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国際郵趣連盟の伝統郵趣委員会の会長に、佐藤浩一氏が選任されました

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。このほど、下記が判明しましたので、掲載します。


2022.8.4-8.9に開催された世界切手展 Indonesia 2022 では、国際郵趣連盟(FIP)の次期会長等の選挙が行われましたが、そのうちの一つとして開催された FIP Commissions’ Bureaux (伝統、郵便史、テーマ等の部門別の委員会)の選挙において、佐藤浩一氏が、伝統郵趣委員会の会長に選任されましたので、お知らせします。

事前にFIPのホームページで公表されていた候補者一覧には、STILWELL-WALKER Patricia 氏(USA)もエントリーされていましたが、佐藤浩一氏が4年間の任期で選任されたものです。なお会長を補佐するSecretaryにはこれまたアジアからAndrew Cheung氏(Hong Kong)が選任されました。

なお、伝統郵趣を始めとするFIPの各委員会の役割は、審査規則や運用のルール作りとFIP審査員教育です。国際郵趣連盟の理事や各委員会の役員に日本人が着任したのは、過去を遡っても、市田左右一氏(副会長)を除けば、史上初めてのことになります。

 

佐藤浩一(さとうこういち)氏の紹介

RDP, FRPSL
スタンペックスジャパン審査委員長
日本郵趣協会顧問
FIP Grand Prix Club 会員
PHILANIPPON 2011, 2021 Jury Secretary

 

 

国際郵趣連盟 会長選挙の結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。このほど、下記の案内が発表されましたので、掲載します。

世界切手展 Indonesia2022 の会期最終日に開催された国際郵趣連盟(FIP)の第76回総会にて、新しいFIPのボードメンバーが選挙の結果、選任されました。副会長以上の役員を以下に記載します。

President: PRAKOB CHIRAKITI, Thailand (2022-26)
Vice-President America: REINALDO MACEDO, Brazil (2022-24)
Vice-President for Europe: YIGAL NATHANIEL, Israel (2022-24)
Vice-President for Asia: RICHARD TAN, Singapore (2022-26)

 

世界切手展 Indonesia 2022 審査結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。このほど、実行委員会から下記の案内が発表されましたので、掲載します。

2022年8月4日から9日にかけて、インドネシア・ジャカルタ市で開催された世界切手展 Indonesia 2022に参加した日本の出品者の審査結果(得点とメダル等)です。

作品名 Fr. 出品者 点数 メダル等
チャンピオンクラス Postal History of the Korean Peninsula 1876- 1909 8 Inoue Kazuyuki WSCC
伝統 Japan Definitives 1937 – 1940 8 Kikuchi Emi 92 G
伝統 Japan Definitives Issues 1914 – 1925 8 Niwa Akio 92 G
伝統 Kingdom of Prussia 8 Yoshida Takashi 96 LG
郵便史 Japanese Occupation in Java March 1942-August 1945 8 Masuyama Saburo 88 LV
郵便史 Postal History of the Jiaozhou in China 1898- 1949 5 Fukuda Shinzo 87 LV+SP
郵便史 Foreign Mail in Nagasaki, Japan 1875-1905 8 Itoh Sumihide 83 V
ステーショナリー Postal Stationery under Japanese Naval Occupation Area 8 Morikawa Tamaki 93 G+SP
ステーショナリー Postal Cards of Japan 1873-1874 8 Sai Touru 96 LG+SP GPIC
文献 The Cherry Blossom Issues Narumi Co. 90 G
文献 Japanese Stamp Specialized Catalogue Vol 1, Vol 2, Vol 3 Japan Philatelic Society Foundation 88 LV
文献 Specialized Catalogue of the Showa Definitives Issues 1966-1983 Narumi Co. 92 G
また、8月7日(日)に開催されたパルマレスパーティーには下記の作品がグランプリ候補等にエントリーされ、審査員の投票により、アンダーラインを引かれた作品が、それぞれのチャンピオンに選出されました。
World Stamp Championship
Postal History of the Korean Peninsula 1876- 1909(Inoue Kazuyuki, JAPAN)
The First issues of the Spanish Mail(Barreras Jose Alberto, Spain
Iceland until 1901(Storckenfeldt Douglas, SWEDEN)
Hong Kong Designs, Proofs, Specimens and Other Archival Materials(Kwan William, Hong Kong)
Grand prix International
Coiling Dragon and its Overprints 1897-1912(Lin Tzu-Mu, Taipei)
Belgium’s First Issue, the EPAULETTES(Huys-Berlingin Jan, Lichtenstein)
The Mail SYstem in the Viceroyalty of Peru(Ponce Lozada Julio Cesar, Peru)
Postal Cards of Japan 1873-1874 (Toru Sai, JAPAN)
Grand Prix National 
The Development of KLM and KNILM Operation in the Netherlands Indies 1920-1942 (Tono Dwi Putranto, Indonesia)
■ 訂正のお知らせ:8/9 19:45
日本人の受賞メダルの掲示漏れ(1件)とグランプリ候補者に関する情報(作品名、氏名)の一部(2件)に誤りがあることが判明しましたので、再度照合し、修正いたしました。

世界切手展 HELVETIA2022審査結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。このほど、コミッショナーから下記の案内が発表されましたので、掲載します。


2022年5月18日から22日にかけて、スイス・ルガーノ市で開催された世界切手展 HELVETIA 2022に参加した日本の出品者の審査結果(得点とメダル等)です。

作品名称 出品者 点数 メダル等
Switzerland postage due stamps 1883 – 1910 有吉伸人 83 V
Classic Switzerland 吉田敬 96 LG+SP
Lombardy Venetia the 1850 Issue 斎藤環 88 LV
Japan Chrysanthemum Stamps 1899-1910 加藤茂樹 85 LV
Ryukyu Dollar Currency Conversion Provisional Series 木戸裕介 82 V
Indian Campaigns 小岩明彦 95 LG
The Japanese Foreign Mail Postcards 安藤源成 90 G
Hawaiian Postal Stationery 山崎文雄 92 G+SP
How to Make Your Exhibit for JAPEX 榎沢祐一 72 S
Brazil Classic Philately 正田幸弘 71 S

*2022年5月21日(土)午前11:00頃(現地時間)までの発表を予定しており、それまでの間は点数及びメダルの欄は空欄となります。

*枝点が発表された場合は、別途案内します。

 

南方占領地切手コレクターズクラブ 第23回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第23回ZOOM例会レポート

2022年4月27日水曜日 8:00PM~10:00PM開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

 

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ パヤクムブ直立加刷封皮

スマトラの西海岸では女王図案の切手・葉書にバッテンの加刷をして販売しました。そのなかでもパヤクムブという局で加刷されたものは十字のようにバッテンが直立した加刷がなされています。切手でも多くはありませんが葉書や封皮に加刷されたものは特に珍品です。

2)スマトラ ジャンビー加刷外信往復ハガキ

ジャンビー加刷は種々の加刷がなされたものの、どれも残存数が少なく悩ましい分野です。一部の台切手や台葉書では多く見られる種類もありますが、今回発表されたものは外信往復はがきが台葉書となっているものであり、新発見の品です。

3)海軍地域 バンジェルマシン暫定切手ロット

南ボルネオのバンジェルマシンでは切手の不足した時期があり、画像のような暫定切手が発行されました。未使用も希少ですが、使用済みは更に少ないです。特にエンタイアとなると珍品です。

4)マライ 海峡植民地 軍政部印単枠 黒加刷

海峡植民地の赤加刷以外は珍しく、カタログ値が高いため偽物が非常に多いです。本品は疑惑品です。

5)海軍地域 桜と錨はがき

本品はギャンヤールという小局からバリ島のSingaradjaに宛てられた桜と錨はがきです。この局は使用例が少なく珍品であり、さらに本はがきは今までに報告の無かった新発見のはがきでした。

6)海軍地域 GOUVERNEMENT NIPPON加刷封緘ハガキ

小スンダでは種々の錨加刷がなされました。封緘ハガキには切手上には見られないフランス語のGOUVERNEMENT NIPPONという加刷がなされたものが存在します。未使用・使用済ともに珍品です。

7)マライ リオ群島使用

マライのリオ群島は占領前は蘭印の領土であったこと、島ゆえに郵便量が少なかったことから、蘭印・マライの収集家が注目する地域であるため、人気のある分野です。本品はリオ群島のダボシンケップという局から差し出されたハガキであり、大珍品です。

話題は主に以上でした。

 

次回は5月25日 午後8時から開催予定です。

当協会の総会の開催報告

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、2022年4月28日に総会を開催しました。

議決権を保有する者の数:正会員 18名
出席人数 13名(うち,議決権行使書の提出者12名)
議案
第 1 号議案 第5期(2021年度) 決算 承認の件
第 2 号議案 第6期(2022年度) 事業計画・予算 承認の件

両議案とも承認されましたので、ご報告します。
詳細はPDFファイルを添付しますので、ご参照ください。

2022-4-28 総会議事録

日本郵趣協会創立75周年記念祝賀会への、当協会役員の派遣について

公益財団法人日本郵趣協会より、同法人が開催する会に対する、当協会役員の派遣のご依頼をいただきました。以下の通り決定しましたので、報告します。

催事名:創立75周年記念祝賀会
主催者:公益財団法人日本郵趣協会
開催日:2022年4月23日
派遣する当協会の役員:吉田敬(代表理事)

なお、本派遣は、日本郵趣協会からの招待(無料)であり、当協会の第6期収支に影響を与えるものではございません。

総会開催(2022/4/28)の招集について

当協会は、4月12日に開催された理事会で、前期決算と今期事業計画(予算)の承認を行うと共に、両事項を決議する総会を2022年4月28日に招集することを決定しました。正会員への招集通知の発送を昨日完了しましたので、ホームページにて以下を報告します。

 

総会(2022/4/28)の議決権および議案について

議決権を保有する者の数:2022年度正会員 16名(招集日現在)
議案
・第 1 号議案 第5期(2021年度)決算 承認の件
・第 2 号議案 第 6期(2022年度)事業計画・予算 承認の件

別添資料
活動計算書
貸借対照表
財産目録
第6期(2022年度)予算

なお、前期決算と今期予算は、総会決議を経て有効となります。また、活動計算書につきましては以下に重複して掲載します。(クリックすると拡大します)

 

第5回南方占領地のフィラテリー展の展示作品の募集について

「南方占領地のフィラテリー展」は今年で5年連続の開催を迎える一般切手展(非競争展)です。展示団体の南方占領地切手コレクターズクラブでは、多くの方が南方占領地切手の展示を楽しむことができるように、メンバーであるか否かを問わず、毎回展示作品を募集しています。

同展覧会の募集要項を発表しますので、コレクションを所有されていらっしゃる方のご参加をお待ちしております。

 

展覧会名  :2022年度 第2回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名  :第5回南方占領地のフィラテリー展
切手展の性格:一般切手展(非競争切手展)
開催期間  :2022/6/18(土)〜2022/6/19(日)2日間 *1
開場時間  :10:30-16:30(初日12時開場予定) 最終入場時刻は閉館時刻の30分前です *1
開催場所  :郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体  :郵政博物館、特非)郵趣振興協会
展示団体  :南方占領地切手コレクターズクラブ
*1  開催期間・開催時間につきましては、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行状況等が原因で、博物館の開館スケジュールが変更される可能性がございます。

 

展示作品の募集について

募集作品 南方占領地切手および関連するコレクション
募集形態 フレーム単位のコレクション(1〜8フレーム)
作品郵送 2022/6/5前後を予定しております。なお、コレクションの持参を希望される方にも対応いたします。
作品返却 2022/6/25前後を予定しております。会場引取もしくは着払返送等をご選択頂けます。
出品費用 無料
展示規模 約30フレーム
ご連絡先 hobbyshop@web-more.jp 守川 まで
募集締め切りは設けませんが、既にいくつかの作品の展示が決定しておりますので、ご関心のある方は早めのご連絡をお願いいたします。ご相談も歓迎いたします。

 

作品のセキュリティについて

郵政博物館は、東京スカイツリータウン・ソラマチに立地する、我が国の郵趣に関するナショナルミュージアムです。東京スカイツリータウン自体の物理的セキュリティに加えて、同博物館自体が物理的セキュリティの高い施設として運営されています。
人的セキュリティとしては、入場口すぐ横の多目的ホールを使用する事に加えて、博物館の警備スタッフが巡回を行っています。一方で、長期間運営される特別切手コレクション展に、専任の会場スタッフは常駐しません。そこで、受付や巡回警備スタッフの視認性を高める為、切手コレクション展示パネルは、ゆったり目に死角がない様に配置します。
展示団体としては許容できるセキュリティであると考えておりますが、ご出品いただく作品のセキュリティに関するリスクは一切負いませんので、ご出品作品の応募にあたり、この点をご納得いただいた上でご出品ください。

HUNFILEX2022の結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。2022年3月31日から4月3日にかけてブダペスト市(ハンガリー)で開催された世界切手展 HUNFILEX2022 の結果を現地より入手しましたのでお知らせします。

 

World Stamp Champion
1位: Damien Läge (Germany), “Australasian Birdlife”
2位: Jean Voruz (Monaco), “Geneva from the Cantonal to the Federal Post 1839-1862”
3位: Vittorio Morani (Italy), “Tuscany 1836 to GPU”

 

Grand Prix International
Norwegian Skilling Covers – Domestic and Abroad(Tom Komnaes NO)

その他の候補
Prussia – The First Three Issues 1850-1859(Alfred Schmidt DE)
Mail by British Packets from the West Indies (1663-1863)(Simon Richards GB)
The Austrian Newspaper Tax 1789-1899 (Prev: Das Zeitungsstempelwesen Österreichs 1789 – 1899)(Carsten Mintert DE)

 

Grand Prix National
The Austrian Post in Hungary 1850-1867(Adriano Bergamini CH)

その他の候補
Hungary – 1867 (Prev: The 1867 Issue of Hungary)(Géza Homonnay HU)
The Development of the Mail in Hungary 1750-1850(Dénes Czirók HU)