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南方占領地切手コレクターズクラブ 第13回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第13回ZOOM例会レポート
2021年6月23日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。
参加者は8名でした。
以下、話題に上がったマテリアルについて順番に記していきます。
1)フィリピン 占領前差出カバー
本カバーは1941年12月19日、すなわち真珠湾攻撃後に差し出されたものの、開戦のゴタゴタで送達できずマニラ郵便局に留め置かれたもののようです。日本占領後に日本軍の検閲
をパスして、宛先人に3回配達が試みられたものの、宛先人が見当たらず差出人戻しになっています。
同時にこの色の大日本憲兵隊検閲印は非常に珍しいものです。

2)マライ セランゴール農業博切手
この切手はよく見ると非常に面白い切手です。活字の組み方が位置により異なり、字の欠けや瘦せ細りなどがあります。画像のものは左切手のSELANGOR位置に段差ができているものです。

3)海軍地域 電信為替加刷
加刷字のバラエティの発表はされていませんが、今回変種の発表がありました。額面加刷のピリオドがコンマ状になっています。偶発の可能性もありますが、類似品の発表が待たれます。

4)ジャワ 無加刷使用
ジャワでは旧蘭印切手の多くが無加刷のまま使われました。本切手は使用例の少ない慈善切手のシートの使用例です。

5)海軍地域 バンジェルマシン暫定切手使用例
バンジェルマシン暫定切手の使用例は非常に少ないです。本品はKloeで差し出され、バンジェルマシンで検閲されています。しかし受取人不明でKloeに差し戻しになっています。

6)海軍地域 無加刷使用
海軍地域でも蘭印切手の無加刷使用例があるものの、錨加刷が発売される前に限られます。本品は新女王切手の小包証書(為替使用ではない)のオンピースであり、日付も読めるものです。
7)海軍地域 バンジェルマシン加刷 一部二重
加刷切手全般に言えることですが、手押し加刷のものは二重加刷の可能性があります。本品はバンジェルマシン加刷切手の二重加刷であり、大日本の字がブレています。

8)海軍地域 フィッシュフックに日の丸
海軍地域のフィッシュフック加刷は数が少なく、人気です。しかしごく少数フィッシュフックの上から日の丸加刷のなされたものがあります。

9)スマトラ 東海岸大日本枠付き切手 二重加刷
スマトラの東海岸州では大日本枠付き加刷がされましたが、しばしば二重加刷が見られます。本品は農耕2c切手になされています。

10)スマトラ 東海岸異形枠紫 切手
スマトラの東海岸州では異形枠と呼ばれる外枠が歪んだ加刷が見られます。しかしこの加刷は大部分が黒加刷で、他の色は非常に少なくなります。本品は一見すると普通の枠付き加刷ですが、下辺にゆがみの見られるものです。

11)海軍地域 小スンダ加刷
本切手は小スンダ諸島でなされた錨加刷が旧女王50c切手になされています。この加刷に限らず、旧女王切手の高額図案は大型図案であるため、人気が高いです。

12)スマトラ Membangmoeda使用
スマトラには変わった消印が多くありますが、東海岸のMembangMoedaでは日付の両脇が真っ黒に塗りつぶされた消印が使用されています。

13)スマトラ パカンバル?使用
スマトラの西海岸・リオ州の両州では女王図案の切手にバッテンの加刷を施して切手を使用しました。そのうちの一部の局では消印の地名を筆記具で抹消し、別の地名を書き込んでいるものが見られます。本切手はパシルペンガラヤンのもののようです。

話題は主に以上でした。
次回は7月28日午後8時からです。

 

南方占領地切手コレクターズクラブ 第12回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第12回ZOOM例会レポート

2021年5月27日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は6名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

 

1)南方全域 印紙について

南方では多くの地域で印紙が加刷・新規発行されました。話題に上がったのは北ボルネオの収入印紙、封緘紙、フィリピンの印紙でした。

フィリピンの印紙はアメリカ統治時代のものが長らく使用されたので、日本製印紙の使用済みは少ないです。

2)フィリピン 暫定50c実逓使用

フィリピンの暫定50cは適正料金がないので、非収集家による実逓便は未見でした。当カバーは8倍重量便の書留であると思われる珍品です。

3)ビルマ OKKAN使用

ビルマのOKKANでは通常の消印とは凹凸が逆だったようで、消印が通常のものとは異なります。インドとの国境に近い場所であったので、使用例が非常に少ないです。本カバーは切手無しの日本宛て封書です。

4)ビルマ ×加刷の上に孔雀加刷

×加刷の上から孔雀を加刷したものです。真偽は不明ですが、いくつか同様のものが存在し、使用済みも存在するようです。

5)仏印 仏印処理後の使用例

南方地域を日本軍が次々と占領していく中で、仏印は親日的なビシー政権が運営していたことから、日本軍は占領しませんでした。しかしビシー政権の消滅と連合軍の反撃により、仏印が前線となったことで、日本は仏印処理を行って、日本占領下の状態になりました。本カバーはその時期の郵便物であり、大変貴重なものです。

 

以上のものと現行のオークションの話題がでました。

 

次回は6月23日20時からです。

 

以下は順に1)-5)の画像です。

南方占領地切手コレクターズクラブ 第11回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第11回ZOOM例会レポート

 

2021年4月28日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は8名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ・香港 2次昭和切手・八紘一宇4銭使用例

2次昭和切手は東郷5銭を除き、南方使用は非常に少ないです。香港では台湾経由で他の地域よりは多くの2次昭和切手がきたと考えられますが、他地域では持ち込み使用のようなものしか見られません。

2)スマトラ 東海岸 2種類の加刷

スマトラの大日本枠付き加刷は手押しであったので、二重加刷や逆加刷などが存在します。本品はタイプの違う大日本加刷のなされたもので、新発見の品です。

3)海軍地域 旧女王10c切手にセレベス錨

蘭印の封書用10c切手は本国からの旧女王切手輸入がストップし、KOLFF印刷製一番切手として、新女王10c切手が1941年2月に発行されました。戦時中の旧女王10c切手の郵便局での在庫はなく、この切手を台とした加刷切手はどれも貴重です。輸出できなかった5,10,15cent切手は戦後無加刷で使用されています。

4)ビルマ バッテン加刷の向き違い

ビルマでも敵国国王の肖像をバッテンで抹消していました。本品は普通のバッテンとは向きが違って加刷されているものです。

5)スマトラ ジャンビーの慈善切手

ジャンビーは郵便量が少なく、最もみられるNipponMAの加刷でも多くは残っていません。

本品は少ないNipponMA加刷が、同じく少ない台切手である慈善切手になされたものです。

6)フィリピン 2次昭和切手・八紘一宇の使用例

フィリピンでは昭和切手の使用は主に持ち込みによると言われています。本品は封書7c時代にフィリピン正刷1cを3枚と八紘一宇4銭を1枚貼っています。不足量切手がなぜか張り付けられていますが、料金的には必要なかったはずのものです。

7)ジャワ 新女王切手の使用例?

ジャワでは蘭印切手が無加刷で使われました。しかし新女王切手のみは占領初期にごく少数の使用例があるのみで、以降は使用禁止になりました。ジャワのTOEBANであるなら03年表示ですが、本品は43年の消印です、どうでしょうか?

8)スマトラ スマトラ新聞の日本宛て

ほとんどの占領地から日本宛ての郵便料金は、占領地内の料金と同額に据え置かれました。スマトラ内の定期印刷物料金が1cであったため、日本宛ても1cで新聞を送ることができました。

9)スマトラ 陽明門10銭切手貼り

南方占領地には日本から昭和切手が持ち込まれました。スマトラでも同様であり、スマトラでの1c=日本の1銭として通用しました。KISARAN 11.7.42 検閲印の横にある5は検閲者の番号でしょうか?他に似たような番号のついたものはありますか?コメントをいただければ幸いです。

 

10)海軍地域 小スンダ錨加刷ブロック

小スンダ錨加刷は機械加刷と手押し加刷があったとみられています。機械加刷も版の組み方が何種類かあり、横一列に組んだと思われるものと縦一列に組んだと思われるものがあります。

 

以上のマテリアルと、現在進行中のオークションの話題で盛り上がりました。

 

次回の開催は5月26日20時からです。

 

以下は上記 2,4,5,6,7,8,9,10の画像です。

 

南方占領地切手コレクターズクラブ 第10回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ 第10回ZOOM例会レポート

 

2021年3月24日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は7名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

 

1)海軍地区 正刷2c定常変種

海軍地区で使われた正刷2cはPos.85とPos.92に定常変種があります。3c,3.5c,5cなど額面の異なる同図案切手がありますが、この定常変種はこの額面にしか存在しません。

2)ビルマ 印刷物

ビルマは印刷物料金が設定されていたものと思われます。書状5c時代は3c、10c時代は6c料金であったと見られます。風景図案2c3枚貼りのものは後者の適正料金エンタイアであり、農耕2c3枚張りのものは前者の重量便エンタイアではないかと見られます。南方の印刷物エンタイアはどの地域でも少ないですが、ビルマは残存数が特に少ないです。

3)スマトラ 東海岸 大日本異形枠 赤 新発見

スマトラの東海岸大日本枠には普通の長方形の枠と、ギザギザの枠のものが存在します。本品は後者のギザギザの異形枠が農耕2.5cになされており、これは今まで報告のなかったものです。

4)スマトラ 東海岸 大日本異形枠 赤 新発見

3と同じく、東海岸大日本異形枠が農耕3.5c切手になされています。こちらは未使用しか発見報告がありませんでしたが、エンタイアで発見されました。

5)北ボルネオ 一行加刷 使用済み

北ボルネオは人口が少なかったため、使用済みが少なく人気があります。本品は日付が判読不明ではありますが、消印の形からジェセルトン局のものと思われます。

6)ジャワ 貯金切手の使用例

ジャワの貯金切手は戦後の使用例が多く、占領期のものは少ないです。いつ発行されたかがハッキリしていないため、最初期使用例から判断して発行時期が1944年とされています。最初期使用例は郵趣家便であり、官製はがきに加貼したものです。お持ちの方は橋本コレクション本の98ページもご覧ください。

7)スマトラ 小包受付票

南方の一部地域では小包の取り扱い、スマトラでは小包を発送した証明書として受付票を郵便局で交付していました。料金は5c/1個であったようです。本品はメダン病理学研究所の小包受け取り票の束であり、それぞれの証明書に5c分の様々な切手が張り付けられています。

8)スマトラ ランポン加刷ブロック

本品はランポン二行加刷と一行加刷が同一ブロック内に混在しています。左下の数枚のみが二行加刷です。その上からインドネシア独立軍加刷がなされていますが、このブロックからランポン二行加刷と一行加刷が同じところにあったであろうことが推測できます。

9)マライ 漢字加刷 ピリオド欠け

第4回ZOOM例会でネグリセンビラン切手の漢字加刷で、額面加刷のピリオド部が欠けたものの発表がありました。今回パハン切手とペラー切手でも同様のものの発表がありました。これによってピリオド部がコンマのようになった変種はPos.91にあり、また額面を変えて(6Ctsを2Ctsに変更して)活字を使いまわししていたことがわかります。

 

話題は主に以上でした。

 

次回の開催は4月28日水曜日 20時からです。

 

以下は順に1,2,2,3,4,5,7,8,9の画像です

南方占領地切手コレクターズクラブ第9回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ第9回ZOOM例会レポート

2021年2月24日 8:00PM~10:20PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレ
ポートです。
参加者は6名でした。
以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1) ビルマ 孔雀加刷カバー
ビルマの孔雀加刷は切手自体、偽物が非常に多いです。さらにエンタイアとなると郵趣家
便ぐらいしか残されていません。その稀少性を逆手にとって真正の切手を用いた偽カバー
が作られたと言われています。画像のカバーは、切手は本物で印影も本物と見られますが
、日付がバックデートと思われる偽造カバーです。

2) マライ 漢字加刷不足料カバー
マライの不足料切手は馬来軍政部単枠加刷、ローマ字加刷、漢字加刷の3種類があります
。これらの未使用はシートも残されているほど多く存在しますが、カバーとなると珍品に
なります。本品は封書料金8cの倍額16cが徴収されたため、4c不足料切手が4枚貼られて到
着地の昭南で抹消されています。

3) ジャワ 停車場印(HALTESTEMPEL)
ジャワでは箱型地名消しの停車場印が使用されました。サトウキビ等を搬出する駅で手紙
を受付け、集配局で日付印を押しました。本品のTjipariは中部ジャワと西部ジャワの境目
に存在し、西部ジャワBandjar2.2.■03■(1943年2月2日)が集配局です。

4) スマトラ 東海岸州2重加刷
スマトラの東海岸州では大日本枠付き加刷がされましたが、まれに二重加刷がされたもの
があります。本品は赤加刷と紫加刷がされており、よく見ると形が異なっているので2つ
以上の印が同時に東海岸州に存在していたことが判ります。

5) マライ等 マラッカ加刷 真贋不明品
写真の右にあるマラッカ加刷3cが問題です。旧英領の占領地切手は著名なコレクターであ
ったRowellが、切手の裏にMDRとサインをしていることがあります。これはしばしば高価
な切手になされているため、真偽の判定に役立つことがありますが困ったことに鉛筆書き
であるため、サインの偽物が存在します。本品も裏にMDRと鉛筆書きされていましたが筆
跡が疑わしく、偽サインの可能性があります。

6) ジャワ アデック刑務所から
本品は刑務所からのはがきで、他にストラスウエーク刑務所の検閲印が押されたのもあり
ます。ジャワを含め、南方占領地には敵国人を収容する収容所がありました。収容所から
はいくつかの制限があるものの、郵便物を差し出しすることができました。刑務所と収容
所の違いは判りません。

7) スマトラ ×加刷

スマトラ西海岸州ではオランダ女王の顔を抹消するような加刷がなされましたが、どれだ
けの印が使われたか、局によってどうであったかなどはまだ未解明の部分があります。本
品はいずれも未報告のもので、占領初期に棒を組合せて×にしていることが特徴です。ま
た踊り子図案の切手に×加刷がされたものも回覧されました。

8) スマトラ 八紘一宇4銭使用
南方占領地では東郷5銭を除き、2次昭和切手はほとんど見られません。スマトラでは女工
1銭や地図10銭切手が郵趣的使用などで若干見られますが、八紘一宇4銭はほとんど見られ
ません。本品はブキチンギの消印が見られるものです。

9) フィリピン 満洲切手のFDCに
本品は日本郵便切手会の満洲切手FDCです。しかし、右下に注目すると占領下フィリピ
ンでFDCなどを精力的に作っていたAfran stampのハンコが見られます。本品から、占領
下においてフィリピンではAfran stampが日本勢力圏の切手を取り扱っていたのではないか
という推測ができます。他のFDCにも同様のものがあるのか発見が待たれます。

話題は主に以上でした。
次回の開催は3月24日水曜日の20時から、です。

南方占領地切手コレクターズクラブ第8回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ第8回ZOOM例会レポート

2021年1月27日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は8名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)フィリピン 米軍接収カバー

ヤフオクにレイテ島内便の米軍接収カバーが出品されていたことに関連して、米軍接収カバーの回覧がありました。どれもBASE 1993 AEMYの印が押されており、戦後の日本におけるGHQと同じように開封した後にテープで封をしてあります。

2-3)海軍地区 加刷違いペア

海軍地区は蘭印の切手に錨の加刷をして切手を使用しました。その際に、地区ごとで加刷の形が異なっています。セレベスの加刷やボルネオの加刷はペアで加刷が異なる、というようなものがある、ということで回覧がありました。2)はセレベスの加刷で、3)はボルネオ・Pontianakの加刷です。上下の切手で加刷の形が異なる様子をお楽しみください。

4)スマトラ 西海岸 加刷違いブロック

スマトラの西海岸では「大日本郵便」という加刷が蘭印切手になされましたが、サイズ・字体が10種類ほど存在します。ブロック上でサイズの異なる加刷のなされたものの回覧がありました。

5)ビルマ 農耕切手 縞紙

ビルマの農耕切手は一部額面に縞紙が確認されています。しかし、この切手は戦後のリプリントが多く判別が難しいです。特に縞紙は未使用がほとんどであり、使用の実態もよく分かっていません。

6)ビルマ 農耕切手 30c 色違い?

ビルマの農耕切手の30cは普通、緑色です。しかし藍色とでもいうべきものの回覧がありました。同じようなものをお持ちの方があれば是非ともコメントを下さい!!

7)ビルマ 紋章切手

ビルマの紋章切手も偽物が非常に多いです。この切手はイギリス領時代の封皮に貼り付ける目的で発行されましたが、封筒に直接紋章の図案を印刷したものの回覧がありました。紙質は当時使われていた封皮に酷似しているものの、図案の細部が異なるということで偽物であろうとのことです。関連して、紋章切手の回覧があり、本物は王冠の周りに赤いもやが無く、また目打ちのあたりに赤い印刷がなされているものが多いです。

8)北ボルネオ 不足料切手

北ボルネオは不足料切手が加刷されて使用されましたが、収集家用に作られたと言われています。本品は無加刷で1943年の消印が押されていました。APOの消印がなされているため、オーストラリアなどに持ち込まれた切手に押印されたものと推測されます。

9)スマトラ 西海岸 加刷もれ

蘭印の航空機30cはテートベッシュの変則シートであったためか、しばしば逆加刷や加刷漏れが見られます。本品はスマトラの西海岸の大日本郵便加刷でした。

10)スマトラ ×加刷 エンタイア

スマトラの西海岸ではオランダ女王の顔に様々な抹消がなされました。この切手の為替使用や未使用はかなり残っていますが、封筒に貼られたものは少ないです。

11)北ボルネオ 北ボルネオ加刷 定常変種?

北ボルネオでは昭和切手に加刷されたものが使われていましたが、台切手の定常変種が同様にあるかどうかは研究が進んでいません。今回話題になったものは残念ながら偶発変種のようでしたが、他の額面で変種が見つかるでしょうか?情報お待ちしております。

12)ビルマ 非占領地域の実逓便

第7回Zoom例会で紹介されたものです。HAKAから差し出された書留カバーです。

13)スマトラ 西海岸 ×と大日本郵便加刷

新女王17.5cにスマトラ西海岸で×と大日本郵便と加刷したブロックです。特筆する点として余白に×加刷がなされています。

14)マライ 正刷切手にトンボ?

マライの正刷切手普通切手は一部シートの耳紙にトンボのようなものがあることが確認されました。参加者によると2c,3c,4c,10c,30cに確認されました。他の額面にもあるでしょうか?お持ちの方がいらっしゃれば是非コメントをお願いします。

15)スマトラ 西海岸 大日本郵便はみだし加刷

スマトラの西海岸(リオ州)では大日本郵便加刷がなされましたが、一部は為替証紙に切手を貼ったのちに加刷が行われました。この加刷が見られるのは一部の局と期間に限られます。

16)マライ 漢字加刷 加刷ずれ

マライの漢字加刷は一部額面に加刷ずれが見られます。本品はマライ連合不足切手の15cです。

17)マライ ジョホール 25/30c 使用済み

マライのジョホール切手は主に印紙として使われました。本品も印紙として使用されたものです。

18)マライ ローマ字加刷 偽物

マライのローマ字加刷はしばしば偽物が見られます。ペラ―の5c切手の逆加刷を装ったものですが、MALAYAの字間等が本物と異なります。ご注意ください。

19)ビルマ 無加刷使用

ビルマの8アンナ切手の無加刷使用ですが、日付が1942年2月で日本軍占領以前のものです。

20)海軍地区 為替証書

セレベスのマカッサルからジャワ宛ての為替証紙です。占領後期のものであり、なおかつ海軍地区からジャワ宛ては少ないです。

 

話題は主に以上でした。

 

次回のZoom例会は2月24日20時からです。

以下は取り上げられたマテリアルの画像の一部です。

南方占領地切手コレクターズクラブ第7回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ第7回ZOOM例会レポート

2020年11月26日 8:00PM~10:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。 ※今回から開始時刻が早くなりました!!

 

参加者は8名でした。

 

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)ジャワ 不足料切手貼カバー

不足料切手貼のカバーはどの地域も多くありませんが、ジャワはひときわ少ないものです。このカバーは転送便なので、2度不足料が徴収されたと考えられるものです。

2)スマトラ バンカビリトン加刷ハガキ

バンカの加刷ハガキに新女王切手10cが貼られたものです。この時期の昭南宛はスマトラ宛て料金と同額ですが、戦前は外国扱いであったので、貼り足したのではないかということでした。

3)スマトラ バンカビリトン加刷 封緘 切り抜き

スマトラの封緘ハガキは一部料金についてわかっていません。本品は2c切手が貼っているものの、消印が押されていないので、ただ貼り付けただけだろうとのことです。

4)スマトラ バンカビリトン加刷 ロット

大コレクターのロットからです。コルフ不足料切手1cにバンカ紫加刷は日専未掲載です。

5)ビルマ 非占領地域の実逓便

ビルマはマライやスマトラと違い、日本軍がすべての地域を占領していません。非占領地域では英国式郵便事業が継続していました。このカバーはビルマのChin Hills に宛てられたもので、良い値段になっていました。

6)フィリピン? 新切手?

Ebayでフィリピン発行の切手として販売されていたものです。しかし、説明が間違っていて、実際はドイツのノートゲルトのたぐいだと思われます。

7)フィリピン 軍事郵便

フィリピンで現地印刷された軍事郵便はがきについて、料額面に図案の印刷されたものがあります。発表者が2点持っていますが、他の図案はありませんか?もしあればコメント等でご連絡ください。

8)海軍地域 ジャワ正刷ハガキの海軍地域使用

ジャワ正刷ハガキを海軍担当地域・セレベス島のマカッサルで使用したものです。南方切手で他地域に切手・葉書が持ち込まれて使われたものは稀にありますが、どれも貴重なものです。

9)北ボルネオ 昭和切手の使用例

昭和切手の北ボルネオ使用で、Labuanとコーラブライトの消印が押されていますが、残念ながらどちらも偽消しではないか、とのことでした。北ボルネオ使用に限らず、昭和切手の南方占領地使用はたくさん偽物があります。入手には注意しましょう。

10)フィリピン 昭和切手の使用例

昭和切手の使用例です。南方地域では地域によって昭和切手の使用量が全く違い、難易度が異なります。フィリピンの使用は最難関ですが、単片は真偽の判定が非常に難しいため、できるだけオンピース、可能な限りエンタイア、で完全な形での収集が望まれます。

11)マライ 昭和切手の使用例

3連続で南方切手の昭和切手の使用例です。マライの昭和切手使用例は多い方ですが、本品はケランタン州のPasir Mas局使用で使用量の少ない局です。

12)海軍地域 無加刷切手使用例

西ボルネオSanggau(1942年8月25日)から同Pontianakに宛てた書留書状です。海軍地域の無加刷使用は珍しいうえに、完全な美しいエンタイアです。

13)スマトラ アチェ星と大日本枠付きの加刷された転居ハガキ

切手でもアチェ星と大日本枠付きの両方が加刷されたものは珍しいですが、転居ハガキに両方が押されたものは非常に珍しいです。

14)スマトラ バンカ加刷ハガキ

蘭印ハガキに赤色のバンカ軍政部印、紫色の2が加刷されたものです。日専未掲載の新発見のものです。

 

話題は主に以上でした。

次回の開催は 12月23日 20時からです。

 

また、12月14,15日に南方の大コレクターの収集品展覧会があります。

スカイツリー9階の郵政博物館で実施されますので、南方切手にご興味がある方は是非ともお越しください!!

以下は今回話題に上がったものの画像です。順番に1)~14)となっています。

南方占領地切手コレクターズクラブ第6回ZOOM例会レポート

南方占領地切手コレクターズクラブ第6回ZOOM例会レポート

2020年10月28日 9:00PM~10:40PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。

参加者は5名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1) フィリピン 最近のオークションから
参加者の一人がフィリピンミンダナオゲリラ切手6枚貼カバーを見事落札しました。数枚貼りでも少ない本切手ですが、これは文句なしの最大ブロック使用済みです。

2) マライ タイ占領下収入印紙 各種
マライで切手とは別に作られた収入印紙について回覧がありました。特にタイ占領下のものはどれもマレーシアやタイで人気とのことです。

3) マライ ジョホール6c/10c切手
この切手は古くから存在が示唆されていたにもかかわらず、実物は未確認でした。今回ついに姿を現し参加者の手にわたりました。

4) フィリピン? 東郷4銭切手帳
フィリピンはアメリカ領だったため、アメリカの消印と酷似しているものがあるようです。本切手は一見するとフィリピンの地方局の消印ですが、よく見ると上部にU.S.らしき文字が見えるため残念ながらフィリピン使用ではないようでした。もしフィリピン使用の切手帳が出てこれば大珍品です。

5) スマトラ インククロス切手の使用済みブロック
先日終了したネットオークションのものです。スマトラのインククロス自体がたくさんある切手ではありませんが、ここまでたくさん張り付けられた使用済みは多くありません。残念ながら日本に里帰りはできなかったようです。

6) マライ シンガポール版の2c切手の使用済み
マライのシンガポール版切手は2cと4cの2種が存在しますが正確な発行時期がわかっておらず、8月15日以降の消印しか見つかっておりません。本品はそれらの記録を大きく塗り替える1944年の日付のものでしたが、印影におかしな点が見られることから偽の消印を押印したものとみられます。

7) マライ 軍政部単枠印 トレンガヌ$5 タイプ9黒
過去のオークションからで、トレンガヌ$5切手にタイプ9黒の加刷は未見のものです。しかし残念ながら出品者引きになってしまいました。

8) マライ 漢字加刷 横日について
マライの漢字加刷には4種類の版があると考えられています。その中でも横日加刷は最も早い加刷の版にのみ見られるバラエティーのため、数が少ないです。

9) マライ マライ宛電報
マライ宛電報ですが、名宛人は収集界でしばしばみられる人であり、非常に信憑性の高いものです。マライのペナンから東京の荏原に宛てて送られたようです。

10) 北ボルネオ 3行加刷に1行加刷ペア 一方加刷漏れ
ネットオークションで、北ボルネオ1行加刷の一方加刷漏れペアなどが出品されました。これはそのうちの一つです。

話題は主に以上でした。

以下は順に3,4,5,6,7,9,10の画像です。

次回の開催は 11月25日水曜日 21時からです。

南方占領地切手コレクターズクラブ 第5回Zoom例会レポート

2020年9月23日 9:30PM~10:40PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。
諸般の事情でイレギュラーな開催時間となりました。参加者は7名でした。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1) 海軍地域 ロンボック太陽加刷切手 封書使用
蘭印の数字5セント切手にロンボック太陽加刷のなされた縦ペアの封書使用です。ロンボック島のアンペナンからジャワのスラバヤ宛てであり、ただでさえ稀少な太陽加刷の封書使用という珍品です。過去の海外オークションで当該マテリアルが100万円相当で出品されたことがあります。
2) 自由インド 1R+2R プルーフ
通常、自由インド仮政府切手1R+2R切手は黒・橙・緑色で印刷されていますが、当該マテリアルは黒色部分が紫色で印刷されているものです。

今回は主に現在開催中のオークションの話題が中心となったため、話題は以上でした。

次回の開催は10月28日水曜日、21時からです。

以下は上記マテリアルの画像です。

 

南方占領地切手コレクターズクラブ第4回Zoom例会レポート

2020年8月26日 9:00PM~11:00PM 開催の『南方占領地切手コレクターズクラブ』のレポートです。
参加者は8名で、南方占領地域の切手や使用例の話題でにぎわいました。

以下、話題に上がったマテリアルについて順番に書き記していきます。

1)スマトラ 大日本枠無し加刷(T2)と枠付き加刷(T3)との二重加刷
踊り子7.5cにスマトラ東海岸州の加刷が2つ押されたものの発表がありました。
日専未収録であり、新発見です。

2)スマトラ バンカビリトン軍政部印加刷のロット
オランダ不足料切手にバンカビリトン島の軍政部印が紫で加刷されたロットです。
このうち、コルフ印刷局製の1c,20cは日専未収録のものです。

3)スマトラ 1次昭和切手の大正池5銭切手とマライの軍政部単枠加刷切手貼エンタイア
フロントカバーとのことですが、スマトラの東海岸州内同士の使用例であり、どちらの切手も実逓便は少ない貴重なものです。左上の紙片は許可された言語以外で封書を出してはならない、といったことを述べています。

4)スマトラ 各種切手貼のソ連参戦記念カバー
1次昭和切手の大正池5銭と法隆寺25銭、無加刷の蘭印切手が貼られたエンタイアです。左上にソ連が対日参戦を表明したことを取り上げているカバーです。

5)マライ 漢字加刷 ネグリセンビラン2c/5c切手の変種?
左の切手のcts.のピリオド部分がカンマ「,」のように見える単片です。
同様の変種を持っている参加者がいたため、ひょっとすると定常変種かもしれません。
どなたかお持ちの方はいらっしゃいませんか?

6)海軍地域 為替証書 マカッサル郵便局長印つき
為替証書の上部にマカッサル郵便局長印が赤で押印されたものについて話がありました。他に黒で押印されたものが参加者から提示されました。

7)マライ 2次昭和切手他の持ち込み使用例
マライに持ち込まれた2次昭和切手の使用例が紹介されました。八紘一宇4銭や少年兵15銭、靖国17銭、凹版灯台40銭といったものに特印が押印されたものでした。

8)ビルマ 東郷5銭切手に5c黒加刷切手のエンタイア
タウンジイ局で引き受けられた郵便物ですが、消印が怪しいということで疑問品です。しかし、裏のYAWNGONの着印は真正品では、ということで真偽不明でした。
どなたか当該の消印と同じような消印の押された単片やカバーをお持ちではないでしょうか?

9)ビルマ ミョーンミャ局の孔雀加刷切手
この加刷には孔雀の右肩に切り込みのあるものと無いものがあります。一時期は切り込みの無いものが偽物といわれていましたが、印影の特徴がほぼ一致しているため真正品ではないかとのことでした。

10)ビルマ 日本記念切手・靖国神社75周年切手のビルマ宛エンタイア
日本内地からビルマに向けて宛てられたエンタイアです。このような封書に日本の郵趣化が返信用に種々の切手を同封したことで、南方での日本記念切手などの使用例が残されたのではないかと考えられています。

11)フィリピン 1銭5厘楠公はかきに田沢5厘切手を貼ったManila局差出ハガキ
フィリピンの郵趣家から日本に宛てられたハガキです。これらのハガキ、切手はフィリピンでは販売されなかったので、持ち込み使用例です。

12)香港 切手印面塗りつぶしカバー
香港から中国に宛てられた郵便物は切手の印面を塗りつぶされました。これは日本の香港占領を認めない中国側によるものですが、料金は有効のまま送達されました。過去のスタンペディアオークションでは珍局として名高い九龍城差出の同様のカバーが出品されました。

13)フィリピン 不足料切手二重棒抹消切手
この切手は偽物が非常に多く、未使用は非常に危険です。画像のオンピースは他の切手、消印は真正のようですが、当該切手の加刷はやや疑わしいものです。

話題は主に以上でした。

今週末の金曜日(8月28日)、当例会の参加者がYouTubeで南方占領地切手の主にマライ切手について講演をするとのことです。是非とも皆様もご覧ください!!

米粒写経チャンネルで視聴できるとのことです。参考までに前々回の講演のURLです。

 

以下は上記マテリアルの画像(一部)です。