投稿者「和也三木」のアーカイブ

集まれ!南方占領地マライ切手コレクター 第2回Zoom例会レポート

2020年6月24日 9:00PM~11:00PM 開催の『集まれ!南方占領地マライ切手コレクター 第2回zoom例会』のレポートです。

参加者は8人で、会の名称に関わらず、南方切手全域について様々な話題が上がり大変にぎわいました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)マライ 漢字加刷した書留封皮に正刷切手8c分を張り付けたもの
書留封皮の実逓便2通でした。書留封皮の使用済みは総じて高値で取引されています。

2)マライ タイのセント切手の目打ちエラー
新発見の目打ちエラーです。ebayにて25万円で落札されたそうです。
紙が折れた状態で目打ち作業を行い、最後にハサミで切った耳紙が裏に張り付いているのでは、という意見が出ました。

3)北ボルネオ 風景切手に前田島消印のオンピース
偽造の多い消印ですが、真正品であろうとのことでした。
年号の活字が右寄りにずれているのはバラエティではないかとの意見が出ました。

4)マライ 単枠軍政印加刷の8枚ブロック
単枠軍政印加刷の8枚ブロックでした。左上とその右下の切手のみ、傾いた加刷のなされたブロック。印はすべてT9茶です。

5)フィリピン 2セント正刷ハガキに正刷1c加貼のオンピース
フィリピンのIloiloから日本の静岡浜松宛てのハガキ…の切り抜き。Manilaでない、地方局から日本宛ての実逓便はかなり少ないため、貴重です。

6)マライ 切手のロット
主にマライ切手のロットで、砂川印から、軍政部単枠印から漢字加刷、さらにはカンチャナブリのオンピースまで含まれたロットでした。
例会の同時刻に開催されていたオークションのロットでしたが、終値は90万円とお値段も立派なロットでした。

7)スマトラ パレンバンIPL加刷
スマトラのパレンバンIPL加刷(枠無し)の分類についてでした。
参加者の一人によるとこの加刷は大型小型それぞれ9種類ずつに分類できるのでは?とのことで、他のパレンバン加刷のIPL枠付き加刷や大日本枠付き切手についても分類中とのことです。

8)フィリピン 郵趣会のハガキ通信
戦時中のフィリピン郵趣会が会員に向けて送っていたハガキ通信について。フィリピンに強い会員が当時の郵趣状況がつぶさに分かる資料として整理中とのことです。近々発表の予定とのことです。

9)マライ ケランタンの抹消切手 2枚
1枚目はケランタンの抹消40cに奇妙な消印があるもの。
発売はケランタン州と昭南とクアラルンプールなので、消印はいずれにも該当せず、偽物ではないかとのことでした。
また、2枚目は抹消8cにケランタンらしき消印でしたが、印が不鮮明であり、真偽不明でした。

10)北ボルネオ ブルネイ8c灰切手
ブルネイ灰色8cに青色加刷したものでしたが、加刷が偽でした。

11)マライ 漢字セランゴール3c
マライの漢字加刷で、セランゴール3cに裏うつりのあるものの発表でした。さらに濃いものがある、とのことです。

12)マライ ローマ字、漢字加刷の100枚束
まさかの南方切手の100枚束を参加者が発表しました。

13)マライ セランゴール漢字加刷の偽造品
マライの漢字加刷で、セランゴール6c/5cの逆6加刷にも偽造品があるとの発表でした。漢字が小さいことから見分けができるとのことです。

14)マライ 単枠軍政印の切手帳
日本軍占領初期に押収した、マライの切手帳に単枠軍政印を押したものが発表されました。残念ながら単片では区別不可能とのことで、完全品であることが望まれます。

15)スマトラ 新発見の加刷
蘭印の数字5c切手にタイプライター?で大日本加刷の発表がありました。新発見です。
消印は東海岸州のテビチンギデリでした。

16)海軍占領地域 サマリンダ錨の封緘ハガキへの加刷
蘭印の封緘7.5cハガキにサマリンダ錨の加刷がなされたものの発表がありました。残念ながらカットではありますが、こちらも新発見です。

17)北ボルネオ サラワク葉書に昭和切手貼りの書留ハガキ
サラワク4cハガキに一行加刷したものに、金剛山7銭と明治神宮8銭を貼ってミリ局で引き受けられたものです。フィラテリックカバーですが、兄弟カバーが存在し10通ほど存在するであろうとのことでした。

18)マライ PENANG加刷のNANG欠けブロック貼り封筒
マライのPENANG加刷2cの大ブロック他が貼られた封筒でした。この切手にのみ存在するNANG欠けも含まれた圧巻のカバーでした。

19)ジャワ 速達ハガキ
ジャワの正刷20c,40c貼りの速達ハガキでした。戦後使用でしたが、ジャワは速達自体が少なめなため、貴重であろうとのことです。

20)北ボルネオ、南ボルネオ宛てハガキ
台湾発バリックパパン宛てハガキと、久留米発クチン宛てハガキの発表でした。日本から南方宛ての2通で珍しいものです。

21)フィリピン ミンダナオゲリラ切手のカバー
2通が海外オークションに出品していたとの情報です。
過去に3枚貼り封筒が日本にあったとの話ですが、現在の行方は分かっておりません…

話題は主に以上でした。また、会員の執筆した新刊『南方占領地マライ切手カタログ』の書評が『郵趣』に掲載されます。是非ともお読みいただき、南方占領地切手に興味を抱いた方は『南方占領地マライ切手カタログ』をお買い求めください!!

以下は上記マテリアルの画像(一部)です。(順番に1,1,2,3,4,5,7,17,18,19,20の画像です)