外国切手研究会 第36回Zoom例会レポート・後編

20201226日 2000PM – 22:00PM開催『外国切手研究会 第36Zoom例会』レポート後編です。参加者12人中6人の発表で質疑応答が有りました。

4人目)前記の話題から、自分のコレクションよりA.P.O 関係のカバーを紹介、質疑応答より差出地のA.P.O331は沖縄キャンプ・フォスターの施設が有った局で現在は嘉手納基地の場所、枝番の-3に関しては詳しく分かってないとの事です。

本年度入手した最後の書籍文献を紹介、1冊目は表紙の孫文切手目当で入手、PHILANIPPON’91でも展示されており、当時も非常に興味ある切手だったとの事。

2冊目、以前話題に出た新潮社2009年発行「満州朝鮮復刻時刻表・附台湾樺太復刻時刻表」、当時の時刻表が殆ど載っており、樺太は国鉄だけでも6路線も有った事などが分かる、鉄道だけでは無く船の航路、空の航路も網羅しておりとても良い書籍との事です。

5人目)最近入手の個人的に面白いと思えるカバーを紹介。

1通目、1961年ガーナのアメリカ宛実逓書留FDC、余り見かけない国の上、書留ラベルが裏に貼られている。

2通目、1973年西ベルリンの実逓FDC、差出人戻しになっており、尋ね当たらずを表す目打付のラベルが貼られている、このラベルのバラェテイなど有るのか興味が有る。

3通目、1961年西ドイツの実逓FDC、これも差出人戻しになっており 、裏面に押されている返送理由を表すスタンプが面白い。

4通目、1945年発行ドイツフランス占領地切手貼、実逓便で上部に押されているビジネス?の意味のハンコに興味を惹かれた、自分でも調べている所で、情報も募集中です。

5通目、1947年発行ドイツフランス占領地バーデン地区切手貼、表と裏に押されているハンコから公用便かも?と思ったが、こちらも調べている所で、情報も募集中です。

6人目)前回の続きで、南方占領地の台切手から北ボルネオの部分を紹介、日本の南方占領地切手収集家や日本軍が北ボルネオ呼んでいた地域は、元の植民地の区分けでは4つの地域を統合した地域となり、イギリス保護領北ボルネオ(ノースボルネオ)、イギリス保護領ブルネイ、サラワク王国、ラブアン島の4地域、故に台切手も大きく4つの分類となり、戦前の事が分かっていないとこの辺りの事情が理解し難いと思われる。

これら4つの地域の台切手を紹介、ラブアン島に関しては英領海峡植民地・ジョージ6世シリーズを台切手として、其々のエリアで地方加刷された物が使われた。

1人目その2)前記の話題から、自分のコレクションよりA.P.O 関係のカバーを紹介、1945818日アメリカ航空切手貼、A.P.O245は篠原宏著「大日本帝国郵便始末」によると伊江島で1945612日開設、1946220日閉鎖との記載。

今回は以上です。詳細は下記画像をクリックして頂ければ大きな画像で見て頂く事ができます例会内容に興味が有る方や御質問、感想等頂ける方、些細な事でも結構ですのでコメントをお待ちしております。