沖縄復帰50周年記念切手展のご案内

『郵博 特別切手コレクション展』は、フィラテリーの普及および啓発を目的として、テーマを厳選し、2017 年度より、郵政博物館で年数回開催している一般切手展です。

郵政博物館で配布する目録(展示作品解説パンフレット)につきましては、PDF版も完成しておりますので、ダウンロードして参観のご参考にしてください。[ ダウンロード ]

展覧会詳細

展覧会名:2022年度 第1回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名:沖縄復帰50周年記念切手展
展示団体:琉球切手コレクターズクラブ

開催場所:郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体:郵政博物館、(特非)郵趣振興協会
後  援:世界切手カタログ・スタンペディア株式会社

郵政博物館における展示期間
2022年5月7日(土) 10:30-16:30
2022年5月15日(日)10:30-16:30
*最終入館時刻は閉場30分前です

クラウド展示期間
2022年5月7日(土) – 2022年6月6日(日)

日本郵趣協会創立75周年記念祝賀会への、当協会役員の派遣について

公益財団法人日本郵趣協会より、同法人が開催する会に対する、当協会役員の派遣のご依頼をいただきました。以下の通り決定しましたので、報告します。

催事名:創立75周年記念祝賀会
主催者:公益財団法人日本郵趣協会
開催日:2022年4月23日
派遣する当協会の役員:吉田敬(代表理事)

なお、本派遣は、日本郵趣協会からの招待(無料)であり、当協会の第6期収支に影響を与えるものではございません。

外国切手研究会 第85回Zoom例会レポート

202242日 2000PM – 22:10PM開催『外国切手研究会 第85Zoom例会』レポートです。参加者10人中5人の発表で質疑応答が有りました。

1人目・山崎文雄氏)ハワイ王国のスタンプレスカバーを3通紹介、ハワイに郵便局が出来たのが1850年、宣教師切手として有名1番切手は1851101日発行。

1通目、1850年アメリカ・マサセッチュー州スプリングフィールド宛、サンフランシスコ局中継印1850812日、切手発行以前のカバーで右上に大きく”SHIP42”料金の書込みが有り42セント前払い、内訳は太平洋側から合衆国東部宛料金40セントと船長支払い分2セントで1851630日迄の料金、サンフランシスコ迄を運んだ船名も判明している。

2通目、ホノルル局185496日、アメリカ・ウインダム宛、サンフランシスコ局中継印1854930日中継印、この年代は宣教師切手切手が発行されており、その場合は13セント切手が貼られる、右側に”HONOLULU US POSTAGE PAID”、中心に”PAID 8 SHIP”の印が押されており、ハワイ内料金5セント、アメリカ国内料金6セント、船長支払い分2セント合計13セントを現金で完納済のカバー、これもサンフランシスコ迄を運んだ船名が判明している。

3通目、ホノルル局1854103日、アメリカ・コネチカット州ハーウイントン宛、サンフランシスコ局中継印1854111日、パナマを経由して西海岸から東海岸へ運ばれており、こちらはサンフランシスコ迄とその先迄運んだ船名も判明している。

2人目・重山優氏)旧中国・重慶華南2版(基数)孫文切手について、重慶華南1版とは額面表記の違いから簡単区別出来る、9額面の内、低額2種と高額2種はカタログ値も高く、特に高額2種類は使い道も限られており未発行に近かったと思われる。

発行日の194968日は既に上海が共産軍により解放されており使用地域は限られていた、主に福建省や広東省でそれも全域では無い、目打バラェテイや銘版付ブロック、別納使用と思われるブロックも入手出来る範囲で所有、JPS旧中国切手カタログの発行枚数はあくまでも印刷枚数で、低額2種と高額2種が出回った数はかなり少なく、カタログ値に反映していると思われる、当時はメータースタンプや収納印も使われた上、混乱している蒋介石側に対して毛沢東側が国幣や金圓券を人民元に交換するといったキャンペーンも行われた為、高額2種は特に少ない。

3人目・武田幸作氏)タイタニックの記念カバーを2通紹介、1通目が船内局消印、2通目は出航地SOUTHAMPTON消印で共に出航日1912410日、結論から言うと残念ながら2通とも偽物カバーとの事、全体的に100年前のカバーとしては状態が良い点と、両カバーに貼られているイギリス切手は1912410日以降に発行された物で決定的、因みに1通目カバーのカシェに描かれているR.M.SRoyal Mail Shipの略でタイタニックは郵便船でもあった、余談だがタイタニックが沈没した1912415日は北朝鮮初代最高責任者・金日成主席の誕生日。

質疑応答よりtitaniccovers.comというサイトの紹介が有りました、http://www.titaniccovers.com/

4人目・槇原晃二氏)ウルグアイ・1866年発行数字シリーズ10C切手貼、イタリア・レサ宛カバーについて、色々な情報が有るが詳細を調査中との事で紹介、1876429日ウルグアイ・モンテビデオ発、フランス船内パックポー印、フランス・パリ中継印、不足料を表す”T”の印が押され、イタリアで不足料切手140C分が貼られている、黒の手書き14?青の手書きで80の文字が描かれている、当時ヨーロッパ宛料金は10Cと思われるので、重量便だったのか、他の要因が有ったのか情報を募集中との事です。

同じくウルグアイ・1941年発行画家ファン・マヌエル・ブラネス死去40周年のプルーフを紹介、イギリスのウオーターロウ&ソン社製の立派な凹版印刷、いずれも10枚ブロックで発行枚数やシート数、画面上の修正箇所や確認事項などが手書されており、製造過程の分かる貴重なマテリアル。

5人目・藤本博嗣氏)スタンペックスジャパン2022出品作品より、旧中国のマテリアルを3点紹介、1点目、小判切手とのコンビネーションカバー、以前から所有していたアメリカ宛マテリアル。

2点目、昨年のスタンペックスジャパン2021で指導を受け入手した、菊切手無加刷とのコンビネーションカバー、数年後に支那加刷が使われる為、無加刷の使用例は非常に少ない、ChfefooよりShanghai経由、Yokohama宛、鉛筆書でWeihaiweiYanteiが記入されており、中継印等は無いが経由地と思われる。

3点目、Foochowで使用されたバイセクトカバー、台風により1分切手が不足した為、郵政総局に許可を得て使われたと言われているが、最近の調査では外国人が作ったフィラテリックな物との意見も有る、カタログのメインナンバーも有る為に必要を感じ、幾つかの偽物も含めてかなり昔にやっと手に入れたとの事で鑑定書も有るが不安も有るとの事、使用期間は3日間しか無く、マテリアルの95%は偽物と言われており、その大半が当時の福州に勤めていた局員が作成した物らしい。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、興味の有るマテリアルを御持ちの方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。

総会開催(2022/4/28)の招集について

当協会は、4月12日に開催された理事会で、前期決算と今期事業計画(予算)の承認を行うと共に、両事項を決議する総会を2022年4月28日に招集することを決定しました。正会員への招集通知の発送を昨日完了しましたので、ホームページにて以下を報告します。

 

総会(2022/4/28)の議決権および議案について

議決権を保有する者の数:2022年度正会員 16名(招集日現在)
議案
・第 1 号議案 第5期(2021年度)決算 承認の件
・第 2 号議案 第 6期(2022年度)事業計画・予算 承認の件

別添資料
活動計算書
貸借対照表
財産目録
第6期(2022年度)予算

なお、前期決算と今期予算は、総会決議を経て有効となります。また、活動計算書につきましては以下に重複して掲載します。(クリックすると拡大します)

 

第5回南方占領地のフィラテリー展の展示作品の募集について

「南方占領地のフィラテリー展」は今年で5年連続の開催を迎える一般切手展(非競争展)です。展示団体の南方占領地切手コレクターズクラブでは、多くの方が南方占領地切手の展示を楽しむことができるように、メンバーであるか否かを問わず、毎回展示作品を募集しています。

同展覧会の募集要項を発表しますので、コレクションを所有されていらっしゃる方のご参加をお待ちしております。

 

展覧会名  :2022年度 第2回 郵博 特別切手コレクション展
企画展名  :第5回南方占領地のフィラテリー展
切手展の性格:一般切手展(非競争切手展)
開催期間  :2022/6/18(土)〜2022/6/19(日)2日間 *1
開場時間  :10:30-16:30(初日12時開場予定) 最終入場時刻は閉館時刻の30分前です *1
開催場所  :郵政博物館(東京スカイツリータウン ソラマチ9F)
主催団体  :郵政博物館、特非)郵趣振興協会
展示団体  :南方占領地切手コレクターズクラブ
*1  開催期間・開催時間につきましては、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行状況等が原因で、博物館の開館スケジュールが変更される可能性がございます。

 

展示作品の募集について

募集作品 南方占領地切手および関連するコレクション
募集形態 フレーム単位のコレクション(1〜8フレーム)
作品郵送 2022/6/5前後を予定しております。なお、コレクションの持参を希望される方にも対応いたします。
作品返却 2022/6/25前後を予定しております。会場引取もしくは着払返送等をご選択頂けます。
出品費用 無料
展示規模 約30フレーム
ご連絡先 hobbyshop@web-more.jp 守川 まで
募集締め切りは設けませんが、既にいくつかの作品の展示が決定しておりますので、ご関心のある方は早めのご連絡をお願いいたします。ご相談も歓迎いたします。

 

作品のセキュリティについて

郵政博物館は、東京スカイツリータウン・ソラマチに立地する、我が国の郵趣に関するナショナルミュージアムです。東京スカイツリータウン自体の物理的セキュリティに加えて、同博物館自体が物理的セキュリティの高い施設として運営されています。
人的セキュリティとしては、入場口すぐ横の多目的ホールを使用する事に加えて、博物館の警備スタッフが巡回を行っています。一方で、長期間運営される特別切手コレクション展に、専任の会場スタッフは常駐しません。そこで、受付や巡回警備スタッフの視認性を高める為、切手コレクション展示パネルは、ゆったり目に死角がない様に配置します。
展示団体としては許容できるセキュリティであると考えておりますが、ご出品いただく作品のセキュリティに関するリスクは一切負いませんので、ご出品作品の応募にあたり、この点をご納得いただいた上でご出品ください。

HUNFILEX2022の結果

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。2022年3月31日から4月3日にかけてブダペスト市(ハンガリー)で開催された世界切手展 HUNFILEX2022 の結果を現地より入手しましたのでお知らせします。

 

World Stamp Champion
1位: Damien Läge (Germany), “Australasian Birdlife”
2位: Jean Voruz (Monaco), “Geneva from the Cantonal to the Federal Post 1839-1862”
3位: Vittorio Morani (Italy), “Tuscany 1836 to GPU”

 

Grand Prix International
Norwegian Skilling Covers – Domestic and Abroad(Tom Komnaes NO)

その他の候補
Prussia – The First Three Issues 1850-1859(Alfred Schmidt DE)
Mail by British Packets from the West Indies (1663-1863)(Simon Richards GB)
The Austrian Newspaper Tax 1789-1899 (Prev: Das Zeitungsstempelwesen Österreichs 1789 – 1899)(Carsten Mintert DE)

 

Grand Prix National
The Austrian Post in Hungary 1850-1867(Adriano Bergamini CH)

その他の候補
Hungary – 1867 (Prev: The 1867 Issue of Hungary)(Géza Homonnay HU)
The Development of the Mail in Hungary 1750-1850(Dénes Czirók HU)

郵趣振興協会 第6期会員募集開始のご案内

2017年4月14日付で特定非営利活動法人(NPO法人)として認証された当協会は、2022年4月1日より第6期を迎えることになりました。

これまでの5期におきましては、全国切手展「スタンペックスジャパン」の開催、郵博特別切手コレクション展における展示機会の創出、オンライン会議サービスを用いた郵趣サークルの活性化などに取り組んで参りましたが、当協会はNPO法人であり、営利を目的としておりませんので、その活動は、賛同者である会員の皆様からの会費により原資の基礎部分が賄われ、関係法令の定めるところにより適正なガバナンスおよび情報開示の下で運営しております。

組織運営も当然、ボランティア・ベースで行われるため、支援者の皆様が享受できる実利は限られたものとならざるを得ませんが、ひと月あたり500円からのご負担でぜひ会員としてご加入いただき、わが国における郵趣振興にご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

最新の会員募集案内は詳細はこちらでご覧いただくことができます

 

世界切手展 Indonesia 2022 World Stamp Championship の開催について

特定非営利活動法人 郵趣振興協会は、活動の一環として、国際切手展情報の充実に注力しています。2022年8月4日から9日にかけてジャカルタ市(インドネシア)で開催されることが告知されていたIndonesia 2022(FIP、世界切手展)ですが、今月に入り、実行委員会が運営するホームページが以下のように更新されたことが確認できましたので、お伝えします。

本展覧会は、当初2020年8月6日から11日にかけて、インドネシアのジャカルタで開催予定だった、INDONESIA2020を延期した展覧会で、当協会では2019年3月より案内してきた催事です。

COVID-19感染症の流行に伴い、2020年春に開催期間が同年11月5日から10日に延期されましたが、8月下旬になると同年内の開催を断念し、2022年に延期することが決定されました。

その後ホームページの更新もなく、再々延期での開催が不安視されていましたが、扉ページの画像以上の情報はほとんどないものの、HPの更新が始まったことから、今夏の開催に向けて本格的な情報が近日中に出てくるのではないかと期待しております。

(4/6追記)改訂IREXが発表されました。

世界切手展 INDONESIA2022 IREX

 

外国切手研究会 第84回Zoom例会レポート

2022319日 2000PM – 21:10PM開催『外国切手研究会 第84Zoom例会』レポートです。参加者11人中7人の発表で質疑応答が有りました。

1人目・武田幸作氏)1品目、チェコスロバキア・1934年発行切手の小型シートを納めた冊子を紹介、15シートの2額面で目打13で裏糊無、単片で発行された物は目打10で裏糊有で区別出来る、小型シートは近年入手機会が少なく冊子状態の完全な姿は特に難しい、冊子を開いた説明タイトルはチェコ語で”わたしの家は何処?”となるが、小型シートに描かれている楽譜曲のタイトルと思われる、紹介者もお気に入りの一品との事です。

2品目、南アフリカ・オレンジ自由国(OranjeVrijstaat)の切手について、マテリアルは1895328日葉書使用例だが、貼付されている切手には紋章の様な図案が加刷か押印されている様に見えるが詳細が分からず情報を募集、質疑応答より同様な使用例がeBayで販売されており、改定料金と共和国の紋章が加刷されたとの説明が有るとの事でした。

2人目・重山優氏)前回は戦後台湾より日本宛使用例のマテリアルを紹介したが、今回は旧中国からのマテリアルを紹介、差出人は33日の日付を記入しているが、194641日上海消印、奈良宛で書込みより429日着と約2ヶ月要している、日僑自治会と第三方面軍の中国内で2回、日本で1回の検閲印が押されており、日数がそれなりに掛かったと思われる、質疑応答より戦後朝鮮にも同様の世話人会が有ったとの事です。

3人目・藤本博嗣氏)旧中国・SOLD IN BULK加刷葉書の紹介、元々は清朝郵政が紅色で発行していた蟠龍図版の葉書を、当時は未だUPU加入が認められてはなかったが、1907年に規定の緑色に変更して発行する事になり、その時に残っていた紅色の葉書を料金割引に使用するために発行された物、JPS旧中国切手カタログにもナンバーは有るが入手は容易では無いとの事、加刷タイプもいくつか有りJPS郵趣199212月号に水原明窓氏による寄稿が有りますので参考にして下さい。

4人目・山本典保氏)英領・第一次世界大戦後のWarTax切手を紹介、日本ではこれらの切手は発行されておらず、郵便料金その物が値上げされる方が多いが、戦中戦後一時的に正規料金と共に増税分を貼付する切手は英領を中心にいくつかの国で発行された、現在では比較的値段も安価で入手出来るとの事ですが、製造面のバラエテイや郵便史的なマテリアルも絡めると、面白いジャンルになりそうです。

5人目・吉田敬氏)1872年フランス・YOKOHAMA局よりスイス宛カバーの紹介、40サンチームと80サンチームの切手が貼られているが、この40サンチームは普仏戦争時にパリが包囲された時に1871年ボルドーで印刷された物で版も粗末で目打も無い暫定切手、その中でも発行期間の短かった40サンチームの日本使用例カバーはこの1点のみ確認の貴重なマテリアルとの事。

6人目・比留間晃則氏)オーストラリア・VictorianRailwaysの切手を紹介、鉄道小包切手と思われるがスコットカタログにも記載が無く詳細は分からないとの事、現地の専門カタログ等には記載が有るかもしれない、後日レポーターが調べた所、VictoriaRailwayFeeStampsHPを見つけました、参考にして下さい。https://www.ozrevenues.com/Revenue-Railway-Local-Perfin-Catalogue/victoria-rail-catalogue.htm

7人目・木戸裕介氏)南朝鮮・1946815日発行、解放1周年記念切手のカバーを紹介、前年発行の解放記念切手は日本での印刷製造たが、この切手は南朝鮮で印刷製造され粗雑な作りで有り印面変種やエラーも多く有るがフルシートの存在も少なく詳細は調査中、この時代の使用例は難しく、紹介者も単片貼はこのマテリアルしか入手出来ていないとの事、当時の南朝鮮は日本と同等の占領地なのでGHQによる検閲が有る。

質疑応答より、ソン・フィチャン氏より韓国の郵遊発行台帳を紹介して頂きました、大韓民国成立後に作られたと思われるが、戦後より現在迄発行の切手が記録されています、参考にして下さい。https://theme.archives.go.kr/next/stampPoster/stampList.do?stampPosterType=Y

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、興味の有るマテリアルを御持ちの方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。