kenzaburo@jipp.jp
(スパム防止のため@を半角に読み替えてください)

※新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、コミッショナー業務が担当できなくなる可能性も皆無ではありませんので、その点はあらかじめご了承ください。

3.日本国内からの出品受付について
(1) 国内エントリー期間(2020年11月16日午前10時から同11月23日(月) 午前10時まで【必着】)中にコミッショナー宛に出品申込書とイントロダクトリーページ(タイトルページ)を送付してください(すべて英文)。期間前に送られても受理いたしませんので、必ず期間内にエントリーをお願いいたします。
(2) 特段の事由なき限り、全てのご連絡は上記の電子メールあてでお願いいたします(必要書類はスキャンしたものをpdfファイル等でメールに添付してください)。
(3) 以前の出品作品のタイトルを変更して出品する場合は、必ず、以前のタイトルを出品申込書に記載してください。
(4) いただいたご連絡にはすべて「Re:」でご返信いたしますが、送信から3日経っても当方からの折り返しがない場合はメール不達事故等の可能性がありますので、至急ご連絡ください。
(5) 組織委員会からの出品可否の通知は2021年2月初頃を予定。

(6)  日本からの出品資格は、全日本切手展、JAPEX、スタンペックスジャパンのいずれかにおいて金銀賞(75ポイント)以上を得た作品です。

【エントリーご予定の方にご留意いただきたい事項】

一般社団法人全日本郵趣連合の会員資格について

国際切手展へのエントリーに際しては、一般社団法人全日本郵趣連合(以下、連合と表記)の会員資格取得をお願いしています。

FIP/FIAPの加盟料や日本国としての特別賞授与などの負担金は、会員のみなさまからの会費により賄われていますので、連合としては「公平性および受益者負担の原則」により、エントリーなさる皆様には、連合正会員または賛助会員へのご加入をお願いしている由。
以上から、コミッショナー(池田)は連合の役員ではないものの、業務の公正かつ円滑な遂行を期するため、エントリー受付は会員登録の完了を前提とさせていただきますので、左様ご理解の程、お願い申し上げます。

4.出品料について
出品料は以下の通りです。
(1) ユース、文献、ワン・フレームを除く部門:1フレームにつき50米ドル
(2) ユースは無料
(3) 文献は1件につき50米ドル
(4) ワン・フレーム作品は1作品75米ドル

5.作品搬入の方法について
(1) フレーム出品:コミッショナーが全作品を会期前日までに自ら持ち込むことが要求されています。よって出品者には原則として、所定のコミッショナー運搬手数料[1フレーム当たり4,000円]を申し受けます。また、航空会社から超過料金等を請求された場合には、別途、応分のご負担をお願いする可能性があります。
※ 当該超過料金発生を抑制し、出品者のご負担を軽減する意味からも、コミッショナーに帯同(6月3日午前東京発にて台北入り予定)いただける方は、事前にお申し出頂けますと幸いです。

(2) 文献作品:2021年3月15日必着で、各2点ずつお送りください。
(注:作品受理の連絡前に、絶対に送付しないでください)

【文献の送り先住所】
The OC of Taipei 2021
Chunghwa Post Co., Ltd.
Room 402, 55 Jinshan S. Road, Sec. 2
Taipei 10603, Taiwan

6.TAIPEI2020の出品クラスについて
(1) 競争出品の区分
― Class 1:FIAPチャンピオンシップ・クラス
(2011-2020年の10年間にFIP/FIAP展において3回以上LG受賞の作品)

― Class 2:伝統郵趣
(A) Qing Dynasty(清朝)および中国郵政
(B) アジア・豪州
(C) その他の地域

― Class 3:郵便史
(A) Qing Dynasty(清朝)および中国郵政
(B) アジア・豪州
(C) その他の地域

― Class 4:ステーショナリー

― Class 5:航空郵趣

― Class 6:宇宙郵趣

― Class 7:テーマティク
(A) 自然
(B) 文化
(C) 科学技術

― Class 8:マキシマフィリー

― Class 9:印紙

― Class 10:現代郵趣(1980年以降)
(A)伝統、(B)郵便史、(C)ステーショナリーの各分野
*現代郵趣クラスに作品が受理されることは、他のクラスの受理を妨げない。

― Class 11:実験クラス=絵葉書

― Class 12:ユース
(A)2021年1月1日時点で15歳まで
(B)同16歳から18歳
(C)同19歳から21歳
*年齢区分の他に、伝統・郵便史・航空郵趣・テーマ等、どの部門に出品するかを申込書に明示すること。

― Class 13:郵趣文献
通常の出品申込書に加え、文献用の情報フォームを記入すること。
(A)郵趣書籍・パンフレット・研究書(2016年1月1日以降刊行のもの)
(B)雑誌・定期刊行物(全冊が2019年1月1日以降刊行のもの)
(C)切手カタログ(2019年1月1日以降刊行のもの)
*出品申込書にサブクラスを明示すること。

― Class 14ワン・フレーム(1フレーム出品)
このクラスの作品はマルチフレームからの抜粋された1フレームではなく、ワン・フレーム作品にふさわしい狭い範囲の主題を取り扱っていなければなりません。点数(60-100点)が記載された賞状のみ授与され、メダルはありません。出品申込書には、以下のA-Hのどのサブクラスに該当するか、ご記入ください。
(A)伝統郵趣
(B)郵便史
(C)ポスタル・ステーショナリー
(D)航空郵趣
(E)宇宙郵趣
(F)テーマティク
(G)マキシマフィリー
(H)印紙

(2)リーフの大きさ
以下がFIPによる推奨サイズです(標準サイズの場合、1フレームの構成は4×4=16頁となります[A4判で問題ありません])
①標準サイズ (各頁21x29.7 cm 又は 23x29 cmで、一段に4頁配置)
②ダブル・サイズ (各頁42x29 cm 又は 46x29 cmで、一段に2頁配置)
③中間サイズ (各頁31x29 cmで、一段に3頁配置)

(3)フレーム数
以下の通りです。
Class 1 8フレーム
Class 2-11 過去の受賞歴により
(a)FIP / FIAP 展で大金銀賞以上: 8フレーム
(b)FIP / FIAP 展で金銀賞以下 : 5フレーム
Class 12A 1-3フレーム
Class 12B 2-4フレーム
Class 12C 3-5フレーム
Class 13 郵趣文献は組織委員会宛に「2部」送付
Class 14 ワン・フレームクラスは1フレーム

(4)作品の取扱い等
・出品者は組織委員会により割り当てられたフレーム数を変更できません。
・リーフは保護ラップに入れ、表面の左下にリーフ番号を記入のうえ、組織委員会より支給される専用封筒に収納すること。
・組織委員会は会期中、善管注意義務を果たすが、事故については責任を負わない。

以上

第14回 活動報告

特定非営利活動法人 郵趣振興協会(以下「当協会」と略す。)は、その活動について広く伝えるため、3ヶ月に一度レポートを発行し、電子メール等で賛助会員にお伝えすると共に、無料でご掲載いただける雑誌媒体に同一内容を提供しております。今回より同レポートを公式ホームページでも発表させていただきます。ダウンロードしてご覧くださいますようお願い申し上げます。

活動報告対象期間:2020年6月11日~2020年8月31日

第14回活動報告 ダウンロードしてご覧ください。

 

外国切手研究会 第19回Zoom例会レポート

2020829日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第19Zoom例会』のレポートです。参加者11人中7人の発表で質疑応答が有りました。

今回お詫びですが、システムエラーの為に録画が出来ていない部分が有り、スクリーンショットが取れずに解説が不十分な所があります、御了承下さい。

1人目)エジプト初期切手のカタログコレクションを紹介、1866年に発行されたファーストシリーズはオスマン帝国の影響を受けたデザインで、アラビア文字が加刷されたように見える2色印刷、製造面のバラエティも多いがデザインは不評だったようで、翌年1867年にはスフィンクスを描いたセカンドシリーズが発行されている。

ファーストシリーズのカバー2通を紹介、いずれも1866年カイロ局消だが、”POSTE” と入っているのはイタリア語、切手発行以前のエジプトではイタリア民間会社が外国郵便の取扱を初めたが後に政府が権利を買い戻した、そういう経緯からエジプト初期の郵便はイタリアの影響が大きいそうです。

1952年エジプト革命で当時の国王ファールーク1世が国外追放となった為、肖像を抹消した加刷切手の紹介、リーフに空きがある2枚の航空切手(#C84、#C86)は現在スコットカタログでは欠番になっており、後に偽物と分かった為だそうです、因みにこのファールーク1世は切手収集家でもあり、自分の為に製造面のエラー切手を作らせていたとの事。

2人目)1845年オランダ領東インドで発行された、”Landmail” と呼ばれる世界初の不足料切手カバーの紹介、1846420日アムステルダム発(青い印)、422日マルセイユ中継印(赤い印)、シンガポール経由、バタビアでこの不足料切手が貼られ1846613日の日付と180セント相当の徴収料金を手書き、 サマラン着。

この不足料切手は初めて見たという方が多数で、逓送ルートや料金の解読で話題の1品でした。

19世紀の日本・アメリカ・ブラジル消印の相似形コレクションを紹介、アメリカ19世紀のファンシーキャンセレーションは無数のバリエーションが有るが、日本も当時アメリカのお雇い外国人の影響もあり、このような消印が使われたと言われている、ブラジルが1866年から発行した切手はアメリカンバンクノート社が製造した非常に精巧もので、消印も同様に当時のアメリカの影響を受けたと思われる。

以前取り上げた「郵趣」裏表紙は日本・アメリカ2国だが今回は3国でさらに興味深い、消印も面白いのですが実は切手自体も素晴らしいものです。

3人目)英本国ビクトリア女王時代最後の切手、1887-1890年発行の通称ジュビリーシリーズから、1890年に改色して発行された1/2ペンスと1シリングのコレクションを紹介。

/2ペンスは1ポンドとなる480面シート構成、この時代のイギリス切手の注意点として水溶性のインクが使われており、水剥がしをすると変色してしまう物が多く、特に1/2ペンスは顕著で青色の物はいわゆる傷物になるので注意、1シリングの消印コレクションはボーア戦争時の野戦局など。

カバー類は1/2ペンスを豊富に紹介、国内使用、外信使用、船内投函、博覧会場消、ボーア戦争時の国内料金適用使用例、フィラテリックな物など。

4人目)前回他の方から発表された、アメリカ1851年シリーズの最高額面の90セントのカバーについて、使用例が10通も無いと言われていたが確認されている物は6通ではないかとの事、その中から4通を紹介して頂きましたが、残念がらシステムエラーの関係で1通しか画像が有りません。

1通目、1861126日ニューヨーク発、スエズ経由マルセイユ行、1ドル32セント分貼。

2通目、イギリス経由喜望峰行、1ドル12セント分貼。

3通目、ニューヨーク発、ロンドン経由上海行、1ドル84セント分貼。

4通目、国内使用3セント基本料金の30倍重量便で90セント一枚貼。

アメリカ切手のハワイ初期使用例を発表して頂きましたが、こちらもシステムエラーの関係で残念ながら画像が有りません、簡単に紹介させて頂きます。

ホノルル発マサセッチュー行カバーを2通紹介、10セント(#35)1枚貼と、3セント(#24)と10セント(#35)2枚貼りで料金の違いは、ハワイ・アメリカ間を運ぶ船長に支払う手数料3セント分を現金で支払ったか切手を貼ったかの違いとの事です。

前回のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクション紹介時に出た質問の答えで、当時のハワイの郵便局数105局だそうです。

ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー2セントのフルシートの紹介、50面シートでポジション48に定常変種、こちらも画像が無く申し訳有りません。

世界中を転送されて最終的にシェラレオネに到着した面白いハガキの発表も有りましたが、こちらも画像が無いので解説が難しく割愛させて頂きます。

5人目)オランダ本国、1872年5セント(SC23)キングウイレム3世のカバーを紹介、オランダ関係を収集している中で初めて競争展向きと思えるマテリアルを購入、ここから1歩ずつ進めて行きたいとの事で状態も良いカバーですが、こちらもシステムエラーの関係で残念ながら画像が有りません。

6人目)前回発表のスロベニア新聞切手、複雑なシート構成の違額面ブロックを資料から紹介、発行枚数は最低額面はリュブリャナ印刷分が9,777,700枚、ウイーン印刷分が2,765,000枚で合計12,535,700枚と桁違いに多く、未使用が多く残っている理由が分かります。

17回例会で発表のスロベニア・スモールチェーンブレイカーと呼ばれるシリーズのシート構成とルレットを解説、シート構成は大きく4つ、目打は2つのパターンが有る、発表者所有の5050100面シートを例に取ると、印刷面はずれていないが50面ごとにルレットを施工して上下左右に抜けていない例、印刷面がずれているので50面ごとにルレットを施工して上下左右に抜けていない例、100面そのままルレットを施工して左右だけ抜けていない例などを紹介。

7人目)ニューヨークコレクターズクラブという地元の郵趣会に所属しているが、その機関誌によると、2週間に1度講師を立て1時間程度のZoom例会を初めてから新規会員が増えているという話、地元だけでは無く、他の州や遠くは海外からの参加も有り、Zoom例会自体は会員以外でも参加出来るがそこから面白さを感じて会員になる方が増えているのではと。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

 

 

外国切手研究会 第18回Zoom例会レポート

020822日 2000PM – 22:10PM開催『外国切手研究会 第18Zoom例会』のレポートです。参加者11人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)ドイツ民間郵便会社タクシスの切手について、第16Zoom例会の続きでセカンドイッシューを紹介、おさらいとしてタクシスは広範囲な飛び飛びのエリアを受け持っており、切手発行当時北部地域はシルバークロッツエン、南部地域はクロイッツアーと通貨単位が違っており、2種類の額面で色が同じ物同士ほぼ同一貨幣価値の切手を発行、北部地域用は額面を四角、南部地域用は額面を円形で囲んだ最終シリーズ迄同様のデザイン。

1859年から発行されたセカンドイッシューの特徴は、全部ではないが白紙にカラーインクで印刷されている、ファーストイッシューは着色紙に黒インクで印刷されていた、又発行期間が短かった為マルチプルや使用例も難しい物が多いが例外として、高額切手の未使用は余り使用されずに残っている為に入手は難しく無い。

北部地域は主に工業地帯、南部地域用は主に農業地帯だった為、高額切手の使用例や外信カバーは南部地域の方が少ない、発表された全リーフを可能な限り紹介しますので参考にして下さい。

2人目)第2次世界大戦時、チェコのテレンジン収容所で発行された小包切手について、未使用、使用済、プルーフを紹介、約7万5千枚発行されたと言われ実際の郵便事業はドイツが行っていたらしい、スコットカタログは未掲載だがミッヘルカタログには掲載、色違いや二重印刷のバラェテイーも有るそうです。

この収容所には悲惨な歴史が残っているが切手のデザインからはそれを連想できず、外部の家族や知人に物資を送ることも出来るという宣伝やカモフラージュを兼ねて発行されたと思われる。

3人目)アメリカ1851年シリーズの続きで5セント以上の切手コレクションの紹介、3セント無目打の発行枚数は約3億6千万枚に対して、5セント無目打は発行期間が短かった事も有り約15万枚と少なく入手もそれなりに難しい、5セント無目打と12セント無目打はタイプ分類無し、10セント無目打は5つのタイプ分類が出来る。

1857年から発行された目打有の5セント、10セントはタイプ分類が出来る、その10セントは狭かったガッターに目打を入れる為に印面を少し削った物がタイプ4である、1860年には24セント、30セント、90セントの高額面が追加された、最高額面の90セントは使用例が10通も無いと言われており、真正の使用済も滅多に無く非常に高価。

日本では見る機会の少ない19世紀アメリカクラッシックコレクションです、こちらも可能な限り紹介しますので参考にして下さい。

4人目)ハワイ王国1894年発行ピクトリアルイッシュー6種の紹介、アメリカ併合前最後のシリーズで1899年にはUPUカラーに改色された3種も発行された、最初のリーフはプレートプルーフで幾つかは厚紙に印刷されている。

SPECIMEN” の綴りが ”SPCEIMEN” と間違えられた見本切手やガッターペア、銘版入ガッターペア、ハワイ切手最終使用日消印ブロック、ポルトガル語で印刷された見本切手の紹介。

1セント切手のタウンキャンセルという郵便局の消印収集コレクションやカバー、エラー切手やパックポー消、アメリカ切手とのコンビネーション使用例の紹介。

5人目)ベルリン救済強制切手について、カバーを収集してきて10通程になった、これらを整理するにあたってどのような方向でまとめたら良いか検討中、歴史や時代背景も勉強しながら色々考えているがアドバイスがあればお願いしたいとの事。

ベルリン封鎖は歴史上の大事件でもあり、テーマチックや郵便史共に面白い展開が出来ると思います、メジャーなテーマでも有り、諸外国の収集家が発表されている作品等をネットで探して参考にするのも良いのではというアドバイスが有りました。

6人目)前回発表のスロベニア・スモールチェーンブレイカーシリーズ、1ディナール額面の90面シートの定常変種変は2番と70番に有るが、この90面シートは100面シートから左1列の10枚を取り去った版なので100面シートの定常変種は3番と78番になる。

スロベニアの新聞切手の紹介、この切手はリュブリャナの現地印刷とウイーン印刷が有るが、リュブリャナ印刷の方は印刷が悪く天使の図案が悪魔のように見える。

この切手の製造面では印刷パターンが多数有り、切手自体は非常に安価だが市場に残っているのは殆ど単片なので、定常変種等の製造面研究は非常に困難と思われる。

生まれて初めてオークションで購入したカバーの紹介、オシフェンチム35日消、ブレスラウ行、オットーホノルンク氏の鑑定書付、今となっては詳しい覚えていないが何か分かる事や情報があれば教えて欲しい。

貼られているのはオーストリアの印紙だが、郵便使用が許可されている印紙でパーセラーカンパニーポストという、小包に手紙を入れられなかった時の同時配送サービスで使用されたのと思われるとの事、この印紙の郵便使用は貴重な物なのでオークションマテリアルになり鑑定書も付いたと考えられる。

1人目その2)ジャーマンステーツのミックスドフランキングの紹介、イリーガルと思われる物、フォアードな物、正規に認められていたフランス行カバーの紹介。

追加情報)イギリス民間業者発行ストライキ郵便切手について、お二人の方より情報を頂きました。

英国のスト郵便ですが、金井スタンプの『スタンプレーダー』の1971年の各号に同社が取り次いだ切手の販売リストや林敬氏が若干の記事を載せているので、日本語で読めるものとして参考になるかも知れません。”

英国郵政ストライキ時の『民間切手』実逓便の宛先となっているワダ・ヒロシなる人物が話題となっていることを知りました。見たことのある名前だったので手元のカバーを探したところ2件ほど見つかりましたのでスキャン画像を添付してお送りします。
アラブ土侯国の一つ、フジャイラからワダ氏に送られたものです。消印が見にくいですが両方とも1971年です。ストライキ切手のと同時期のものですね。”

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

南方占領地切手コレクターズクラブ第4回Zoom例会レポート

2020年8月26日 9:00PM~11:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。
参加者は8名で、南方占領地域の切手や使用例の話題でにぎわいました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ 大日本枠無し加刷(T2)と枠付き加刷(T3)との二重加刷
踊り子7.5cにスマトラ東海岸州の加刷が2つ押されたものの発表がありました。
日専未収録であり、新発見です。

2)スマトラ バンカビリトン軍政部印加刷のロット
オランダ不足料切手にバンカビリトン島の軍政部印が紫で加刷されたロットです。
このうち、コルフ印刷局製の1c,20cは日専未収録のものです。

3)スマトラ 1次昭和切手の大正池5銭切手とマライの軍政部単枠加刷切手貼エンタイア
フロントカバーとのことですが、スマトラの東海岸州内同士の使用例であり、どちらの切手も実逓便は少ない貴重なものです。左上の紙片は許可された言語以外で封書を出してはならない、といったことを述べています。

4)スマトラ 各種切手貼のソ連参戦記念カバー
1次昭和切手の大正池5銭と法隆寺25銭、無加刷の蘭印切手が貼られたエンタイアです。左上にソ連が対日参戦を表明したことを取り上げているカバーです。

5)マライ 漢字加刷 ネグリセンビラン2c/5c切手の変種?
左の切手のcts.のピリオド部分がカンマ「,」のように見える単片です。
同様の変種を持っている参加者がいたため、ひょっとすると定常変種かもしれません。
どなたかお持ちの方はいらっしゃいませんか?

6)海軍地域 為替証書 マカッサル郵便局長印つき
為替証書の上部にマカッサル郵便局長印が赤で押印されたものについて話がありました。他に黒で押印されたものが参加者から提示されました。

7)マライ 2次昭和切手他の持ち込み使用例
マライに持ち込まれた2次昭和切手の使用例が紹介されました。八紘一宇4銭や少年兵15銭、靖国17銭、凹版灯台40銭といったものに特印が押印されたものでした。

8)ビルマ 東郷5銭切手に5c黒加刷切手のエンタイア
タウンジイ局で引き受けられた郵便物ですが、消印が怪しいということで疑問品です。しかし、裏のYAWNGONの着印は真正品では、ということで真偽不明でした。
どなたか当該の消印と同じような消印の押された単片やカバーをお持ちではないでしょうか?

9)ビルマ ミョーンミャ局の孔雀加刷切手
この加刷には孔雀の右肩に切り込みのあるものと無いものがあります。一時期は切り込みの無いものが偽物といわれていましたが、印影の特徴がほぼ一致しているため真正品ではないかとのことでした。

10)ビルマ 日本記念切手・靖国神社75周年切手のビルマ宛エンタイア
日本内地からビルマに向けて宛てられたエンタイアです。このような封書に日本の郵趣化が返信用に種々の切手を同封したことで、南方での日本記念切手などの使用例が残されたのではないかと考えられています。

11)フィリピン 1銭5厘楠公はかきに田沢5厘切手を貼ったManila局差出ハガキ
フィリピンの郵趣家から日本に宛てられたハガキです。これらのハガキ、切手はフィリピンでは販売されなかったので、持ち込み使用例です。

12)香港 切手印面塗りつぶしカバー
香港から中国に宛てられた郵便物は切手の印面を塗りつぶされました。これは日本の香港占領を認めない中国側によるものですが、料金は有効のまま送達されました。過去のスタンペディアオークションでは珍局として名高い九龍城差出の同様のカバーが出品されました。

13)フィリピン 不足料切手二重棒抹消切手
この切手は偽物が非常に多く、未使用は非常に危険です。画像のオンピースは他の切手、消印は真正のようですが、当該切手の加刷はやや疑わしいものです。

話題は主に以上でした。

今週末の金曜日(8月28日)、当例会の参加者がYouTubeで南方占領地切手の主にマライ切手について講演をするとのことです。是非とも皆様もご覧ください!!

米粒写経チャンネルで視聴できるとのことです。参考までに前々回の講演のURLです。

 

以下は上記マテリアルの画像(一部)です。

ZOOM画面共有マニュアル の提供(ダウンロード)

当協会では、2020年4月より、オンライン郵趣例会振興プロジェクトを立ち上げて、地方におけるフィラテリー振興の観点からこれを活用する方法やノウハウを蓄積してまいりました。

その中で、オンライン郵趣例会で必須である、郵趣マテリアルの画面共有について、分かりやすいZOOMのマニュアルの提供ができ、既に一月以上実用性が確認されましたので、これを広く共有いたします。どうぞダウンロードしてご活用ください。なおご利用・配布は自由ですが、中身の改変は禁止しますのでご了解ください。

Windows版のダウンロード
Mac版のダウンロード

特定非営利活動法人 郵趣振興協会
オンライン郵趣例会 振興プロジェクト
リーダー 斎享

外国切手研究会 第17回Zoom例会レポート

2020815日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第17Zoom例会』のレポートです。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)第15回例会で紹介のイギリス民間業者が発行したストライキ郵便切手カバーで、受取人のMr Hiroshi Wada とは、郵趣復刻版で偶然見つけた19493月号の裏表紙広告に載っている切手商ではないか?という話、ちなみに復刻版は全部で7冊出版されていて第1号に載ってます、某オークションでもよく出品されています。

2人目)ハワイ王国クラッシック数字切手の偽物の見分け方について、本物は10のタイプ分類出来るがこれに当てはまらない切手はほぼ偽物、前回紹介のスタバーグ氏の書籍でタイプやプレートの詳細な解説があるそうです、1つ目画像の4枚は参考の為に購入した偽物で本物と比べると分かりやすい。

世界的珍品として有名なハワイ王国クラッシック宣教師切手について、2セントと5セント切手のタイプ違いペアはPeter Winter氏が作った偽物で、”Grinnel Missionary” を真似て作ったものではないかと思われるが、どうもグリネルミッショナリーの切手は異なる感じがする、13セントは ”Grinnel Missionary” で昔から知られている偽物で、その名前にあるように、George H. Gronnelが作ったもの、20073月のオークションで2,900ドルでのハンマーでした、偽物は本物と見比べた場合数字の周りの模様が偽物は若干荒く見える、色が本物と違う、本物はテッシュペーパーのような非常に薄い用紙に刷られている、本物はほぼ全て鑑定書付きなど。

ポルトガルセレス切手について、1926年発行ロンドン印刷(トーマス・デ・ラ・ルー社)は24種類で入手は難しくは無い、5センタボのカバーは色々な宣伝が印刷された無封サーキュラーメール使用例で映画割引券が付いている面白い物、同時期のハガキ使用例は25センタボ分の切手が貼られており、かなり安い料金だった様。

3人目)アメリカ1851年シリーズから3セント切手コレクションの紹介、シェードと印刷版のタイプ違いが分類が出来る、無目打の発行枚数は約3億6千万枚、2つのタイプと9の実用版が使われた。

1857年発行の目打有の方は発行枚数6億枚以上、4つのタイプと27の実用版が使われた、版番号はのちに右下の耳紙に印刷される様になった、基本的にタイプと実用版の関連性は無く、版の中に色々なタイプが混ざっているのも有れば、全て同じタイプの物も有るとの事です。

4人目)第15回例会で少し話の出た、某オークションで落札したイギリス民間業者発行ストライキ郵便切手コレクションの紹介、ローランド・ヒル図案のセット、それらにアポロ14号の記念文字を加刷したもの、小包配送用だがなぜか低額面連刷のもの、フランス持込カナダ宛カバー、シンデレラ切手と呼ばれる切手に似せたラベルに加刷したもの、日本切手やベルギー切手との混貼カバー、ロンドン宛実逓FDC、フランス持込フランス国内便カバー、1971年通貨制度変更を意識したような数字図案のもの、珍しく洗礼された図案のもの、どこの業者か不明だが外国向け航空郵便料金表など面白いコレクションでした。

15回例会で発表したコクサイスタンプの郵趣広告記事から、英国郵便のストライキ期間は1971120日から37日、約200の私設局に認可が与えられた、Public Mail Serviceのように60数種のセットの切手を発行した所もあるとの事です、これらのカタログや資料、他の情報をお持ちの方がおられましたら是非紹介や投稿をお待ちしております。

5人目)第14回例会で発表した、ドイツ1920-1948年使用済み2000枚パケットの経過続報、比較的図案が統一されている為、約半分の切手をカタログ等使わず分類出来た、残り半分を分類した後の楽しみを考えている最中との事です。

6人目)イギリス・1ペニーマルレディカバーの紹介、赤いマルタ十字印の押された1840516日ハリファックス消の初期使用例、1840122日のペニーブラックカバーの方は既に黒いマルタ十字印が押されている、ロンドン辺りでは早くも8月位から黒いマルタ十字印が使われていたらしい、ペニーブラックカバーの切手左に押されてるのはロンドンで暫定使用されていた投函ポスト印で、日本なら箱場印との事です。

7人目)スロベニア・スモールチェーンブレイカーと呼ばれるシリーズの変わったシート構成の紹介、印刷版を解説している資料からこの高額面切手は、225枚の印刷シートから分割された4種類のシートが有るのが分かる、紹介者も25枚のシートは未入手との事、何故このようなシート構成になったのかは不明。

低額面切手の印刷シートも50枚が2段と3段の物が有り、中額面切手も100枚シートと90枚シートが有る、目打に見える抜けの良いルレットや抜けが悪くてルレットに見える目打等、製造面が面白いシリーズとの事、ちなみに前シリーズのチェーンブレイカーもシート構成は色々有るのだが、人気の有る分値段も高く、製造面ならこちらのシリーズがリーズナブルに楽しめるとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第16回Zoom例会レポート

202088日 2000PM – 22:10PM開催『外国切手研究会 第16Zoom例会』のレポートです。参加者12人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)イギリス2ペンスブルーコレクションの紹介、知名度や人気は1ペニーブラックの方が高いが、英国及びその関連地全般を収集している中でもトップクラスに好きな切手との事、ペニーブラックは12版及び修正版も有るがこちらは2版しか無く製造面のバラエティは少ない、発行枚数は約640万枚でペニーブラックが約6800万枚と約110で入手はそれなりに難しくなっている、特に未使用切手は単片でも相場は約100万円と高価、紹介の未使用ペアは約40年前にそれなりの金額を叩いて購入したもので以降は未入手。

ペンスブルーは青色の印刷が不安定だった為かシエードの分類が多く楽しめる、同時に発行されたマルレディーカバーもそうだが、初期に使用された濃い赤色のマルタ十字印使用例は少ない、ペニーブラックがレッドペニーに変わった後でもこちらは使い続けられたようで、後期使用例と言える黒色のマルタ十字印や日付入り印もよく見かけるが、個人的にペンスブルーは赤色のマルタ十字印で揃えて行きたいとの事。

本日は不参加だが、最近の例会でアメリカクラッシックを発表されている方のコレクションをJAPEX切手展で拝見して刺激を受け、自分のコレクションを3年程掛けて再整理し、昨年のアルプスヨーロッパ切手展にビクトリア女王時代の切手として出品した中のワンリーフとの事です。

消印に関する質問その1)赤と黒以外の抹消印が使われた使用例が有るがその辺はどうか(色々な報告は有るが当時は抹消印と日付印の色が違っており、黒の代わりに青のインクを使っている局も有った、それらの朱肉を間違えたり混ざったりして使った為に発生した可能性も高く余りそこは追求していない)、その2)マルタ十字印は全て手彫りとの事だがその印影から使用局は分かるのか(全て判別可能で専門カタログに記載が有る)、その3)なぜ抹消印としてマルタ十字印が選ばれたのか、少し前に話の有ったマルタ騎士団と何か関係が有るのか(有り色々な諸説が有るが、本国でも結論は出ていない)。

2人目)自分のコレクションから朝鮮関係のカバーで詳細が分からず例会でヒントが欲しくて紹介、1通目は1905年ドイツ発ロンドン経由朝鮮ソウル行ゲルマニア切手貼カバー、T文字の不足料印が押されている、韓国京城印が押された長崎廻しの付箋が貼られている、訪ね当たらずの意味が日本語とフランス語で表された朱印が押されている、ドイツ語のZURÜCK(バック)印が押されている、長崎でDUEの文字が入った朱印が押されている、SEOULI.J.P.O欧文印が押されいる、など情報は非常に豊富。

参加者の意見を整理すると、ドイツはUPU187571日当初から参加しており、1905年当時の外信船便基本料金は20ペニヒなので10ペニヒ不足、ドイツでTの不足印が押され、以前紹介の仮想通貨UPUフランに換算された不足金額がUPUルールの青色文字で書き込まれれる、付箋の下には恐らく不足料金に対し、当時の規則である不足金額の2倍の徴収料金20の数字が青文字で書き込まれており、今回はUPUフランとペニヒ通貨と銭通貨が偶々同じ比率だった様、これらUPUルールの運用はフィラテリストマガジン13号で山本勉氏が詳しく解説されておられるので是非参考にして下さい。

ちなみにこれら多くの国際郵便料金を詳しく解説した書籍として、MICHEL Internationales Taschenbuch der Postgebuhrenというカタログがミッヘルより安価で販売されていますとの事、下記にリンクを貼っておきます。

https://www.briefmarken.de/michelshop/de/buecher/sonderangebote/internationales-taschenbuch-postgebuehren

2通目は1901年発菊ハガキに菊切手を加貼した朝鮮NINSEN(仁川)発ドイツベルリン行ハガキ、左下に押されているドイツで押された印鑑が詳しく分からない、どうも地名や局名ではなく郵便局番号が押された印鑑らしと迄は判ったがそれ以上は詳しく分からない。

今回の2通は昨年のJAPEXに朝鮮の消印という作品を出品したが、アメリカで今年817日から22日に完全にバーチャルな切手展スタンプショウが開催されるので、朝鮮の欧文印ワンフレーム作品を出品しようと整理していた所、ドイツ関係で詳しく分からないマテリアルが出てきたので発表させて頂きましたとの事、またこのバーチャル切手展は登録無料でネット上で色々な会合や公演も開かれるそうなので紹介させて頂きますとの事です。

3人目)チャイナクリッパー最新号より、中国発行COVID19切手の紹介記事について、色々と話題の多かった切手だが細かく説明されている事も有り、カタログにも掲載されるだろうとの事。

中国北京発スイスチューリッヒ行カバーについて、1946年5月は中国の郵便史的には非常に面白い時期で、5月1日より海外宛の通常封書料金が30円から190円に値上げされたが航空料金は50円のままで、通常封書料金より航空料金の方が安い期間が5月1日より520日迄の19日間程存在した、520日からは航空料金も300円となった。

この時期のカバーの存在は決して少なくはないが190円という中途半端な料金のせいか過貼されているものが多く、約半分はそのような使用例でその内又半分は切手が裏面貼り、料金が正しく貼られて表に切手が貼られていて満足出来るるカバーは少なくてこれもその様な物、しかしながらこのカバーのポイントは表面で、以前他の方が発表したカバーと同様、スイスに到着後特別に早く配達する為の手続きがなされその料金を不足料切手で徴収されたカバーと思われる。

ただ今回紹介のカバーは1946年だが45サンチーム、以前紹介された方のカバーは1952年だが25サンチームの不足料切手で徴収されており、その違いは詳しく分からないとの事。

4人目)ドイツ民間郵便会社タクシスの切手について、今回は1852年から1858年発行の1番シリーズを紹介、このタクシスは広範囲な飛び飛びのエリアを受け持っていたが切手発行当時、北部と南部では通貨単位が違っており、2種類の額面で色が同じ物同士ほぼ同一貨幣価値の切手が発行されている、北部用は額面を四角、南部用は額面を円形で囲んだデザイン、4種類の額面で切手が発行されたが他のジャーマンスティツもほぼ同様で3種類か4種類、ローカルレター、第1地帯、第2地帯、第3地帯の額面となっているそうです、1853年に第1地帯用の青色が濃すぎて額面や消印が判りにくいという理由から明るい青色に変更されて発行、1854年に北部ローカルレター用新額面、1857年に北部印刷物用新額面が発行されて計12種類。

全体的に未使用は難しくペアやブロックはかなり難しい切手が有る、製造期間の短い第1地帯用初期の濃い青色の切手は特に難しい、最後に発行された北部印刷物用切手も同様で難しい、使用済やカバーは未使用に比べると入手しやすいが大きなブロックやマルチプルは比較的難しい、南部用切手に比べると北部用切手の方が入手は若干難しいそうです、発表された全リーフを可能な限り紹介しますので参考にして下さい。

5人目)最近例会で話題になっているヘリゴランドが気になり、西ドイツ1972年観光シリーズヘリゴランドのFDCを入手したが、そのカシエが1940年発行ヘリゴランド帰属50周年の図案と同じ事に気が付いた、この切手が以前購入したドイツ2000枚パケットに入ってないか期待、最後はヘリゴランドリプリント切手を入手して大名刺のワンリーフを作れないか検討中との事。

最近購入したアジアとアフリカ諸国のロットについてアドバイスが欲しい、分類整理の途中だが比較的色々な国と年代の切手が入っており、アジア植民地等詳しくない地域も多い、これから発展させて行けそうな物が入っているか、有る程度整理して終わってしまいそうな物か分からない。

アドバイスその1)先ずは国単位で整理して足りない所や欠けている部分を調べてみる、そこの穴埋めやバラェティを入手整理して行けば素晴らしいカタログコレクションにはなると思いますとの事。

アドバイスその2)ゼネラルコレクションと専門コレクション両方をやっている上でのアドバイスとして、1840年から2005年迄で世界の切手発行枚数は約50万種類、ゼネラルの基本的な考えは1種類でも多く集めるのが目的で深い分類や発展等を目標にするのでは無いと思います、専門コレクションの考え方を個人的意見で述べると、1980年位迄の切手なら国際展レベルの作品作りは可能と思いますし、50万種の中から自分が気になったり気に入ったシリーズを選び深く追求するのが専門コレクションで、今回購入されたロットの中にそういった切手やシリーズがあれば、それがどんな国でも何らかのアドバイスが出来ると思いますとの事。

6人目)最近eBayで出品されていた偽物について、現在中国とロシア関係を収集しているが、内蒙古・張家口(カルガン)発の私製ハガキを見つけた、ロシア局の中でも非常に難しい物で兎に角入札をしたが締切直前によくカバーを見ていると2つ押されている中国の消印が上海59日、騰越5月16日と有りえない日数関係に気が付いた、騰越はビルマ国境近くの町で当時の国内逓送だと2ヶ月近く掛かり、海外逓送路を使うしかないルートで、上海 → 香港 → シンガポール → ラングーン → バーモ → 騰越と一週間では不可能、更に詳しく調べた所全く同じ日付の物が英国の有名コレクターが発表した論文の中に有り、見比べて見ると所々おかしな点に気が付き入札を取消して安心していた所、以前この出品者から2点落札していた事に気が付いた。

中国・雲南奥地からビルマルートのフランス行私製ハガキだが、同様のカバーは所有しているのでハガキ使用例も欲しいと思い入札するも落札出来なかったが、出品者から同じ日付のハガキ使用例が有るので購入しないか?というセカンドオファーを受けた、自分は2番手では無いと思ったが、比較的値段も安く思えたので購入したが、先の出品者と気が付いたのでよく調べてみると、こちらも全く同じ日付の本物カバーを見つけた、中国局の消印だけ調べたがやはり所々おかしな点が有り偽物を購入してしまったと確定した、eBay90日で記録が消されるが、PayPal180日間記録が残るのでそこから調べてクレームを強く入れると返金された、もう一点は90日以内だったのでeBay自体のクレーム対応から申し出ると此方も暫くして返金された。

注意点として本物の当時のハガキに本物の切手を貼り、著名なコレクションやオークション出品物を参考にした偽物の消印が押されている事で、その日付は本物と同一年月日である事が多い、欧米人ではなくアジア系の人が書いたと思われる上書きも特徴である、最近の複製技術の向上も有りこういったカバーやハガキが多数出品されていると思われるので注意して下さいとの事です。

7人目)前回発表のハワイ王国クラッシック数字切手のブロック(シート)の解説の補足、前回発表後も引き続き色々調べた所、幾つか有る数字切手の著書からウエスタバーグ氏の解説で、当時の印刷機の画像や(スコットNo.225セント切手の50枚シートの画像があり、この切手は30枚と20枚の印刷組合せだった可能性があるとの事、10枚単位のポジションが判別しており通常なら偶数パターンのテートベッシュが出来るが、印刷版の組合せによっては奇数パターンのテートベッシュも有り得るらしいが、5セントに関しては前回紹介の物が現存1点の為未確認である、又同著書で(スコットNo.23)1セントの説明文で印刷シート構成は40枚又は50枚と記されており、かってホノルルアドバイザーコレクションが所有していたテートベッシュも40枚シートとして説明されている、実際の印刷シートがどちらだったかは50枚シートの形では現存していない為不明。

同じく同書から(スコットNo.132セントの図版で、これもホノルルアドバイザーコレクションがかって所有していた物、左右で明らかな位置ずれと印刷色の違いが有り、同一シート中に別々のプレートが混在しているハイブリット版ではないかとの疑問点が有り研究余地はまだ有るが、これほど印刷位置ずれが有るものは他には無い、(スコットNo.15)1セントにもプレートが混在しているものが一点のみ確認されているがこれほど印刷位置がずれている訳では無い。

ハワイ数字切手でテートベッシュが存在するのは5点で其の内4点を所有しており紹介、(スコットNo.15)1セントで旧石川良平コレクション、(スコットNo.225セント、(スコットNo.23)1セント、(スコットNo.242セント、所有していないのは(スコットNo.215セントだが非常に数が少なく入手は難しいとの事です。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

外国切手研究会 第15回Zoom例会レポート

202081日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第15Zoom例会』のレポートです。参加者11人中6人の発表で質疑応答が有りました。

1人目)前々回発表のハワイ王国クラッシック数字切手の続編、現存確認されている20枚以上のブロック(シート)の解説、1点目1865年発行5セント(スコットNo.2225枚シートで現存1点の旧ホノルルアドバイザイーコレクション、 右側5枚分がテートベッシュになっている物で左側20枚、右側20枚計40枚で印刷した物を10枚の4点に分割されているのが普通でこの様な状態で残されている物は非常に少ない、テートベッシュが発生した理由として40枚シートの印刷時、最初は半分の20枚を印刷した後、紙を180度回転させて残り20枚を印刷した為と言われているが全ての数字切手(メインナンバーで15種)にテートベッシュが有るのでは無く、当時の印刷時技術や状況、環境等でそれらが発生したと言われている、1996年時でのオークション落札価格は10万5千ドルとの事ですが現所有者は不明。

2点目発表者の所有品で1865年発行1セント(スコットNo.2520枚シート、収集家デビット・ゴールデン氏がかって3シート所有していた物で現存5シートの中の1点。

3点目1865年発行2セント(スコットNo.2620枚シートで現存1点、これもデビット・ゴールデン氏が所有していた物、印刷単位の10枚ブロックで左右を見比べた時、右ブロックのポジション1とポジション9共に左側の文字(INTERISLAND)が欠けているバラェテイとなっている、数字切手は現地印刷のタイプセットで現存シートが少なく当時の状況が詳しく分かっていない為に発生理由は分からないとの事、現存数としては文字が欠けている切手の方が多いかもしれないがオークション価格やはりこちらが高くなる様、又ポジション10も額面数字が欠けた定常変種。

前々回紹介の1864年2セント(スコットNo.24)と合わせた4種類が20枚以のシートが現存している数字切手のとの事です。

ポルトガル1912年発行セレス普通切手コレクションの紹介、ゼネラル収集時のリーフだが完集は中々難しい、2リーフ目、3リーフ目はハガキ使用例の紹介、このシリーズは紙の分類や目打、シェードバラェテイも有り楽しめるが大半の値段は安価との事、それ故にオークションにも余り出でこない為入手は逆に難しい、このシリーズで切手展出品を考えた場合、どういった方向が考えられるかという質問に対し、シリーズ全体が大きくどこかで区分をして収集出品をするのも一つの方法という回答で本国では専門カタログもある、又このシリーズを日本切手に当てはめた場合、田沢切手に該当するので日本でそれらを国際展に出品されている方の作品を参考にするのも良いのではというアドバイスが有りました。

2人目)旧中国切手初期コレクション、1リーフ目は大龍切手のバラェテイを紹介、この9種を揃えるのは非常に難しく特に3段目の厚紙は難関ですとのコメントが有りました、25枚シートの画像は発表者の所有ではないがプルーフと思われ他に4枚シートのプルーフも有る様、2リーフ目は次に発行された小龍切手、この切手は水剥がしをすると印刷面が崩れてしまう為状態の良い使用済は非常に少なく、紹介者のコレクションはかなり状態の良い方と思われる、3リーフ目はチベット(西蔵)加刷切手の紹介、1911年発行のこれらは1912年に消滅した旧中国(清)の末期に発行された為に現存数は少なく、全部を揃えるのに10年以上かかったとの事、切手自体は台切手加刷共ロンドン製との情報。

3人目)イギリススタンプレスカバーの紹介、安価で状態も良かった為最近購入したが専門外の為情報が欲しいとの事、封筒上部 ”OnHerMajesty’sService” の書込と消印から1871年エジンバラ発の公用便迄は判明、本日例会はイギリス関係に詳しい方が居られない為これ以上の事は分かりませんでした。

同じくイギリス関連で、1971年イギリス郵政のストライキ時に民間業者が発行したストライキ切手カバーの紹介、1通目は封筒の表と裏に世界の有名人図案8枚セット?の切手を貼ったオランダ行FDC、2通目は日本の1969年切手趣味週間「髪」を図案に用いたフランス経由日本行航空便カバー、この時代イギリスのストライキは数ヶ月にも及ぶ事もあり、このような切手を製造発行したのは数社有るとの事だが、写真のカバーに貼られている切手は図案の選定からアラブ土侯国切手を彷彿させるもので、収集家向けの発行がメインの目的だったと思われる、無論国際郵便には使えない為に奇妙な感じのコンビネーションカバー風となっている。

特に2通目のカバーは「日本向けエアメール」と図案に描かれた5シリング額面のストライキ切手を貼って作成されたカバーをフランスに持ち込み、同国の切手を貼って日本に向けた実逓便で受取人は東京のMr Hiroshi Wada となっている、当時の切手商かブローカーと思われるが日本人向けに双方の業者が手を組んで作成したと考えられ、本来の目的とは大きく違って発行された切手である。

前回の某オークションにイギリス1971年ストライキ切手コレクションが出品落札されており、その落札者の方が次回例会に発表して頂けるとの事です、又これらの切手を日本で販売する為の切手商が有ったはず、調べて見てはとの事で検索した所「郵趣」19719月号の広告を1件発見しました。

4人目)ヨーロッパ・日本間のイタリア・ブリンテッシ経由カバーに関する話について、1通目はGBOLMIDAの差出人印が押され旧小判切手が貼られた18779月横浜発フランス行でUPU加盟初期のカバーで10銭は当時の主な向け基本料金、2通目は1880年6月17日横浜発フランス行カバーだが10銭+2銭=計12銭が貼られた料金からブリンテッシ経由と推察されるが実際にそのルートで逓送されたかは現時点では確証出来ていない。

3通目が今回の本命でスイス発横浜行、18741216日バーセル消でヨーロッパでもまだUPUは成立していない時期のカバー、逓送ルートとしてはスイス→フランス→イタリア・ブリンテッシから船便で日本行、当地は19世紀中盤にスエズ運河が開通して以降はアジアとヨーロッパと結ぶ欧亜航路の発着地のひとつであった、当時のブリンテッシは既にイタリア北部からの鉄道も開通しており陸地内速達扱いと思われる、ヨーロッパ・日本間での郵便史を最近初めており、それらの収集品としてこれらを入手したとの事、なお日本のUPU加盟以前はフランス横浜局経由の有名な”デグロン君”カバーが有りそれらは非常に高価だが、逆パターンとしてブリンテッシ経由のカバーが有るのか無いのか等も調べて行きたいとの事。

ちなみにブリンテッシは現在それ程有名な都市でも無く、切手収集家以外には知名度は高く無いが実はPKOが使う物資集積基地その他も有る重要な都市との事、PKO活動の多くはアフリカで地理的な位置からではと思われます。

5人目)前回の続きで旧中国切手に押された”HMCG”という印について、購入予定だった書籍は業者から連絡が来ないのだが、時間差で自分のブログに同じ内容を上げた所、コメント欄より丁寧な答えを頂いたのだが、ひとつだけ気になる点が有ったので質問すると、十分納得の答えを再度頂きほぼ解決したとの事です、又この方以外からも情報を貰い、4年前に自分が購入したカバーが香港のオークションに出品されて不落札だった時の商品説明欄も教えて頂き、前所有者等の情報も分かったので購入予定だった書籍については無くても良いかなと思えるとの事。

2点目はメイン収集の孫文切手について、写真は最近国内オークションで購入した香港中華版で中華2版と呼ばれる2分切手銘版付8枚ブロック、櫛型と思われる目打だが少し気になる点が有り購入した、高額面の円切手はシート構成が違うが、分切手は同じで上部から一段ずつの櫛型目打と上下左右に抜ける単線目打が有る、最初に紹介した2分切手の櫛型目打に見える物だけ各コーナーを見ても櫛が抜けている面が見当たらず不思議との事、同じく2分切手で単線目打に見えるが左右に目打が抜けていないブロックも発見した、この2分切手だけがどの様な形で目打されたのか疑問との事です。

6人目)アメリカ普通切手1851年シリーズコレクションの紹介、前回紹介のファーストシリーズに続く2番目のシリーズとなる切手だが、基本料金が前納なら3セントと大幅な値下げとなり前シリーズに比べ発行枚数は大幅に増えた、1855年には前納が義務付けられ1857年には目打入りとなる、1リーフ目はエッセイのコレクションでスコット専門カタログによると7社のエッセイが有りその内4社のエッセイ、最下段のトッパン・カーペンター・カシリア社が競争落札して印刷製造した。

2リーフ目は1セントフランクリン無目打のコレクション、アメリカクラッシック切手としては非常に人気が有り”ブルー・フランクリン”の愛称で呼ばれる、プレーテイングが可能で専門カタログによると無目打と目打入り有合わせて12版だが1版はさらに前期後期に分けられる為13種類、印刷実用版は200枚シート、全部で13×200=2600のポジションが確定出来るとの事、ブルー・フランクリンに関してはタイプⅠが大珍品でその分類は主に図案上部の装飾で判別出来る、タイプとポジションに直接の関連は無く、転写時のトラブルやリカットされた印刷面等に現れる要因から確定するとの事。

3リーフ目は1セント無目打カバーの紹介で3枚貼りは書状基本料金、1枚貼りは市内便もしくは無封印刷物料金。

4リーフ目は1セント目打入りコレクションで1857年発行、当初イギリスから輸入した機械を用いた為アメリカ切手としては細かい15 1/2のピッチ、無目打では大珍品だったタイプⅠも目打入りではポピュラーとの事、ガッターが非常に狭い為目打ちを上手く入れる為に縦印面を少し削って出来たのがタイプⅤで無目打には無いタイプ。

5リーフ目は1セント目打入りカバーの紹介、3枚貼り書状基本料金、1枚貼り市内便、両カバー共に朱色の消印だが特に珍しいという訳では無く普通に使われていた思われる。

質問として、これらマージンの狭い切手はそれらが良いマテリアルは少ないと思われるが実情としてはどうかに対し、版の分類には特に上下の印刷面が分からないと難しい為、それらを重視して購入するべきとの回答、先のカバーにも出た疑問として、この切手に押されている消印の色が黒、青、朱色が確認出来るが特に評価や希少性等有りますかの問いに対し、アメリカはその辺りおおらかな感覚で使われて規定は特に無かったと思われるが詳細はハッキリしないとの回答、無目打切手の中に右マージンが広いのが1枚有るがこれはシートの右側のポジションでしょうかの問いですが、その通りですとの事、アメリカ初期は切手抹消印と日付印に分かれていたがいつ頃から日付印で抹消されるようになったかとの問いに対し、ファーストシリーズですでにその使われ方がされている使用例も有るので比較的早い時代からではと思われるとの事。

5人目その2)次回の例題として、1968年発行土侯国オーマン切手貼日本向けエアメールカバー、当時UPU未加入と思われるが無事到着しているように見える?受取人は当時の渋谷スタンプ?宿題です。

今回は以上です。イギリスのストライキ切手は盛り上りました、この件で他に情報をお持ちの方居られませんか、詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問等有る方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。