南方占領地切手コレクターズクラブ 第21回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第21回ZOOM例会レポート

 

2022年2月23日水曜日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)泰緬鉄道 カンチャナブリ オンピース

タイのカンチャナブリ等では日本軍の指揮下で泰緬鉄道の建設が行われました。その中で日本の郵便局も開設されたと言われています。本品は泰緬鉄道沿線のカンチャナブリで押印されたものと思われます。

2)マライ 特印

マライでは数多くの特印が使用されました。特印は収集家の求めに応じて押印されただけでなく、特印の用意された記念日に差出された郵便物にも押印されました。なので一見すると郵趣家便であっても、商用便であることがあります。本品も商用便と思われます。

3)NICA TIMOR加刷

戦後、蘭印では残存した南方占領地切手や日本切手に様々な加刷をしました。Rep.Indonesia加刷やPTT加刷が有名ですが、本品のようなNICA TIMOR加刷や馬の加刷がされたものも少ないながら残存しています。

4)香港 不足料カバー

香港のカバーは比較的多く残っていますが、不足料カバーとなると話は変わってきます。本品は香港発ベトナム宛てのカバーであり、貼付切手には国内料金7銭しか貼ってありません。当時、外国料金は20銭であったため不足料金が生じるはずですが、この処理がどうなされたのかは不明です。そもそもベトナムにも届いたのでしょうか??

 

話題は主に以上でした。

次回は3月23日 午後8時から開催予定です。