第5回全国切手展「スタンペックスジャパン2024」は、3月30日から4月1日にかけて、東京・押上のスカイツリータウン・ソラマチ9階の郵政博物館で開催される全国切手展です。
本切手展は、「出品者の為」を第一に考えて開催される全国切手展で、期間中の最も重要な行事を、会期二日目に開催される「クリティーク」と位置付けています。
クリティークは『審査員との対話』と和訳されることもありますが、出品者が本展覧会に競争出品した作品に関し、直接、審査員から個別に今後の改善点等について助言を受ける機会です。
本年のクリティークは、3月31日(日)午前10時10分に開始し、文献部門以外の出品者18名の内、17名の参加を頂きました(94.4%)。なお、会場へお越しいただけない出品者に対しては、ビデオ会議サービスを通じた クリティークを提供しておりますが、本年も1名のご利用をいただきました。
クリティークでは『世界で開催されるFIP登録審査員により審査される国際切手展で上位の賞を獲得できる為に、どのような点を改善すれば良いか』について、担当審査員より、国際展の潮流を踏まえてお話ししていただきましたが、予め出品者には、この点を踏まえた上での質問・相談に対しては審査員は、原則として、時間を限定せずに対応する旨をお伝えしておりましたので、質問や疑問点は予め準備して臨んだ方が多く、参加して有意義だったとの感想をいただいております。
また、クリティークは、出品者以外の参観も許可しており(もちろん私語は禁止ですが)、他の出品者と審査員の対話を聞く方や本展覧会以外の切手展出品者で作品作成の改善を願う方なども多く、出品者が今後の作品改善にあたり期待する方向性やアイディア、そして刺激を得られたイベントとなったのではないかと思います。